モザンビーク・海岸線沿いを南下する マシシェ・シャイシャイ

東南アフリカ諸国
スポンサーリンク

楽しかった中部の都市ベイラを出て、首都のマプトを目指す。

5月23日。ベイラを出発前に、ジーニョの家に行ったが、本人はいなさそうだということで、そのままベイラを去ることにした。

モザンビークを縦貫する国道1号。道路は時々穴ぼこが多いが、制限速度60~80キロなので、125㏄だと快適!

それにしても、どこか速度標識が日本っぽい。

国道沿いの食堂で昼食。

Feijão(フェジョン) Frango(チキン)とマサ(ウガリ)で360円。それぞれ50と70で120メティだが100(360円)に負けてくれた。

フェジョンはただのベイクドビーンズだけど、気分的にブラジルのフェジョアーダを思い出す。そして、モザンでも近隣諸国のようにウガリがあったのがうれしい。

 

軍の検問所で野宿させてもらう

Saveという大きな川に大きい橋が架かっているが、そこが検問になっている。なお、Saveの読みは「西武」ではなく「サベ」らしい。

もう夜になって暗いし、このあたりに宿はなさそうなので、検問の近くにある宿舎に頼み込み、空き地にテントを張らせてもらう。

当直の若き兵士から、たき火にあたりながらお茶とパンをいただく。せっかくなので自分が持っていたビスケットを兵士と一緒に食べた。まさにアフリカの夜である。

茅葺でできた囲いがあって、そこがバスルーム。シャワールーム(湯浴び場)とトイレが別々になっている。夜空の下、兵士からもらった湯で浴びる。

気持ちいい!さっぱり!感謝の気持ちを込めて兵士に志として20メティ(72円)あげた。

テントに戻って寝るが、夜中からのどが痛み出した。

465km

 

5月24日

6:10起床。18度。検問所の野宿は意外にも快適に眠れた。

7:40出発。我がe-storm125は、タンクの大きさと燃費の良さで、マンタンで500㎞以上という、自動車並みの航続距離だが、いざ給油しようとすると、GSがつぶれてて、ガソリンがなくなり始めた。

が、次の町ビランクーロまでは持ちそうもない。かといって小さな村にはガソリンスタンドがない。

道路沿いにはフラスコに入った燃料を売っているが、そこはディーゼルしかない

ガソリンはどこで売ってるかと聞くと、案内してもらったのは民家。そこで給油。

ビランクーロの町

についた。海岸沿いの雰囲気は、どこか沖縄を思い出す。緯度的にも同じだし。

そんな昼下がり、海岸では小学生女子らが海の家風のバーから流れる曲にあわせて、砂浜で輪になって踊っていた。おもろい。

あまりに器用に運ぶ漁民

謎のバッグを持っている女子高生を発見。どんなものかというと・・

手作りと思われるバッグが、チェ・ゲバラ。これを撮りたかったのだ。

渋すぎる。そんな革命系JKに、カストロ議長もさぞよろこんでることだろう。

https://tabi1.com/fidel-castro

そして、街中の海沿いの食堂は、大当たり。

それは、御飯の上にトマトと玉ねぎとにんにくを炒めたソースと、揚げ魚が乗っている定食だが、これがめちゃくちゃうまい!!しかも108円と安い!

あまりにうまかったので、しばらくして食堂に戻って、もう一度同じの食べて、満腹。大満足。

モザンはまずいものが多いけど、時々美味いものもある。

 

20時半ごろ、24時間営業のガソリンスタンドの裏の敷地にテントを張らせてもらう。

夕食はチョコウェハース72円。

22:40寝る。走行385km

 

5月25日

6:10起床、気温20度。問題なく朝がやってきた。しかも快適に眠れた。テントをかたづける。

7:50発。町中のベーカリーは造りたてのパンを求めて朝から繁盛している。焼きたてのパンを買って朝食。やはりモザンビークのパンはうまいし安い。まわりのアフリカの国々とちがい、モザンに限っては、主食はウガリではなくやっぱりパン、そしてライスである。

8:25町を出る。

10:09Maxixe マシシェの町。海沿いの町。12時ごろまで散策。

マシシェに浜辺のキャンプ場があったが、高そうなのでシャイシャイまで行くことに。

マシシェの港沿いには露店が多くでてる。そのうちのマドレーヌ風カップケーキ売り。1個たったの7円なので、4つ買う。味はまあまあ。

そのあと別の店で、バニラ味の飲むヨーグルトを買ったが、250mlで90円と高い。見ると南ア製だった。

昼食は、マシシェの下町の中で見つけた食堂。Beef&Rice 180円。これなら安い。

19:40Xai-Xai シャイシャイの海辺のキャンプ場到着。宿泊客皆白人。ほとんど南アからだ。
22:30頃寝る 潮風なので風もぬるい。蚊や物音で目覚める。晩秋なのに気温も高めで、のどがベトベトして、意外に寝苦しい。

走行389km

5月26日

7時半起床、24℃。海辺のキャンプ場は、潮騒の音が聞えてなかなか落ち着く。

でもとなりの南アの白人のおっさんが、ちょいとうざい。まあ、ヌシはどこにでもいるもんだ。

ふと、愛用のMPプレイヤーを見るとヒビが。さらにテントのチャックが壊れた。
そしてベイラで買ったペテンタイヤも1000キロしか走っていないのに大分減っている、モザンビークでは粗悪品しか売っていなく、安物買いの銭失いだ。余計な仕事が増える。

ああ、心もアイテムも磨り減っていく。すべてに疲れてきた。もう帰りたい。でももうここにくることはないだろうから、悔いのない旅をしたい。

海辺のキャンプ場で静かで落ち着くはずなのに、気がめいってばかり。

ここにいるとまたダラダラしてしまいそうで、一日を無駄に過ごしたくはないと思いつつも、いつもの優柔不断のくせで悩んだが、結局もう一泊する事に決めた。

そうなると不思議と気分も落ち着いた。旅はそんな連続だ。

静かだし、電源も使えるのでこうしてテントの中で音楽聴きながらパソコン打っている。PCでゲームも出来る。リラックスできる。

これから海のあるところじゃないし、ここでもう一泊して正解だったかもしれない。のどの痛みも取れてきた。風邪も治ったらしい。

スポンサーリンク

日本とは対極的な食文化

シャイシャイでは、国道沿いのレストランに入る。テレビを見たらCARASというドラマをやっていたが、どこの国の番組だろうか。(検索して調べたら、ブラジルのドラマだった。)

あっさりしたメニューもなく、判るのは昔日本でも流行ったチョリソぐらい。注文すると、脂がしたたるチョリソに脂っこいポテト。見ての通り、高カロリーのオンパレード。

マラウイで出会ったタビゴコローズ夫婦が言うように、ヤサイが全然ない。

まあうまいことはうまいけど、こんなにまで油ギッシュだと、人によってはもたれてとてもくえないだろう。もううんざり、げんなりしてしまう。でももちろん全部食ったけど。

日本で同じメニューを出したら脂はひかえているのだろうが、ここではモロに油ギッシュ。
ふとまわりの女を見たら、みんな太っている。こんなもの食ってればあたりまえなのだろう

日本の場合は、食文化もちがう。あっさりしているし、生鮮食品も多い。中年になっても常に太らないよう努力しているので、えらい。

しかもこれで396円とミルクティー54円だから、ジンバブエのサザビーフとかに比べると本当に高いし不健康。タイなら半額以下なのに。

文句ばっかりになってしまうが、めしも不味くて高い国には多分もう来る事はないだろうから、いいか。

今日高カロリーで食べた分、食べる量をさらに制限しないと、太っていては日本に帰れない。夕食は4個18円で買ったみかんだけだ。

Loading