新NISA成長投資枠でS&Pは円・ドルどちらで買うのが得?米国株式楽天

つみたてNISA・投資
スポンサーリンク

NISAを研究するたびいちが、かゆいところに手が届く技を、初心者の方でもわかりやすく解説!

S&P500やSPYは、円とドルどちらが得になるか?を計算しました。

ただし、あくまで素人の計算でざっくりとしたものなので、目安としてご承知ください。

 

新NISAによって、旧NISAではどちらかしかできなかった
「つみたて投資」「成長投資」の両方が利用できるようになりました。

そのため、経験者の中には

「つみたて投資枠だけでは飽き足らず、成長投資枠にも挑戦したい」
「早く成長投資枠を使って、早くお金を増やしたい」

という方も多いと思います

そのため成長投資枠でS&PやSPYなど人気ある米国株式を買う場合
決済方法は円で買うか?ドルで買うか?という選択に悩むと思います

そこで、

ドルで買うか円で買うか どちらが得?

になるか計算してみた結果、

ズバリ先に答えを言いますと、単純に手数料だけで言うなら大ざっぱに

32万円以上投資するなら「ドルで買う」
32万円以下投資するなら「円で買う」

のが得となります。

注:ただし、NISAが初めての方と、または数千円や数万円程度の少額投資で始めたいという方は、まずは経験者向けの成長投資枠ではなく、つみたて投資枠から始めることをお勧めします(くわしくはこちら↓)

新NISAのつみたて枠と成長投資枠、初心者や素人はどちらがおすすめ?
今年から一気に拡大された新NISA。私たびいちのNISA経験をもとに、かゆいところに手が届く情報を、初心者の方でもわかりやすく解説します!新NISAによって、旧NISAではどちらかしかできなかった「つみたて投資」「成長投資」の両方が利用でき...

まずは手数料で見ていきましょう

たとえば、いま人気のある
「SPY / SPDR S&P 500 ETF」
を楽天証券の米国株式の成長投資枠で買いたい場合、
価格が1株500ドルと仮定して、2株で1000ドルで買うとします。

その場合、買い注文のさいに

「円で買う」を選んだ場合は

予想受渡代金150,391円=(500.00USドル×2株+4.95USドル)×148.17円/USドル×1.01
(指値 × 株数 + 手数料)× 参考為替レート × 為替掛目
手数料4.95USドル
参考為替レート148.17円/USドル(02/07 15:10)
と出てきました

「ドルで買う」を選んだ場合は

予想受渡代金 1,004.95USドル = 500.00USドル×2株+4.95USドル
指値 × 株数 + 手数料
手数料 4.95USドル
参考為替レート148.17円/USドル(02/07 15:10)
と出てきました

 

ドルで買う場合は当然ドルを買い付けしてドル資金を用意する必要がありますが
では日本円でいくらになるのか?

外貨購入時にある
「簡易為替シミュレーター」で計算すると
計算機のような画面が出てきます


参考為替レートのところは「147.98」と自動的に反映されてたので
1004.95ドルは148712円と計算されました
(レートが147.98なのは外国為替買い注文のため。因みにレートが148.17の場合だと148903円です。なお、23時50分に改めてチェックしたら、ページの一番上に表示される円相場147.72円(23:50)の時、「円で買う」の参考為替レートは148.00(23:50)と、円相場の28銭(別の時間だと26銭)の割増し。外国為替買い注文レートだと147.77(23:50)になり、円相場の5銭増しで、円で買う時のレートよりも安くなるがリアルタイムになるため刻々と変わる)

つまり、1000ドルの株を買うと(円相場約147.89円の場合)
「円で買う」 150391円
「ドルで買う」148712円

ドルで買うのほうが1000ドルあたり1679円得します
10万円あたりに換算すると、約1134円得します

しかし、

手元にお金が必要になった場合は米国株を売ってドルから円にして引き出さないといけないので、外貨出金手数料が発生します

それがUS25ドル(約3700円)です

参照元:
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/pay/forex_pay.html#skip02_01

そうなると

投資額が約32万6000円以上で「ドルで買う」が得、それ以下だと「円で買う」が得になります

 

「円で買う」のメリットデメリット

「まずは何万円かお試しで小さく成長投資枠にチャレンジしてみたい」
「20万程度の投資で充分で、あまりこまかい事は考えたくない」

という方向けです

しかしデメリットは何度も売買するとその都度手数料がかかるし、約32万円以上になると「ドルで買う」のほうが得になります

「ドルで買う」のメリットデメリット

あらかじめデッカク50万円や100万円以上S&Pなどに投資できる人や
何度か売り買いをする人は、ドルで買ったほうが得です。

しかしデメリットが
「円からドルに交換してから株を買う」
というプロセスや、資産がドル建てなのでいちいち円に計算するのががめんどうなのと
円ドルの為替相場に気をもむこと。

「どのタイミングで円からドルを買うか?」
「どのタイミングで株を買うか?」

というのを2度も決断しないといけない
これが実に悩ましく、精神的に負担になるんですよ。「あの円高の時にドルにすればよかった」とか「安かったタイミングで買っとけばよかった」などと後悔したりします。

ドル円も何年か前は1ドル110円だったのがいまでは150円弱と値動きが激しいし、この先円安か円高になるのか、どう転ぶかはわからない。

ただ、10年や20年というスパンで見た場合は、個人的には資源も人口も能力もあるアメリカは強いままだと思いますが、これも何かのきっかけでどうなるかはわかりません。

スポンサーリンク

結論

以上の通り、だいたい40万以上投資できる人はドルで買うのが得策ですが、投資に回せるお金が少なく、少額でやりたい人は、円で買うになります。

しかし!かといって少額なら無理に成長投資枠をやる必要は無いです。

まずは先に簡単で手数料のかからない「つみたて投資枠」からはじめて、フル活用しましょう。

逆に投資資金がたくさんある方は、

まずは先に年120万のつみたて投資枠を全額使ってから成長投資枠で40万円以上でドルで投資するのを個人的経験上おすすめします