「好きなことやれないサイクル」を下手に抜け出すほうがヤバい

時事問題
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ちょうど一年前、

「いよ!ナメてるね賞」

を送りたいぐらいにビッグマウスを叩いていた人がいたので、たびいちドットコムで取り上げていたのですが、

果たしてあの人は一年後、どうなったのか?

たびいちドットコム版

「あの人はいま」

まずは、昨年2月に書いた記事は、以下になります

 

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2月13日の記事より

好きなことで、生きるべく、日々精進中のたびいちですが

この「かずかず」氏も、好きなことで生きていこうとしてる方のようでして

かずかずのたまご~road to プリケツ~

日本の『好きなことやれないサイクル』はヤバい。年を取れば取るほど取り返しがつかなくなるので、若者の皆さんは早めに抜け出してください。

 

ただね、この記事読んでると、どうしてもツッコミどころがあったので、書いておきます。

 

実は私も昔、期間限定だけど、豊洲のIBMで働いてたことがあるのだが、彼は新卒で採用されながら一年も経たずにIBMをやめたようで、勿体無いな~と思う。

なぜならほかの会社に比べれば、IBMは待遇もよく、格段に風通しの良い会社ですからね。

といっても、IBMは成績不振だと突然クビになるらしいから、クビになるまで働くなりして、IBMをやめる前にしっかり経験と金銭的蓄えを作っておけばよかったのに、と思う。

 

好きなことをビジネスに、というのは、はっきりいって、甘くないです。

自分もかつてタイ古式マッサージの個人事業をやってたり、いまもサイト運営をしてるのでわかるのですが、まだまだ全然金になりません。

 

かずかず氏はエリート校に進学してIBMに勤めていたので、多少の自信はあると思われますが、

平凡な人がそれを鵜呑みにして真似すると、かなりしんどいと思うよ。

ほかにも

最近ある友達の就活終わったのですが、それが本当に「どうして??」 って感じの結末で。在学中に演劇で才能を開花させた彼が、なぜか就活に振り回されて就活浪人までして4月からサラリーマンになるんですけど、彼は確実に劇場でスポットライトを浴びているべき人間なんです。普通に就職するという報告を聞いた時、本当に悲しかった。

 

演劇とサラリーマン。どっちが自分にとって人生のウェイトになるか。どっちが収入になるか。

だからその友達は、就活をチョイスしたんじゃないですか?

就職したからって、演劇の道を閉ざされたわけじゃないのよ。

社会人を続けながら、週末に演劇を続けて、劇場でスポットライト浴びる事だって出来るわけです。

仮にね、会社員ではなく、劇団に入って、「演劇では食っていけない」と判った場合、「やっぱりあの会社で正社員で働きたくなった」と思って中途採用で再就職しようとしても、ほとんど難しいよ。

逆に、サラリーマンを辞めてから、劇団に入るのは、超簡単だよ (勿論演劇で大成できるかどうかは別問題)

 

そして、「いよ!社会をナメてるネ」とおもったのは、

 

ただの友人とちょっと食事行く度に毎回エンターテイメント性入れてくるめっちゃ頭キレて出会いに貪欲な友達が、毎日つまんない銀行業務やってるのとかもはてなマークの嵐です。出会い系アプリの企画に最先端で関わってたほうが絶対あんたの能力活かせるでしょ、みたいな。(あ、ちなみに一億総”出合い系”社会がもうすぐ来ます!)

 

じゃあ、

「堅実で安定している銀行マン」

方や、「出会い系」アプリを作ってる人

 

さあ

世間ではどっちを評価するでしょうか!?

どっちが社会的に信用されるでしょうか!?

どっちが職歴になるでしょうか!?

どっちと結婚したいでしょうか??

 

答えはいちいち言わなくてもわかりますよね???

 

 

なので、

まずは、ちゃんとした会社で働いてみることです。

もちろん、ちゃんとした会社でも、理不尽な目や、いやな目にもたくさん遭います(笑)

だけど、社会人としてのマナーややり方も身に付くし、堅実に過ごせば、ちゃんとお金も貯えられるので、そこである程度働いてから仕事を辞めて、世界中を旅して見聞を拡げるなり、ビジネスの準備金に当てるなりすればいいわけです。

もちろん、サラリーマンのほうが合ってるな、と思ったら、ずっと定年まで働いて、妻子を持ってマイホームを買って幸せ家族を目指すのも、すばらしい人生です。

 


ボロトラックに載せられる女性たち(インド・グジャラート州)

これはラッシュアワーの埼京線よりも大変だ。

DSCN7900


社会経験をつむことの意義として、

社会人のマナーを身につけてから好きな仕事をやろうとするのと、

社会人のマナーを身につけずに好きな仕事をやろうというのでは、

全然意味合いが変わっていきます。

個人で事業をやるとなると、必ず営業もしなくてはなりませんからね。

 

まあ、じつは私も、世間知らずの若者でした。

小型バイクで世界一周したら、世界一周日記を出版して、トラベルライターになるぞ!と鼻息を荒くしてました

あれから15年。

舞台をインターネットに移し、いまだに自分の稼業を探りながらも、いまでも好きなことで生きたい。

だけど現実は、

誰もがみんな、好きなことで生きたいよ。

 

となると、とーぜんライバルも多いので、思うようには稼げません。

だけど、銀行マンが頭を下げまくったり、工場で単調なライン作業をしたり、危険な目に遭いながらも家やビルを建てたりして、みんなが地道に働いているおかげで、便利なサービスが享受できて、雨風寒さ凌げて、うまいものが食べられる。

そうやって社会が成り立っているのです。


 

そして一年後の2017年の現在

そして、一年ぶりにかずかず氏のリンク

http://nikki.kzkz-ozn.com/entry/2016/02/10/080000

をたどってみると・・・

 

the egg has been escaped to somewhere safe on the internet

さすが、

ポエムみたいでステキですね~!!

次は、めざせ、プリケツの星!

 

・・・・・・と、そういうことなんです。

自分の考えとしては、「思ったとおりだった」と思います

 

たしかに、わいも「プリケツ~」なかんじで、おもしろおかしく生きたいわい!

だけど、そのためには「出会い系」だのではなく、

たびいちドットコムのサイト作りの仕事を、

「地道に着実にコツコツがんばっていく必要がある」

と認識した次第でござーまする。

最後に・・・・

「楽しい仕事」を見つけるのは、大変。

しかし、「与えられた仕事を、いかに楽しくこなすか」なら、難しくはない。

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