今回の懸念は、ビザラン後のタイ再入国拒否の可能性もゼロではない。
それで再入国拒否された人もいるが、果たして再入国できるのか?がテーマです
3/17 Day62
天気:はれ
朝は近くのコンビニ(KQQマート)に行って、こぴ(コーヒー)2 チョコサンド1.20 クロワッサン1.90×2を買って部屋で朝食。
窓が無いのでタオルが湿ったままだし、部屋もとにかく湿っぽい。洗濯もままならないので2泊が限度だな
14時45分のバスに乗り、コタバルを後にする。街は落書きもない
後ろに乗ってるヒジャブ女子タイ語が聞こえる。彼女らもタイに戻るのだろう。
16時、ランタウパンジャンの国境のバス停到着。近くのバスターミナルで昼食。ビーフライス7リンギ。たったこれだけだが、ビーフなのでそこそこうまい

国境の町ランタウパンジャンを歩く
対岸はスンガイコロクだ
歩いてみるとただの田舎の町と言う感じだが、閉店している商店も多い。
川を一本隔てて国が変わるが、タイに比べると看板の文字がちがうぐらいで大きな相違はないが、かすかに建物にマレーシアらしい南国感やコロニアル感が増す。

緊張のタイ再入国
2025年はタイ観光ビザが30日から60日になった代わりに、ビザランの再入国拒否される可能性もあるため、すぐにタイに戻らず、現地で2泊以上してからタイに戻れば問題ないらしいという情報があったので、今回その通りにやった
いよいよマレーシア出国。そしてタイ側では緊張の入国手続き。審査官のおじさんは、無言のままパスポートの履歴を見ている
普段ならすぐにスタンプ押されて入国できるのだが、今回はいつもよりも時間がかかる。オーバーステイのようなみそはついてないものの、過去に何べんもビザランしてきたので、このおたがい無言の時間がやたら長く感じる。観光客は来ないようなスンガイコロクへの入国だし。
しかし、結果的には普段通り無言のままパスポートを返され、再入国成功!帰国航空券や宿泊予約証明のような提示とかも無かった。
かなり緊張したけど、また60日ビザもらえた!5月15日まで滞在可能。合計4か月。12月から3月まで越冬できるね。
とはいえ来週には帰国するけど・・
スンガイコロク駅
兵士の姿も pic.twitter.com/CDWDyu3jmp— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
スンガイコロクの安宿 アジアホテル
窓も無く息苦しく、どすの効いた暗い部屋だった。快適性がないが、便器だけは新しくきれい
スンガイコロクの安宿
便器だけは新しくきれい pic.twitter.com/rNs5MJrgnd— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
くさくて湿っぽいので洗濯
くさくて湿っぽいので洗濯 pic.twitter.com/pBVK5hY89T
— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
窓のない暗黒部屋なので、部屋が臭い。
コタバルのほうが何倍もマシだ
そんなスンガイコロクは、やはり夕食を買いに市場に行くと、とても安い。
街から東へ歩くとクラブやバービアなどの歓楽街がある。カオサンのように大爆音が漏れ流れるが、それが田舎の町にとても不釣り合いで、あまり人もおらず、どこか異様さがただよう。

東へ歩くと音も小さくなって、国境の川まで行くとほとんど聞こえなくなった
そんなドクドクしい街なのだが、なぜか草の店は見かけなかった。イスラムが強く、日本と同じく重罪になるマレーシアに面した街だからか。バービアの中では、やってるのかもしれないが。
代わりにシンナーをやってる若い男が徘徊しており、自我を忘れた廃人のようだった。
コタバルやタイのほかの地方の街とちがって、夜の人気のない暗い所だと明らかに身の危険を感じる。民家のある所を経由して歩く。
そんな住宅街では、22時を過ぎてるのにムスリムの子供たちが外で遊んでいる
このところ毎日歩き回ってるので疲れてる
1日に10~15キロぐらい歩いてると思う。
深夜室温31.3℃
朝 こぴ2 チョコサンド1.20 クロワッサン1.90×2
昼 ビーフライス7 Pepsi割引1(以上リンギ)
夜 ビタミンゼリー15(以下タイバーツ) やきとり5×6 カオニャオ5×2 コーラシャーベット15 みかん コピコ10
宿 Sungai kolok Asia Hotel #201 300
3/18 Day63
天気:晴れ一時小雨
10時20ごろ起床 31度
よく寝れたが、朝方とか臭い。ここにはもう泊まりたくない。
こんな辺境の町に日本人
おたがい、おぢさんになるもんだ・・😂
こんな辺境の町に日本人
おたがい、おぢさんになるもんだ・・😂 pic.twitter.com/wxDH0KeeNz— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
2001年に南米コロンビアで吉川ひなの(のポスター)を見たときはえらい感慨深かったが

きょう2025年にタイの辺境で(おっさんになった)反町たかしを見たときも、同じぐらい感慨深かったぞ~
チェックアウト後も荷物を預けて散策
現地人専用の渡し舟がある
数人乗りの小さな手漕ぎボートで、少し漕いだらすぐ対岸に着く。
いちいちパスポートやIDを出すまでもなく、フリーパスでタイマレーシアを行き来できる。
タイ側から国境の川とランタウパンジャンを見る。きのう逆側にいた。川幅などもタイ・メーサイとミャンマー・タチレクに似ている

船着き場に近い商店は、両国通貨対応。
余ったマレーコインを使い切ることができた。

川を一本隔てただけで、物騒だ。テロ対策の検問場にて。爆発除けにはマーベルアベンジャーズが。「強さは正義」と同時に、日本の治安の良さを実感。

水っぱなが少しにじみ出て困る 時折せきもでる
1時間ぐらい前に駅に寄って、ヤラー行きの3等切符を買う。22バーツ。
歪んだこの街で思った事
朝食を買いにコンビニに行くと、店の前で10歳ぐらいの少年がひとり寝ている。その姿は浮浪児だ。
気になって遠くから少年の様子を見ていたら、店から出てきた客のムスリムおばさんが、20バーツ札を入れていた。その袋の中には3枚ぐらいの20バーツ札とコインが入っていた
でも、かわいそうだからといってお金をあげるだけで、少年の人生の解決になるか?
必要なのは教育だ。学校やお寺や施設などで生きるための知識を学び、働く人間にならないと、社会にとっても、本人にとっても人生充実しないのではないか。
国境の橋の上でも物乞いがいたが、大人になっても物乞いだけしか選択肢がない生き方というのは、本人にとっても幸せなのか。
豊かに生きるために学んで、自分の足で人生を歩み、社会に貢献すべきではないか。
昨夜見かけたシンナー廃人を見てなおのこと思う。
このタイの果てでは、中央との文化の違いやテロ対策に追われて、タイの法律とかが充分に機能してないのではないかと感じる。
そんなタイの闇と負の部分を集結させたような、どこか歪んだこの国境の街では、もう長居したいとは思わなくなった。
スンガイコロクが快適で面白かったら2泊する予定だったが、宿の快適性もとても悪かったので、一泊だけしてヤラーに向かうことにした
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