カンボジアの豪華列車に乗車してみた  シアヌークビルからプノンペン

カンボジア・ラオス列車・鉄道
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カンボジアの列車とはどんなものなのか?車内の様子や情報などを書いていきます

列車は週末のみ運行

ただ、首都プノンペンからシアヌークビルへの列車は、毎日運航してるわけではなく、主に週末のみの運行となるため、月曜日朝発を逃すと、次のシアヌーク発は土曜日となってしまう。

フリーWiFiがあるらしいが、確認するのを忘れてしまった・・

料金や時刻など。画像をクリックすると拡大します

そうなると、プノンペンへはバスなどで行くしかないので、列車に乗りたい人は週末に合わせる必要があります。

チケットの予約は不要?当日購入で乗れる模様。

レンタルスクーターで駅まで下見と予約に行った際、予約は必要なく、月曜日でも当日6時半(出発30分前)から購入することができると英語で言われる。

もちろん座席指定はない。車両は大混雑することはなさそう。すなわち山手線に乗るのと同じ感覚で行けばいいです。

5月7日 搭乗日記

昨夜は体調も悪いし、22時ぐらいには早く寝たものの、目がさめたときはまだ3時だったりで、結局5時ぐらいに起きたけど、たっぷり寝た気がする。

6時半ごろ宿を出た途端、近くにいたバイクの人が「乗るか?」と言われたので、早速乗る。まだ朝早いのに、宿を出てたった3秒でバイクタクシーがつかまったのである。日本だとタクシーはとても高いし、そうそう捕まるものではないが、その融通性がカンボジアのいいところ。

ドンボスコゲストハウスからトレインステーションまで4㎞ほど。2ドルなり。思った通り、10分ぐらいで着いた。

駅とは思えないほど普段はまったく何にもないシアヌークビル駅。なぜならもともと貨物専用線だったため、恐ろしく質素である。

駅に入ると、すぐにチケット売りがいるので、購入。プノンペンまで8ドル。予約なくても当日朝に十分買うことができた

停車駅はカンポット駅(5ドル)、タケオ駅(7ドル)、そしてプノンペン駅(8ドル)の3駅のみ。

なお、車やバイクも載せることができる。いわば「陸のフェリー」といってもいい。そういえば昔、本州から北海道までツーリングトレインなどというのがあったが、それと同じである

Royal Railway カンボジアの王室鉄道であり、Rolls Royceに韻が近いせいか、オリエント急行ほどではないけど車内は豪華であった

 

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列車出発

7時出発の列車は、7時2分ごろ出発。なのでほぼ定刻。

質実なタイの列車にはない、重厚でレトロ調な車内。

トイレも王室の誇り

せっかくの列車に乗ったというのに、運悪く食あたりになってこの日は体調が超不調。しかもゲリP気味なので、バスとちがいトイレがあるのは本当に助かった。

しかもタイ国鉄とちがって、ホテルのバスルームなみのエアコン付きという無駄に豪華なトイレだったので、むしろ用便のしがいがあるというもの。

シアヌーク駅からは、しばらくはシーサイドを走るため海が見える。

長らく貨物専用線だった歴史があるためか、タイ国鉄よりもスピードは遅く、GPSで計測するとスピードは60キロにも満たない。

悠久のカンボジアを感じるにはちょうどいい速度かもしれない。

カンポット駅

9時22分ごろ、カンポット駅到着。この駅には15分ぐらい停車しただろうか。

カンポットはココンのように川沿いの町で、西洋人に人気だという。そんなカンポットで白人女子バックパッカー2人が下りた。朝早く眠いのか、それとも車内の騒がしさに閉口したのか、無口だった。

体調悪いなか、駅のまわりを散策してみたが、何もなさそう。町へ行くにはバイクタクシーしかなさそうだ。

カンポット駅を出発。艶っぽいドレスの姉さんが、なつかしのポータブルカラオケでリサイタルするカラオケ大会。まるでスナックか、日本の観光バスか。

某ぢゃいあんの空き地でのリサイタルの如く勝手にカラオケを始めてるわけだが、そもそも日常では味わえないぜいたく気分を味わってるとなれば、そんなに悪い気はしなかった。

そんなに下手じゃないカラオケを聞かされながらも、私はというと体調悪く、耳栓しながらひたすら寝てるのだった

タケオ駅

正午前に武雄駅、ではなくタケオ駅に到着。このときは数分ぐらいと停車時間は短かく、正午にタケオ駅出発。

タケオを過ぎて、相変わらず寝てると、私の体調不良を察したのか、おばさんがやってきて隣の車両にいけという。

もう一つの車両は予備向けなのか、スタッフのみが利用していてガラ空き。おかげで足をのばして寝ることができました。こんな寝方・すなわちスーパーグランクラスをしたのは、18きっぷで行った秋田~弘前以来である

プノンペン駅到着

14時25分ごろ、ついにプノンペン駅に着いた。もともとカンボジア鉄道は貨物のみだったので、地味でだだっ広い構内。

そしてまもなくスコールが降ってきた

駅では、プノンペン空港行きの列車がある模様。プノンペンの市営バスも空港行きの便があるそうだから、空港から市街へのアクセスは急激に良くなってる。

まとめ

体調不良のため、あまり撮影はできなかった。だけど必要な写真はしっかり撮ったので、いつものように無駄に撮りすぎるよりはよかったのかも。

質実なタイの列車にはない豪華さがあり、特にトイレの豪華さときれいさは感動。タイのアランヤプラテート行き3等列車の汚いトイレとは雲泥の差だった。

ただ、ここはカンボジア。車内は子供が鳴いたり騒いだり、そしてカラオケなどでうるさいので、耳栓などは必須。

(カンボジアは、いまの日本とは繁殖力のちがいなのか、どこへいってもとにかく子供や赤ん坊が多い。子供が多いと人口が増えていくので、結果その国の経済も発展していく。日本の高度成長時代のようなものだ)

だが、おばさんのはからいで途中から寝台列車のように眠ることができたので、その点では満足だった。

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