前回のバンコク駅からパタヤ駅に引き続き、
帰りも31バーツの3等列車に乗ってバンコク駅に戻ったので実録紹介!3等列車は時間がかかるけど、高速バスよりも旅情あふれておススメです!
旅のあるある法則
3月21日 7時50分起床 室温29.5度 快適な朝。
きのう朝食用に半分残したガパオを食べると匂いが変わってた。やはりタイは食べ物がいたみやすい。だけど食べてみたら問題ないので、そのまま全部食べちまう。
朝も記事更新。今日がパタヤ最後なので集中して行う。
パタヤとの別れの日。一泊だけなら片付けも早く終わるが、長く滞在すればするほど、片づけるのも時間がかかる。
これぞ「旅のあるある法則。」
パタヤ市内から辺鄙なパタヤ駅へのアクセスは?
辺鄙なところにあるパタヤのホテルから、もっと辺鄙なところにあるパタヤ駅までどうやって行くか?
一番簡単な方法は、モタサイ(バイクタクシー)で行くこと。
以前ここに泊まった時は、ホテルの前にいたモタサイで、言い値100Bを何とか値切って70Bで駅まで行った。場所にもよるけど多分今だと70Bじゃ行けないと思うが。
でも今回は正午にチェックアウトすれば14時20分発のパタヤ発列車の時間も十分あるし、パタヤの土地勘もある程度わかってるので、ソンテウ(乗り合いトラック)を乗継ぎながら駅を目指す。
といっても、どこに行くかわからないソンテウなので、これぞミステリアスなゲーム感覚。
とりあえずパタヤ・クラン(パタヤ中央通り)とスクンビット(国道3号)の交差点までたどり着けば、あとは駅まで1.4㎞ほどなので、歩いてしまえばいい。ちょうどいいダイエットになるし。
もちろんこんなことができるのはパタヤのリピーターぐらいだし、そもそもタイ人なんて長い距離は歩かない(自家用バイクで行くか、すぐにモタサイを拾う)し、値段の節約の割に効率が悪い。ましてや昼間の炎天下の中だと狂気の沙汰だと思われるだろう。
なぜあえてするのかというと、ゲーム感覚で楽しめるからだ。
テレビで「路線バス乗継の旅」なんてやってるけど、あれと全く同じですよ!
もし迷ったり変なところで下ろされたりして間に合わなかったら、いさぎよくゲームオーバー。途中からモタサイを拾って「パタヤ・サタニー・ロッファイ(鉄道駅)」または「レールウェイ・ステーション」と言えば駅まで連れてってくれるので、安心してゲームが楽しめる。
ということで、駅行きゲーム開始!
実録・パタヤの街中からパタヤ駅へ行ってみた
ところが世の中予定どおりにはいかないもので、正午のチェックアウト後は、とある用事のため、ホテルを出たのが13時10分ごろになってしまった。パタヤ発の列車は14時20分なので1時間でたどり着かないといけない。
さっきまでは雲行き怪しくスコール降りそうだったが、問題なく晴れ間が出てきた。
大通りまでえんやこらと歩く。大通りはジョムティエン方面からやってくるソンテウがひっきりなしにやってくる。運転手に「パタヤ・クラン?」といったらOKなので乗る
ジョムティエンなどはロシア連邦パタヤ共和国と言わんばかりにロシア人がうじゃうじゃ多い。マイナス何十度の凍り狂う極寒ロシアからすれば、常夏の海があるパタヤは天国だ。
ロシア語でマンゴ3kg100バーツとかかれた移動販売車
ソンテウは私のほかに、真夏のいでたちのロシア人5人に地元のタイ人女性2人が乗っていた。セカンドロードの手前あたりでタイ人が下りて、途中から別のロシア人が乗り込む。自分以外完全ロシア人というロシアン・フラッシュ状態。ここはタイなんですけど。
同じロシア人同士なのか、乗り合わせで初対面ながらも「あそこに行くにはこのソンテウでいいのかな」といった具合に気軽にロシア人同士で話していた。そこが日本人とちがうかも。
パタヤも見納めのため、いろいろ写真を撮るためにパタヤクランのかなり手前で降りた。ソンテウの初乗りは10バーツだが、けっこう距離があったので15バーツぐらいかかるかなとおもいつつ、10バーツだけ出してみたら渋い顔しながらもOKだった。
このままでは間に合わない!!
ここまでは順調だったが、セカンドロードとパタヤクランの交差点、ちょうどきのうエンジットで両替した店の交差点の東側から、スクンビット国道行きのソンテウに乗るのだが、そこからが大変だった
待ち合わせてるソンテウは、まだ二人しか乗ってない。満員になるまで出発しないため、全然出発する気配がない。どんどん時間が無くなるんで焦る。ようやくいっぱいになった13時45分ごろソンテウ発。こちらも10B。
ところが今度は道路は渋滞にはまり、途中の信号停止時間が長くて全然進まない。最悪ここから降りてモタサイ拾おうかと思ったが、信号の後は順調に進んだ。途中ショッピングモールなどがあるため、自分以外の客はみな近距離で下りてしまい、最後に自分だけ残った
それにしても、タイ人にせよ観光客にせよ、すぐ近くの距離で降りるもんだから、歩きたがらないんだなと思った。もっともタイは汗だくになるし排気ガスと騒音と事故の危険に満ちているので私も好き好んで歩きたくはないが。
ちょうどパタヤクランとスクンビット国道の交差点が終点なので下ろされた。もう14時を過ぎている。あと10分早ければ歩いて駅まで行ったのだが、ここまで予想以上に時間がかかった。
パタヤの列車は14時21分発なので、汗だく全力ダッシュで行けばぎりぎり間に合うかもしれないが、歩きは多分間に合わない。
ということで、ゲームオーバー確定
なので歩きをあきらめ、モタサイに駅までと聞くと40Bとふっかけやがる。そのモタサイを無視して、とりあえず駅まで歩けるところまで歩いて別の流しのモタサイを拾うことに。
次のモタサイのたまり場に行くと、50と抜かすので、30じゃダメか?ときくとセイムセイムとかいうので、じゃあいい、とほかのモタサイを拾いに歩いていると・・・・
一人のモタサイのおじさんがあとになってやってきて、「わかった。30でいいから乗ってけ」といった。作戦成功。モタサイ側も、ヒマを持て余しても金にならないしね。
パタヤ駅到着で「がんばろう」
パタヤクランのスクンビットからは店の敷地を通ったりのショートカットして14時8分ごろ駅に到着。バイクのメーターを見たら1.4㎞進んでた。エカマイでモタサイ載ったときは1㎞ほどの距離で20でいいと言われたから、20~30が適正価格だろう。タイ人だったら20BでもOKかもしれないが。
駅に来て余裕があるので、ゲームオーバーの労をねぎらい祝杯するかのように、瓶入りのファンタ12Bを買う。自分の前にいたタイ人女子は、二の腕を見るとタトゥーで日本語で文字が書かれていて、全部は見えなかったが「~しよう」と見えた。中学校の学級目標のような感じか?
そして手の甲の側面には、ひらがなで小さく「が ん ば ろ う」と書かれていた。
一生がんばる決意の表れなのでしょうか。がんばろう東北、がんばろうパタヤ。
14時17分ごろ、アナウンスがあって、全員準備しだした
列車は思ったよりも早くやってきた。なんと1分早い14時20分に出発した
もし油断してぎりぎりについてたら、かなりとんでもないことになってた。最後にモタサイ拾ってよかった。
3等列車で、昭和の旅気分
パタヤから多くの客が乗ったが、席は十分空いている。4人掛けボックスシート独り占めできるぐらいの余裕。
窓がフルオープンなのでホコリなどがはいってくるが、充分PCも打てるので高速バスにはない贅沢。しかもエカマイからの高速バスだと満員でキュウクツなことが多いのだ。
シーラチャ駅から、車内販売のおばちゃんが乗り込んできたので、行きと同じようにさっそくタイの代表駅弁・ガパオ弁当 25Bを買う。
ほかには、揚げすり身串は10。アローイ(おいしい)というのでこれも食べたら本当においしかった。
車内の物売りは許可制になったのか、根っからの田舎のおばちゃんだけどちゃんとIDのついた名札をつけてある。
そういえば昔はお菓子や果物や飲み物やらの売り子がとても多かったから、それまでは売り子が勝手に乗って勝手に売ってたに違いない。
チョンブリーあたりは丘陵風景になったり、工場地帯が続く。
格別!10バーツのかき氷
中間のチャチューンサーオ駅に到着すると、しばらく停車するため、いちごと練乳ののかき氷売りがやってきた。
いちごシロップと練乳のかき氷だから、安くても20Bぐらいするかなと思ってたら、たったの10Bだという。これは即買い。
格好のおやつタイムだお🍧
暑さとのどが渇き始めたちょうどいい絶妙タイミングのかき氷。うめえ!下のほうにはさつまいもと黒い寒天が入っていて、これで奇跡の10B。
パタヤにいると気づかないが、真の庶民価格はまだまだとても安いと思った次第。高速バスでは味わえない味と安さ。
ファランポーン・バンコク駅に到着
チャチューンサーオを過ぎると、バンコクまではつかのまののどかな田園風景が広がる
バンコクに入ると、学校帰りの学生が乗り込んでくる。スワンナブーム空港を結ぶ高架鉄道エアポートリンクを沿うように併走。
やがてスラム街の間をぬいながら、
18時35分にバンコク駅到着。
ひさしぶりのファランポーン駅に着いたので、例によって駅前の屋台で焼きとんとカオニャオを買おうと思ったが、このところ野菜が足りないので、駅の食堂で野菜炒めめし30B。
日本からバンコクに来たときは気づかなかったが、パタヤからバンコクに戻ると、接客などがどこか無愛想になったと思う。大都会の宿命だ。もう用がなければバンコクに長居は無用だな。
安宿に泊まると、また体があちこちかゆくなってきた。パタヤのホテルは快適だった分、宿泊費がかかったため、ぜいたくしすぎた。
3月21日の食事
朝 ガパオ残り いちご牛乳200ml 12 トライアングルチョコ 5×2 ワッフルレーズン10
昼 ファンタ12 ガパオ(駅弁)25 揚げすり身串10 かき氷10
夜 駅食堂一品盛り・野菜炒め 30 ワッフルカスタード10(昨日パタヤの市場で購入)
はみだし情報:週末は2時間半の特急が運行。
なお、31バーツ列車は週末はチャチューンサオ止まりでパタヤには行かないのだが、実はちょうど3月週末から特急が運行された。
時刻表などはこのタイ国鉄のページより
http://www.railway.co.th/main/train/banputaluangT997.html
バンコクからパタヤまで2時間半と速いものの、1等料金が170バーツと5倍以上。高速バスよりうんと高い。31バーツ列車同様、早朝発のみだし。
追記:車両は全部エアコンで、ニュースでは170Bと聞いていたが、駅員曰く2等だと80Bでいいという。そんなに高くはなかった。
http://www.thaitravelblogs.com/2018/03/new-weekend-sprinter-train-from-bangkok-to-pattaya/
3月17日・特急の「初列車」を見送りました
じつは今日が記念すべき特急の初列車になる。
寝台列車予約のあとに、ちょうど初列車がやってくるので見送る。
車体に飾りがついてるわけでもなく、ふつうのディーゼル特急だった。
初列車だからといって、パタヤ駅にマスコミなどが来てる様子もなかった。
かわりに、初列車記念なのか、乗客はレイのような首飾りをつけていた