【復刻】なつかしブログ 2005 真夏の旅人・静岡の旅

国内ツーリングSTK 1(復刻版)
スポンサーリンク

温故知新!18年前のたびいちはこんなこと書いてました

静岡へのツーリング2005 ~あれから10年、そして18年 旅仲間と再会!

若き日の旅をお楽しみください

 

静岡出張

7月29日の金曜日、朝5時40分、埼玉県北部の自宅を出発。
今夜は、ナイトフィーバーin静岡
ちょうど10年前の1995年の夏、高校時代、GN125でやはり静岡まで行った事がある。(実は小学生の頃2年弱ほど静岡県清水に住んでいたことがあった) 若き10年前を思い出しながら今や老体のGN125を道中走らせたのだった。
いつもなら八王子までは道が狭くて車が多くどっと混む酷い道なのだが、朝早いので快適に八王子まで来れた。

自分の場合、八王子あたりから沼津・静岡以西方面に行く場合はいつもこの道順を通る。交通量や信号の少ない県道とかマイナーな道をうまくつなげれば快く走れるおすすめルートだ。
「R413道志みち>山中湖>三国・明神峠>富士スピードウェイ経由の裏道>R246>R1」

道志みちはさわやかな朝の青空がひろがり、山の緑と色彩コンストラスト。そして首都圏の混雑路とは違って空気がきれいでたまらなくハッピーになる。125ccなのでゆっくり自分のペースで走って山の新鮮な空気を存分に味わった。

峠を越えて山中湖へ下ると富士山がデカデカと見える。山中湖につくと、テニス村があって今の時期は夏合宿の生徒や学生でいっぱいだ。テニスの王子様&王女様がうじゃうじゃ。

湖から離れた森の中でシートを広げて休憩&仮眠。眠れる森の美女のように寝ようと思ったがちょっと虫が多かったし気分が高まってるので眠れなかったが、標高1000mなので空気も涼しくからっとしている。誰も来ない森の中なのでじっくり癒された。

山中湖から静岡県へ。一気に気温が高くなり暑くなるが、走りやすくなる。特に清水までのR1は高速道路のようなものなのでガンガン飛ばせる。ここはいつ走ってもいい!

静岡市清水区(旧清水市)には午後2時についた。寄り道しなければ自宅から約220kmの距離。ドヨーンとした風が吹く。海に近いので空気がとても湿っぽいのだ。埼玉や山中湖の高原地帯にはないこの独特の空気!海に近いところでは建物が潮風で錆びている。旅情を感じる。

昔、小学生の頃住んでいた団地。

まだ早いので記念に三保の海水浴場でシュノーケル持って一泳ぎ。高原で癒されて海で泳ぐ。なんとも充実している。これぞ夏マックス!

10年前泳いだ時は海栗のトゲに刺さって痛い思いをしたのでフィンの代わりにサンダル履きで泳いだ。工業地帯が近いので海は汚い。近くを伊豆行きのフェリーや静岡県警の巡視艇(海が無い埼玉には無い)が通る。

一泳ぎして公園の蛇口で体を洗う。ここまでの汗を流すことができてなんともさっぱりした。

その日の夜、興津川河口の浜でBBQをした。オーストラリア時代の友人たちとの再会。
20年ぶりの清水で1年ぶりの友人。もう複合的な懐かしさ大爆発。
もう呑みに飲みまくって、しかも再会の興奮と相まってもう完全に頭のネジがぶっこわれたよ。

 

7月30日、土曜日。

宴の後の野宿の朝

焼津に寄ってみる。遠洋漁業の街

清水からの帰りは睡魔との死闘にあえいだ。午後8時に山中湖につくとお祭りムードなテニスの王子女様であふれかえる。湖から花火が上がる。その度に女子中高生たちが意味のわからぬ歓声を上げていた。ソフトクリーム屋はめちゃくちゃな混みようだった。スイカ売りの屋台のような売り場にテニスのガット張替え屋なんてのもあった。

その後走ってるとモーレツに眠くなり、視界が揺れるぐらいのあまりの眠さに速攻で道路わきでごろ寝。5秒で意識が遠のいた。
そんなことを4回繰り返したが、なんとか6時間かけて、われ帰還せり。

スポンサーリンク

■2005/08/10 (水) コリ参上 ~謎のツールドアジア~

先日8月7日の夕方4時に、夏は猛烈に暑い日本のサバンナ地帯・埼玉県北部の某所にある秘境に、知る人ぞ知る伝説の旅人・コリが到着した
ポイやファイヤースタッフなどのファイヤー芸を伝授してくれたのもコリだった

コリとの伝説は、およそ2年前にさかのぼる。
2003年の10月の始め、シドニーにある東京ビレッジという安宿にいたときコリから声をかけられたのが始まりだった

以後、オーストラリアのほぼ一年、広大なオーストラリアの各地で遭遇していた (詳しくは南の大陸・Round編を参照)

そして2004年9月、私もコリもオーストラリアを去ると私は一旦日本に戻り、コリはインドやネパールの旅を始めた。
その後12月にタイで自転車を買い、なんと日本の家まで陸路で帰ると言い始めたのだ
私も2004年末からインドシナにいたが、一足違いで会う事はできなかった

そして先月の7月29日、静岡市清水区でひさしぶりの生コリをゲットした。オースの時と違いモヒカン三つ編みではなかったがそれ以外の風貌は全く変わっていなかった。
その日の夜は2人でホテル・シーサイドに泊まった。
といってもそのシーサイドホテルは宿泊費無料の五つ星どころか七つ星の最高のホテルである!

なんともコリは静岡市の手前で事故したのだが、事故のことよりも相手の車の同乗者の若い女の子の方が気になったというから、いかにもコリらしい話だ

そして先日8月7日、コリがついに家にやってきた。
コリは2004年12月にタイ・バンコクをスタ-トしてからは地雷原のカンボジアを進み、激動のベトナムを越え、人民の波を書き分けながら中国を走り、香港、台湾、沖縄、石垣、屋久島、そして九州上陸し各地の友人の家を訪問しながら中四国、近畿、東海、東京、そしてここ埼玉と、アジアも日本も横断してきたタフガイなのだ。

実は私もコリのように日本から東南アジア、そしてタイからマレー半島南下してシンガポールまで(できればインドネシア、オーストラリアまで)自転車で走ってみようかと一時期考えていた。
結局実現はしなかったが、コリがそれをやってくれたのだ。
そのタイからここまで走ってきた、9000km分の苦楽を共にしてきたMTBが家まで来たわけだから旅人の私はもうめちゃくちゃ感極まったね。

その後、労をねぎらうためコリを五つ星どころか七つ星のリバーサイドホテルにご招待した。

五つ星を越す七つ星ホテルなので、黒塗りのロング・リムジンにお姉ちゃんとドン・ペリニオンつき護送したかったが
MTBのコリと一緒に走るため、私はリムジンならぬママチャリでリバーサイドに向かい、しかもドンペリよりも最高な一本109円で買った、のどごし生「その他雑酒!」
雑な人間は雑酒が似あうわい(大笑)

♪ホテルはリバーサイド!食事もリバーサイド♪
コリは早くも理想のブッシュキャンプ、というより野宿ポイントを見つけていた
自分はラスト野宿からだいぶ月日がたったのでベストポイントを探す嗅覚が衰えているが、連日野宿しまくっている現役のコリはその手のサーチング能力が非常にするどい。さすがじゃのう~
近くには水道もあるのでこれで青空バスルームも完備!と思いきや、途中で水が止まってしまった。残念!

前回のシーサイドと違って、虫にかぶれまくったが、夜もふけて風が吹くと少し肌寒いぐらいだった。コリと2人だけだったが、虫に襲われながらもスーパーで買った半額に下がった惣菜や雑酒を食らいまたも頭のネジぶっ壊れ状態。いくらアホアホ丸だし奇声嬌声をあげようがシャウトしようが川原のど真ん中なので誰も聞こえやしない。

翌朝、またママチャリで迎えに行く。前回のシーサイドと違って気温差が激しく、夜の涼しさと違って朝早くからえらい暑くなる。

途中までコリと荒川の土手を一緒に走る。思えば私の乗り物はオーストラリアではBMW風の650ccビッグバイク、清水に行った時はGN125, そして今はママチャリと、だいぶ進化したものだ(笑)

コリのゴール・新潟県長岡はあとわずか。

Loading