Vスト250に、あなた好みのトップケースをつけよう!
Vストローム250のキャリアは純正以外のリアボックスは穴位置があわないので装着困難です。
そこで、社外品でも取り付けられる方法と、安くて大容量のリアボックスをつける方法を探してみました。
ボックス選び どっちにするか?
・買い物するときも楽に買ったものを入れたい
・仕事やツーリングの時は、書類やパソコンなどの電気器具をいれたい
・真夏にVストローム250を降りた後は、ジャケットとブーツを脱いで、Tシャツとサンダル履きで歩きたい
そこで、
ヘルメットだけでなくジャケットなどの装備品も楽に入れられるぐらいの大きさにしようと、48Lサイズを買うことにしました。
ベストセラー1位のバイクパーツセンター(以下BPC)にするか
または
プッシュボタンで簡単に開け閉めできるワールドウォーク(以下WW)にするか。(横線が引いてあるときがありますが、購入できます!)
ベストセラーのBPCのほうは安い。しかしフラップタイプなのでフタの開閉がめんどくさい。とはいえそのフラップタイプは、個人的にはアフリカツーリングで使っていたタイプなので、その感触がノスタルジーでなつかしくもある。
どれも一長一短ありで、ホームセンターとかで現物が見れればいいのだけど、ネットだけの情報だけが頼りなので、非常に悩み、考えて考えて考えた挙句・・・
ちょうどWWのボックスがAmazonでいっきに価格が下がったタイミングがあったので、「もうこれでいいや」と勢いで購入。
せっかく安く売ってたチャンスなので、とりあえず買ってみるしかない。
どうやってボックスベースをキャリアに取り付ける?
こうしてリヤボックスを買ったものの、Vストローム250のアルミキャリアについている4つの穴と、ボックスのベースの穴は、当然合いません。
その場合、考えられる2つの方法は・・・
ベースに無理やり穴をあける
キャリアベースを強引に半田ごてなどで溶かしたり削ったりして、キャリアの4つの穴に合わせてくっつけるという荒業。
しかし実物を見るととても難しいし、失敗するとベースがぐちゃぐちゃになってベースそのものがパアになったり、ベースが脆くなって割れたりする可能性もあるので、だめ。失格。
ボックス本体の底に、4つのねじ穴を開けて、直付け
ボックスの底にドリルで穴をあけ、キャリアに直付けする方法。
これならシンプルで簡単だし、そのうえキャリアベース不要なので軽くなる。
なので昔ジェベル250でそれをやったことがあるものの、
走行中ブラブラして音はするし、車体までも揺れて、乗り心地がとても悪くなったので、失敗。
ただ、48Lボックスなら底が厚いので、ボックスとキャリアの間に木の板やワッシャーや古チューブとかで緩衝させれば、できなくはない気もする。
しかし、非公式な取り付けなので、剛性や耐久性などが心配。
ということで、
やはり正統法に「Vストローム250専用のアタッチメント」をつけて、その上にベース&ボックスを取り付けるようにしました
Vストローム250用 リアボックス装着用アタッチメント
買ったのが
「ワールドウォーク Vストローム250用 リアボックス装着用アタッチメント wca-31」です
正直いって、これだけで3500円は、高い。
そこで買う前に、これと代替できそうな金具はないかと、ホームセンター3軒当たって金具を調べてみた。
カインズ行田店で、それに似た金具を2種類見つけたが、ギャップやネジ穴が小さかったり、別のはやたら大きすぎたりして、どれも使い勝手が悪そうだった。
Vストロームのキャリアの4つの穴は、ネジのサイズがM8にとおる穴なのだが、売ってたのはネジ穴がM6なので、小さい。
ネジとナットがそれなりに太くないと剛性不足になる。荷物を入れたまま振動や風圧を受けると、ボルトなどが脱落してしまうし、ネジそのものが曲がりかねない。
大き目のになるとひとつ350円ぐらいするのでそれを4個とネジなどを併せると1600円ぐらいになり、3500円とそんなに変りはなくなる。
だったら長い目で見たら、値が張ってもこの「Vストローム250専用」を買ったほうがいいと判断しました
購入
まずはポスト投函で届いた、Vストローム250用リアボックス装着用アタッチメント。
そして後日本体ボックスが届きました とてもでかいですよ
Ningbo(寧波)からやってきた。サイズは
MODEL:A12 N.W 4.5kg G.W 5.5kg MEAS:58X44X33 CM
と書かれています
重さについて
リアボックスに、何キロまでの荷物を入れることができるのか?
それは、3840gまでのようです。
内訳:
ボックス本体 3900g
ボックスベース 500g (ベース430g、緩衝用ゴム10g ベースカバー60g)
ボルトとアタッチメント4個セット230g 取付ボルトM6サイズ4本セット 30g
キャリアの許容量 8500g
搭載時の空荷総重量 4660g
許容量 3840g
参考:キャリア本体約1900g 3本のキャリア固定ボルト60g リアボックス装着用アタッチメント一式 255g 金具類 215g ※予備の反射レンズ120g
開封の儀。
やっぱり、とても大きい!そして重い!でも作りが堅い!
中にはカギと説明書とボルトとベースと取り換え用レンズが入っています。プラ臭もそんなにしませんでした
内側はこのようになっており、これなら中のものに傷がつきにくいと思う。
上の赤い開閉ボタンを押してみる。
鍵の開閉。
鍵をロックすると上下のボタンは押せなくなり、ロック解除すると、上下のボタンは押すことができ、フタの開閉とボックス本体の取り外しができます。
鍵の指しにくさについては、刺しにくさはなく、そんなに違和感なかったです
下のボタンは、ベースから脱着して、ボックス本体を外すためのもの。
開け閉めについて
とても便利です。
フタを開けるときは、ボタンひと押し。
フタを閉めるときは、上のフタを強めに押すだけで自動でカチャっと閉まります。
そのあと鍵を差し込んで回してロックするので、オートロックによるインキー(鍵閉じ込め)になる危険性もないので安心!
ボックスのフチはゴムのようなものがついており、水漏れも安心、多い日も安心。と言ったところです
GIVIなどと同じクオリティー感があり、安物っぽいところがないのがうれしい。
そして装着
まず、キャリアにボックスベースをそのままつけても合うのか?
やっぱり合いませんね
なので、アタッチメントをつけるべく、車体からキャリアを外します。
外すのは3点のボルト。なお、真ん中のキャリアのボルトはサビ止め用の黒いゴムがくっついていますが、指で外せます。
しかし六角穴のサイズが8㎜と大きいため、車載工具の六角レンチでは外せません
だけど大きいサイズの六角レンチセットがダイソーで売ってました
ただし、あまりにトルクが付きすぎて外れないため、モンキーやメガネレンチのテコをつけてやっと脱着できました
アタッチメント装着
ただ、そのままアタッチメントをつけるとキャリアが傷つくという話なので、手製のゴムワシャーを作りました。
といっても古いタイヤチューブを丸くくり抜いただけのものです。
M8ボルト・ナット装着は、13㎜のメガネレンチ等が必要。12㎜でも14㎜でもない中途半端なのが欠点。
角度も自由自在のため、これであらゆるタイプのベースが取り付けられます。
私の場合は、後部座席に余裕を持たせるため、当然アタッチメントとベースを、後ろのほうにマウントします。
ダブルナットをする
ナットを1個だけでなく2個かませることによって、ナットの脱落を防ぎます
追加分の4つのM8ナットは、ホームセンターで買えます
参考リンク:
キャリアを車体に装着
そして、アタッチメントをつけたキャリアを、車体に取り付けます
そのあとにベースを取り付けます。
なぜなら、車体に着けないままベースを取り付けてしまうと、車体に着ける六角ボルトが装着できないからです
ベースをキャリアに装着
キャリアを車体に取り付けなおしたら、
10㎜のスパナなど使ってベースを装着します。その後ベースカバーを付けます
注意!クッションゴムに接着剤をつけよう
ベースの四隅にある丸いゴム。これがベースラバー(クッションゴム)ですが、意外と簡単に外れやすいので、とれないように接着剤でくっつけておきましょう
ボックス本体を装着!
キャリアに着けたアタッチメントとベースは、思った以上にガッチリ固定されていて、
ベース自体を触ってもグラグラすることもありません。
ただし下のボタンを押してしまわないように注意。ボックスが外れて道路に落ちると、大変なことになります
48Lサイズは、原付スクーターのか細いキャリアに着けると大きすぎるが、Vストローム250ならビッグバイク並みなのでボックスが大きくても見事にバランスが取れてるのもいい。これがちっこいボックスだと、サマにならない。
48Lでどれだけ入るか?
下にデイバッグ、その上の左にタンクバッグ、右にヘルメットを入れてみても、全然余裕がある
タンクバッグとフルフェイスメット(Tourcross)
そして限界に挑戦!
右側は、ヘルメット、その下にサマージャケット。
左はタンクバッグ。その上に上下レインスーツの入ったデイバッグ
それを入れるとこうなります
こんな状態だけど、強く押し込むと、なんとか収まり、ロックして閉めることができました
結論:フルフェイスメット、サマージャケット、タンクバッグ、レインスーツ上下なら何とか入ります
走って見た
まずは空荷で走って見たものの、ブレたり不安定になったり、風圧で揺れたりの違和感はなし。タンクバックを入れて走っても、違和感なし
ただ、ボックスとベースの間がゆるい場所があって、走行時に少しガタガタ音がする。でも中の物を空間なく置いとけばガタガタ音も聞こえにくくなり、慣れてしまえば全く問題なし。
そもそもどんなバイクでも、ボックスをつけるとガタガタ音がするのは宿命なので、先のタイヤチューブなどを使って接触部分を緩衝させてみるといいかも。
まとめ 「最後に愛は勝つ!?」
このWWのボックスは、Amazonの4000円ぐらいの格安リアボックスよりは高いけど、Vストローム250純正ボックスや、GIVIよりも断然安い!
Amazonで4000円ぐらいのを見比べても、安いだけあって作りがいかにも粗雑そうで、「作ったら作りっぱなし」と言う場当たり的なクオリティ。
評価を見てもデメリットが多く、どうも買う気が起きなかった。
だけど、WWは高いものの、WWのホームページを見たら、実際にアタッチメントをVストローム250にとりつけてるあたり、この店なら
「Vストローム愛」
を知ってるな、
というのが何よりの購入の決め手です。
値段が高くても信頼できそうです。これから何年も使うものなので、値段を妥協して使い勝手が悪いとなれば、安物買いの銭失い。それで買い替えたりしたら、とても効率が悪い。
ということで、ぜひご検討ください(横線が引いてあるときがありますが、購入できます!)
「ワールドウォーク Vストローム250用 リアボックス装着用アタッチメント wca-31」