バックパッカー必見!
迫りくるインチキ両替、バスチケットなどの詐欺。
邪悪も聖もすべて惹きつける魔都・バラナシは、とてもエキサイティングでダイナミックな街である反面、トラブルもガンジス河に掃いて捨てるくらいあります。
では、トラブルにどこをどう気を付ければいいのか、実録と分析をしました
1、いんちき両替屋
バラナシの大通り繁華街(この動画で2:00以降)
を歩いていると、道路の真ん中に大きくExchangeという看板が見えたので、何万円かの日本円をルピーに両替したかった私は、建物の奥にある店に入った。
中は広く小ぎれいでぜいたくな感じがしたものの、外からは中が見えない、いやな予感しかしない、とにかく怪しい店だった。
そこで両替しようとした結果、
いいレートを提示されたものの、最後の最後になって突然
「手数料は10%だ」というので
「話が違う!それなら両替はせん」と私は出て行った
そして翌日、
別の店に両替の看板があったのだが、近所の少年が一人留守番してるような店だった。
「ここでは両替できないので」と言われて、少年に連れていかれた両替店は・・
例の悪徳両替店だった。
きっとあの悪徳両替店がバラナシ両替の胴元として取り仕切ってるのだろうか。
結果、いろいろ調べて一番よかったところは、
サリーや生地などを扱う衣料品店。
そこでは両替も扱っていて「ウチはよその悪い店とちがって明朗会計だ」と言ったものの、コルカタやデリーとかに比べると日本円は格段にレートが悪かった。
こんな両替屋にはご用心!
レートの悪いバラナシでは、結局両替はしなかったので、どこの店がベストだったかは覚えてない。
しかし、その店が危険か安全かは、はっきりとした特徴がある
それは、
建物の奥に入った店、外から店の中が見えないなどの店は、明らかに危険。
逆に表通りの前にあるような、サリーなどの衣料品店と一緒に両替をやってる店なら、外からも店の様子がわかるので、比較的安全で信頼しやすいだろう。
しかし、それでもバラナシはコルカタやデリーとかに比べるとレートが悪いので、それがいやなら、事前にデリーなどで、インド滞在中の費用を全部カバーできるぐらいのルピーに両替しておく。
あるいは、
ルピーを多く持ってる旅行者に頼み込んで両替してもらうという手もある。
実際、私はバイク旅のためにルピーを大量に両替しといたので、何人もの日本人の旅人相手にルピーから日本円に両替したりした。
まあ実際はそんなことしても自分側にはぜんぜん儲けもないし、
いわば旅人同士の相互扶助というボランティアみたいなもんだったけど、
winwinなのでおすすめです。
怪しい日本語使いにはご用心!
2、バスチケット詐欺の超卑劣な手口
そして次はバスに乗る人は気を付けるべき話。
日本人宿サンタナの同宿のG氏は、バラナシからカトマンズ行きの国際バスを希望していた。
列車の予約ならサンタナでもできるけど、バスの予約はできない。
かといってこの辺の近場の旅行代理店はまったく信用ならぬと、G氏は、あえてバラナシ駅近くのとある旅行代理店で買った。
代理店の話によると、希望した日(翌日)は公営バスはないが、かわりに私営バスなら1880ルピーであるという。
なるべく早くカトマンズに行きたいと思ったG氏は、私営バスのチケットを代理店で買った。
予約当日
その翌日(出発日)の夕方前に、G氏の携帯にバスターミナルから電話がかかった。
「あなたのバスは乗ることができない」と。
インド訛りの英語で言われて、理由がよくわからないG氏は代理店に行くと、とにかく「バスターミナルに行け」と言われたので、その後バスターミナルに行き尋ねたところ
カーボンペーパーの控えには、「1380」と書かれていた。
ターミナルの係員曰く、
「金額が間違っていて、お金が足りてないので、今夜の便に乗せることはできない」
とのことだった。
つまり。
悪徳代理店は、
カーボンペーパーの金額には1380と書いておき、
ターミナルには1380の控えをわたし、
客には1880(「3」を「8」と書き足して)でわたし、
その差額の500ルピーを代理店が横領していた。
という、日本では考えられないほどひどい手口だった
激怒したG氏は、再び代理店に乗り込んだ結果、なんとか500ルピーを取り戻すことができたものの、改めてバスターミナルでチケットを買いなおしたその日は満席で、結局翌日に出直す羽目になったという、まさにふんだりけったりの目にあってしまったのだった
結論:直接バスターミナルで買いに行け
旅行代理店がどこも信用ならないとなれば、
直接バスターミナルで買うしかないのですが
バスターミナルは駅から少し離れたところにあり、ガンジスあたりからだと行くのが面倒かも。販売時間も限られてるので注意。
次回は、怪しい日本語使いとストーカーの話になります。10月25日 07:00