ザンビア入国 リビングストンとビクトリアフォールズ

東南アフリカ諸国
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これぞ本当のアフリカ・ザンビア入国!

これまでの南アフリカとボツワナは、アフリカの中でも比較的裕福で先進的であった。
しかし、その「先進的なアフリカ」から、「本当のアフリカ」といわれるザンビアははたしてどんな国なのか!?

2008年12月31日 ボツワナを出国、ザンビアへ入国した時の手続きは

ボツワナ出国

人:出国カード記入、スタンプを押されただけ

車:通関での出国手続きを忘れてしまった(でもザンビア入国は問題はなかった)

ザンビア入国

人:ビザ代50ドル(ホログラム式領収書つき)

車:T.I.P.-Temporary Import Permit(一時輸入許可証)無料、1ヶ月有効

合計50ドル

ザンビアで見たものは

ボツワナから川をわたり、ザンビアの土を踏む。やたら人で溢れ、イミグレの建物はさらに素朴になった。

それでもビクトリアフォールズが近いので白人観光客は多い。

村の風景もがらりと変わる。
砂埃が舞う露天や民家がある。

人も多く歩いている。

なるほど、南アのように、整然とされた面影はない。いかにも本物のアフリカにふさわしい。
自分としては、まるでカンボジアを思い出した。

町の舗装割合も、南ア>ボツワナ南部>ボツワナ北部>ザンビアと行くに従い舗装率も下がる。

 

 

国境の村を出発。リビングストンへ。

キャンプ場がいくらかある。

ほかにもNo Name Camp(名無しのキャンプ場)というのもあった。まるで題名のない音楽会。

そういえば、ザンビアの街中や近郊の制限速度は65km/h。標識にも(65)と描かれており、それを見るたびに、「なんで65と中途半端やねん!」とツッコミたかった。

でも65km/hというのは、きっとイギリス統治時代のマイル表示40mphから換算した名残だったんだろうね

夕方前、リビングストンの町に到着。

世界遺産で世界三大滝のビクトリア滝に通じる観光の町とあって、舗装されているが、舗装されているのはメインロードのみなので砂埃が町を覆う。

街からもビクトリアフォールズの瀧の水煙が見れる。明日は瀧見物だ。

夕食 マンゴ4こ スイスロール2000KW(45円) ゆで玉子 22円

走行288㎞

リビングストンの街並み

 

アフリカの奥地でも、日本とつながる。

このベーカリーショップはカフェも兼ねていた。先進的な象徴。しかし、多くの人が利用するので、実際はWiFiのつながりは良くなかった。ネットカフェのほうがお金はかかるが、速い。

それでは最後に・・・

当時、アフリカにいたとき、日本の仲間向けにメーリングリストに送った日記を紹介します。2008年のアフリカの旅・そして2017年のたびいちドットコムに有終の美を飾ることにします!

↓↓

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行く年アフリカ・来る年日本

みなさま、あけましておめでとうございます。もう2009年ですね。
といっても、私の居るザンビア・リビングストンでは、まだ2008年の12月31日夜19時50分です。

現在ネットカフェに居ます。外はブラックパワーまるだしの活気があります。となりで現地の黒人がネットしています。きっと日本はコタツの中で寝てる人も多いのでしょうが、ここはほんのり暑くて扇風機のまわる音がします。

でも、2000年の大みそかもボリビアのラパスに居たのですが、ボリビアはまだ大みそかなのにネットカフェでヤフウジャパンを開いたら「渋谷でカウントダウンして怪我人が出た」と元旦の記事が載っていて、当時ネットビギナーだった私は、それを見て、まるで世界を予言されてるみたいでおそろしくビックリしたもんです。

そして先ほど同じふうに見たらやはり正月の事が出てました。本当に不思議なものですね

南アの野宿は、思っていたとおりハードでした。強盗とかが来なかったのが幸運でしたが、私のような野宿旅の修行者でもかなりハードです。

なんとか野宿できるのは、先述したサービスエリアぐらいでしょうね。安全は買うものなのだす。

・・で、ふととなりを見ると、現地の黒人が音楽を流しながらメールを打っています。ここはザンビアです。

では良い年を!

日本一ワイルドなJD!?世界の大瀑布・ヴィクトリア詣と自転車冒険女子大生

ところで、過去の記事を見るとわかる通り、私がなぜ大みそかまでにリビングストンにたどり着くことにこだわっていたのか、というと、それにはわけがある。

山崎美緒(山田美緒)さんというスゴイ子がいた。

スワヒリ語専攻の女子大生だった彼女は、2004年8月にケニアを出発し、05年1月にかけて、日本人女性で初めてケニアから南アフリカの5000kmを自転車で単独縦断したというレジェンドを持つ。

彼女はその何冊か出版したのだが、どんな本なのか、どんな人なのかはここを押すとして

我がアフリカ二輪旅の出発前に、ちょうどこれから自分が辿るコース(ナイロビ~ケープタウン)を経験したということで、みおちゃんからいろいろとくわしいアフリカの話を何度か聞いたことがある。

彼女は、2004年の大みそかにリビングストンのジョリボーイズという宿で新年を迎えたというので、

ならば自分も2008年の大みそかは同じようにジョリボーイズに行き、元旦はビクトリア滝詣でをしてやろう、と思ったわけだ

2005年と2009年の年越しの瞬間

当時、みおちゃんはカウントダウン前はプールサイドにいたようで、著書には

今年は満点(アフリカ旅の自転車のこと)がんばったもんな~。でも、まだまだ。もう動きませんてくらいになるまで、満点に乗りたい。

いよいよ年が明ける。宿のプールサイドでわいわい待つ。

10,9,8・・・・とみんなカウントダウンしているときに、花火の音がした。あらら。

「3,2,1!!」と勝手に数えてプールに飛び込むっ!

おめでとう!2005年!

引用:マンゴーと丸坊主―アフリカ自転車5000km!

と新年を迎えた。

しかし私の場合、ちょうど4年前と同じく、カウントダウン前の夜のプールを見たけど、

そのプールサイドにはほとんど誰もいなくてシーンとしていた。

これがちょうど4年後の姿なのか、と思うと、さびしい。

 

そして、

”年明けソバ”を食べて、「クラブに行くよねっ!!」とノリノリのフランシスコ・ザビエル似のドイツ人に誘われ、クラブに行く。

さすが元旦、新年を祝う地元っ子で通りまでいっぱい!

警官が大量に出動してる。酔っ払ってからむ人がいるようで、ケガしてる警官もいる。ご苦労様です。

「ハッピーニューイヤー!」と知らない人同士、ハイタッチしたり握手したり、抱き合ったり、目が合い一緒に踊ったり、と楽しい~!しばしノリノリに踊る♪

楽しい1年の始まり!

引用:マンゴーと丸坊主―アフリカ自転車5000km!

 

 

その後一人でリビングストンの街に出て、

2009年の瞬間を街で迎えた。

たしかに同じようにリビングストンの町はまだ盛り上がっており、まるで渋谷みたいでもあるが、しかし調子に乗った酔っ払いの車が、街中を蛇行暴走運転していて非常に危なかった。

日本なら即通報、免許取り消し&牢屋行きになるのだが、ザンビアでは無礼講ですむのだろうか。恐ろしい。

4年前も、警官がケガをしていたというから、実に気の毒!

飲酒運転を忌み嫌うようになった日本は、まともな国だなと思った。

 

で、そんな日本一ワイルドな女子大生みおみおは、

2017年現在何をやってるのかというと、

なんとだんなさんとアフリカの奥地・ルワンダで日本料理店を経営しているということ。

平凡な人間にとって、あまりにもついていけないぐらい離れ業のようなすごいことをみおみおはやっているのである。

正月早々、お引越し。やっと正月休み。

8:30起床・元旦の朝をアフリカ奥地で迎えた。

みおみおの著書によると、ジョリボーイズには庭にマンゴが落ちているというので、確かにマンゴが庭中あちこち落ちて転がっていた。いそいそとマンゴを拾い集めてからチェックアウト・出発。セコいけど、元は取れたぜ~

正月早々、ジョリボーイズバックパッカーズから、町から離れたキャンプ場に引っ越しする。このキャンプ場はリビングストンの市内とビクトリアの滝の中間にある。

師走の言葉通り、大みそかまでにザンビアに着きたいといっしょうけんめい走ってきたので、今日はのんびり。ジョリボーイズとちがい、広いキャンプ場は静かなので、ひさびさの休息にはうってつけ。まさに正月やすみだ。

夕方、いよいよ世界遺産のビクトリアフォールズ見物。

そして、念願のビクトリアの滝へ、

 

 

上流から見ると、水煙がたちのぼっている

1月4日に再訪したときは、天気も良く虹が見えた。

これがほんとのレインボーブリッジ

 

 

 

すごいすごいと滝見物。

ジャングルを下ると、ボブ・サップそっくりの上半身裸むきむきの黒人男がいた。新年なのに、大みそかの格闘番組である

そうして、キャンプ場に戻りシャワーをあびる。

夜、ズボンもリュックサックも臭いので洗濯。

21時からパソコン。電源もあるのでテントの中へ引き込む。LEDヘッドライトを着けながらPC画面を見る。PCでレトロゲームを楽しむ。満たされた気分で上々。それでも22:40に眠くなったので、寝る。

※私が使っていたヘッドライトはこれです。たった単三電池一本で稼働なので、軽くてとても便利。現在もこのシリーズを愛用中。

朝食 マンゴ 昼 ラーメン2個 夕食 ココナツビスケット

走行61㎞

1月2日

7:40起床。
あまり天気はよくなかったが、12:30には昨日洗った洗濯物が乾いた

町へ出ると、日本人観光客も来るせいか、闇両替からコンニチワといわれる。

ボツワナにいたときはニーハオ一辺倒だったのに。でもここでも大方はチャイニーズと言ってくる

ネットカフェ。80分ほどやって13500クワッチャ。(300円)

24時に寝る。

こうして、2001年はボリビア・ラパス、04年はシドニー、05年はタイ・チェンマイ、そして09年ザンビアで4回目の海外での新年を迎えたのだった。(2015年はデリーで新年)

たとえ狭いテント生活でも、天気とまわりの環境がよければ極楽のようなキャンプ生活になります!

そんなアフリカのキャンプ野宿生活をご紹介。

ザンビアの佃煮の味と、ワイルドで極楽なアフリカキャンプ生活の実態

1月3日

8:30起床。起きるのがおそくなってきた。9時20分でも27度、昼でも30度と快適。

昼頃、食事を買うためにスーパーへ。(写真は12月31日夕方)


この街では、安飯屋をみつけられなかったので、

スーパーのスパーのデリでおかずを買う。

上から時計回りに、パン(1個10円)、アフリカの主食ンシマ(南アのPAP・ケニアでいうウガリ)30円 チョコ風味のマヘウ500ml46円、カレーチキン(150g100円)、牛肉野菜炒め(90g100円)、ポテトチップス。

でも南アとかに比べても、そんなに安くない。

(安い食堂は、リビングストン最後の日に、市場の迷路のような奥にてやっと発見。観光客には食わしたくないのだろう。)

ザンビアに入ると、Kapentaという小女子のような小魚が売っている(真ん中・40gで46円)油で炒めてあって、かなり泥臭いけど、佃煮の様な感覚。

ザンビア人もカペンタをおかずにンシマ(ウガリ)で食べるが、同じように食べると、御飯と佃煮で食べてる気分になり、日本人にはいける味だ

街中やビク滝の前では、揚げパンやゆでたまごも買える。1こ1000クワチャ(22円)

ここでのキャンプ生活(Livingstone Safari Lodge キャンプ520円)では、ンシマを主食に、小女子、チキンカレーといったなかなかのメニューだった。

楽しい昼食と自炊。静かでひろびろとしてるので、本当に落ち着く。

そして今宵もPCでゲームを楽しむ。いつものレトロゲーム。

いつもテントの中でどのようにPCをしてるのかというと、狭いけどこれでも楽しめてます。むしろ大自然の中なので、家にいる時よりもパソコンライフがより充実するのだ。

電源は、こうやって引っ張っている。左のかやぶきでは、水の出る蛇口とコンセントがある。サイドバックを置いて中継地点。単三電池も充電中。なんとかテント内に届く。

なお、買い物などでテントを離れる場合は、テントにおきっぱにするとまずいので、PCなどは単車の鍵付きリヤボックスに入れている。

朝食 パン マンゴ2個

昼食 カペンタ 牛肉炒め ンシマ

夜 エクレア 55円 まずい

走行41㎞

アフリカのつきあい方

1月4日

もう一度滝を見物する。虹がよく見えた。きれい。

滝から戻り、何キロか滝の上流の空き地で、流れを見ていた。近くでバーベキュウをやっている団体がいた。
どうやら現地のキリスト教の青年団の新年会のようだ。

ひとり眺め終わって帰ろうとすると、明らかに酔っ払った若い男がやって来て、

「良くぞ来られた、我が友よ。
われわれは、バーベキュウをやっているのだ。
さあ、食べなさーい。飲みなさーい
さあ、きみもみんなといっしょに楽しみなさーーーい」

旅に出て以来、焼きたての肉などはなかなか食べられず、おいしそうなので、遠慮なく彼らに誘われるまま、うまいうまい!とBBQいただく。
やっぱバーベキュウで食うのはうまいのう。
楽しいわい。

おいしかったよ。ありがとう。というと、

「それじゃあーお金払ってもらおうかな」といったので
「え、なんぼ払えばいいの」と聞いたら
「(小さな)チキン3キレと(小さな)ビーフ2つ食べたんなら、合計5個だから・・・・10ドルもらおうか。」

はあ?そんなに大して食べてないのに、単車だからビールすら飲んでないのに何でこれだけで10ドルなんだ?
楽しかった気分に突然水を差された気分だ。

「ちょっと待て、それで10ドルはいくらなんでも高いよ」
「ザンビアなら普通デース。10ドル払ってくださーい」
「そうだそうだ、10ドルが相場だ」
「・・・・・」

もし、アフリカの旅に慣れていたら、このような誘いには最初から乗らなかった。

でもその時の私は、本格的アフリカに慣れておらず、せっかくの和を乱すのも良くないかなと日本的に思いつつ、渋々10ドル払ってしまった。なによりキリスト関係者だからぼったくることはありえないと思い込んでいた。だから彼らの誘いに乗った。

しかしかれらは平気でぼったくってきた。それがショックだった。

私は、彼らザンビアの若者と対等に付き合いたかった。が、彼らからすれば結局自分はお金持ちの観光客としか見られただけでしかないのかもしれない。

おのれのおめでたさが、甘かった。

 

ああ、良くも悪くも、これがアフリカってやつなんだなあ。

アフリカの発展途上国の人は、初対面の人間に対してもえらいフレンドリーで陽気だ。

しかしお金のことになるとがらっと態度が変わる。

日本の慣習と全く違うアフリカ人とは、どこまで信じていいのかわからない。

その事件以来、

アフリカの途上国の人とは、だんだん距離を取るようになっていく自分がいた。

朝 マンゴ

昼 ハムトマトきゅうりのサンドイッチ 77円 即席ラーメン

夕 BBQ 揚げパン ゆで玉子 マンゴ カレーラーメン

走行33㎞

1月5日

昨日よく歩いた。しかし歩いているとなんとなく骨が痛む。まあこのところ毎晩野宿だし、昨夜はへんな姿勢で寝たからだろうか。今朝になっても体中が骨いたい?口内炎が舌にできたし、だるい。

昼間にキャンプ場の汚いプールに入ったらだるさもとれたが、しばらくしてまただるくなった。

汚いプールでも、黒人の子供と白人、そして黄色人種の私が泳ぐ。全人種制覇。


舌がいたいので夜はろくに食べれず、ずっとゲリが続き、夜中には3度もゲリをした

疲れが今になって出てきたのか。体調不良の一日だった。

朝 マンゴ

昼 ビーフシチューとカレーピラフ 264円 スナック菓子 25g 16円 フルーツジュース350ml 43円

夜 なし   走行63㎞

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