北海道・東北18きっぷの旅 2016 後編・函館>秋田>仙台>埼玉

18きっぷ雪の北海道・東北列車・鉄道
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後半として北海道から埼玉の帰路をまとめ、最後に2013年の初の18きっぷ旅(埼玉>大阪)を載せます

7 函館>秋田編

3月9日、

函館から帰るときに、事件発生!

函館駅では目を疑った。

なんと自分の乗ろうとしている白鳥22号が、運休なのである!!

これでは本州に帰れないのではないか!と一瞬パニックになったが、

駅員に聞いてみたところ、なんのことはない、次の白鳥に乗ればよいとのこと。

次の特急は、白鳥22号ではなく、スーパー白鳥24号。

しかも、運休した白鳥の40分後にスーパー白鳥が12:48に木古内にやってくるので、

帰路 1日目

函館1027→木古内1131
木古内1159→蟹田1252 白鳥22号
木古内1248→蟹田1343 スーパー白鳥24号
蟹田1405→青森1442

青森1729→弘前1816
弘前1953→秋田2223

 

蟹田での乗りつぎに問題ないどころか、あの便利な木古内の道の駅でさらに40分休む事ができるわけだ。

しかも「スーパー」がつくだけあって、新しいタイプである

災い転じて福となすってことですなあ。

函館駅

 

函館から木古内の天気は、雪が舞ってきたと思ったら、しばらくすると急に晴れてきたりと、イギリスの天気のようによくわからない天気だった。

内陸に住んでると、晴れてるか雨が降ってるかがハッキリしてることが多いけど、

変化に富む天気も、海沿いの天気っぽくていい。

 

 

木古内駅前のただならぬ雪解け

おもえば3月6~8日まで函館にいたが、

ちょうどその3日間は、拍子抜けするぐらいに寒くなかった。

(といっても気温は関東の平年と同じぐらいだけど)

雪解けも進み、木古内駅前の1mぐらいあった雪も、なんとなくなっていた。

3日でここまで変わるとは。

3月6日。まだかなりの雪が残っている

 

3月9日になると、歩道の雪も消えた。ロータリーの雪も半減。

 

3月6日

 

3月9日

 

 

木古内>蟹田

こちらでお楽しみ下さい

青函トンネル最後の特急

【永久保存版】白鳥・スーパー白鳥の内部写真「青函トンネル最後の特急」
ついに、北海道と本州を結ぶ特急白鳥は、本日3月21日が最後の運行日となりました。この青函トンネル最後の特急・白鳥をネット遺産とすべく、撮った写真を余すところ無く掲載します(写真をクリックすると拡大します)青函トンネル 通過予定時刻表白鳥93...

 

蟹田>青森

蟹田駅は、北海道新幹線の後はさびれゆく駅になる

なにもない駅なのに、なぜか韓国系の観光客がいた

 

 

ぼちぼちいくかに

 

下北半島を見ながら進む

 

右に見えるは青森市側。どんどん近づいていく。天気もよくなってきた。

 

やっぱり鈍行の旅はいいなとおもう

 

 

青森市に戻った。

きのうまでは拍子抜けするほど寒くなかったが、

今日になって寒さが戻ってきた。

昼間の気温も、たったの1℃。風が強く、とにかく寒い!

 

三角形の建物・アスパムの2階で昼食にする。海を見ながら食べるのは格別。

北国らしい、複雑な空。

 

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青森>弘前

さらば青森、しばしの別れ といっても青森市は何度でも来る機会はあるけどね

 

夕方なので、電車の中は混雑していた。弘前駅に到着

 

 

外に出ると、乾いた雪が舞っている。

東京の街とちがって、街が新しく、間取りが広い。人も少ない。ロサンゼルスのリトルトーキョーのような街だ

城下のある旧市街からは離れており、駅周辺はとくに見所はないのだが、

と思ってたら、ちょっと歩くとゲームセンターを発見。

1階はプリクラやら音楽ゲームとどこにでもある感じだが、2階に行くと今では見かけなくなった、筐体型の90年代のレトロゲーム機(パズル・シューティング・格闘ゲーム)もここでは健在だった

さすがにレトロと言っても、インベーダーやパックマンのようなのはなかったが。

 

魔女の宅急便の、町おこしバージョン?

弘前を舞台にした「ふらいんぐうぃっち」

ちょうどテレビ放映中。

 

 

 

弘前>秋田

そして秋田に戻った!さあどこで寝ようか。

 

 

8 秋田>仙台編

秋田で迎えた、野宿の朝。

nojukuakita

このときの気温も、-1℃程度までしか冷え込まず、充分に眠れた

6時2分発の新庄行きに乗ろうと思ってたが、5時半ぐらいに目ざめたので支度したら間に合わず、

そもそも空もまだ暗いので、もう少し寝てから、2時間後の8時9分発の新庄行きに乗ることにした。

といっても遅くまで野宿してると住人から不審に思われるので、寝坊するわけにも行かず、

6時半には片付けた。

帰路 2日目

秋田809→新庄1049
新庄1140→山形1257
山形1356→仙台1513

仙台1603→福島1716
福島1826→郡山1914
郡山1942→黒磯2045
黒磯2052→宇都宮2144
宇都宮2148→大宮2311

 http://www.navitime.co.jp/diagram/

秋田駅

「美人に会える?んだんだ秋田」

チャドの首都は「ンジャメナ」

ニジェールの町は「ンギグミ」

こう見ると、秋田はアフリカ風やね

駅前にはたくさんの女子高生が歩いているが、

秋田の女子高生は美人と言うよりもみんな素朴。

 

 

 

 

タワレコのビル、老朽化

 

 

秋田>新庄

東北の内陸部を進む。そこにあるのはまばゆいばかりの雪景色。

 

バスのような料金表、秋田から新庄までなんと2590円を表示。

この列車に一本乗っただけで、充分元は取れた。

18きっぷは一日当たり2370円なので、偉大なり!

 

 

新庄駅

新庄と言えば・・・

 

 

駅の中にある、八戸三社祭りのような山車。
ヌルハチと五右衛門という、これまた謎過ぎるコラボ

※これが八戸の三社大祭です

リオのカーニバルのような巨大さ

 

新庄駅では50分時間があるため、どう時間をつぶそうかと思ったけど、

そこは乗り継ぎ駅。駅と連結したセンターに休めるスペースを発見。

 

最上広域交流センター ゆめりあ

http://www.ecopolis.or.jp/yumeria/top.html

営業時間などは上記のサイトを確認して下さい

新庄のゆめりあでは、青森のアスパムのように中高生が自習していたりスマホしてたりする。

しかも無料WiFiあり!

以前は日本は無線ラン・FreeWiFiが他の国と比べて全然整備されてなかったのが問題だったが、

最近だいぶ増えてきた

食事するにも充分くつろげる。

 

 

新庄>山形

山形新幹線と同じ線路のため整備されてるせいか、速度が速い。

さっきまで雪景色だったのだが

 

2分も立たぬ間に、いつのまにかこんな景色に!

 

いつのまにか雪の冬の景色から、突然春の景色。

これが冬の北国の旅の魅力である

 

なお、新庄からそのまますぐに仙台行きに乗り換えたい場合は、

山形駅で乗り換えず、山形駅から二つ北の駅「羽前千歳」で乗り換える。

 

 

山形駅前

 

 

山形>仙台

山を越える。田舎の風景。昨年行ったネパールを思い出す。

といっても、秋田などと違って、沿線にはそんなに雪は残っていない

 

札幌の奥座敷が定山渓なら、

仙台の奥座敷は作並温泉。

駅の看板が、モロに中国っぽい看板!

 

そして、この豊乳なイラストが、どこか80年代風味

 

 

 

山を下って仙台の街中に入るわけだが、標高も300mを下ると雪を全く見かけなくなる。

山道が終わると、丘陵地帯には住宅街が続くようになり、そして仙台駅に到着した。

 

9 仙台>大宮・ゴール編

日本や世界のいろんな都市に行った中で

仙台に来る度にいつも思うのが、「東京に戻ったような感覚」がすること。

秋田市や青森市などは北国で地方の都市という感じで、建物とか見ても「いかにも北国、いかにも旅先」という感じがするのだが、

仙台はリトル東京、つまり東京に似せた都会的を意識した街並みだからというのもある。

東北とはいえ、仙台まで南下すると雪もなく、関東と気候もそんなに変わらないし。

たとえば前回の旅でも、青森から埼玉に戻る途中、仙台に寄った時は「東北・みちのくの旅も終わった」と感じた(といっても仙台から埼玉はまだまだ先だが)

いずれにせよ、東京に戻ったような雰囲気が味わえる街である。

仙台駅前

駅前は、何年か前に昔に比べて高層ビルもさらに増えた。

これは2008年夏の仙台駅前。パルコなど建設中。

 

これが今年。摩天楼と僧侶。

 

 

地下鉄・東西線は新しくできたばかりだが、ナンバリングのマークが、いかにも東京そのもの

 

柱に貼ってあった

「名古屋・仙台 友好都市化記念」

とはいえ、あの758よりはかっこいい、といわんばかりである(笑)

 

仙台>福島

福島行きは4両で、かなり混んでいる。

これだけ混んでいると座れぬと思ったが、先頭車両に行くと空いていた席があったので座ることができた。座りたかったらあきらめずに端まで歩くべし。

仙台駅前は新宿のような都会ぶりだったが、10分ぐらい進んで名取のあたりまでくると、すぐに田んぼがひろがる、のどかな田舎になる。

以後、山里の風景が続く。

 

福島駅

311以降、さまざまな苦難があった福島市。

みんなもハッピー!その陰にはいろんなものを背負ってきているのだろう。

 

しかしそこにあったものは、ごく普通の日常だった

 

 

 

福島駅でやたらあちこちで見かける、ゆるきゃら「ももりん」

右の黒いのが「ブラックももりん」

やはり、さまざまな試練に向き合わざるを得ないこの町で、ただゆるいだけではなく、陰と陽、二面性、ダークヒーローも入れてあるということは、キレイゴトだけではない、人間の欲望、腹黒さも具現しているのかもしれない。

 

福島>郡山

この列車も4両だが新型車両。

だけどなぜかバスのような料金箱が付いている

 

郡山駅

郡山につくころには既に暗くなっていた。

 

 

駅前にはビッグアイという、どこかSFっぽい高層ビルがいい味出している。

 

郡山から先は、ゴールまで一気に乗り継いでいくので、ここでそろそろ夕食にしたい。

どこに入ろうかと迷っていたら

駅ビルのロッテリアが、今日はポテトが半額セールだと言うので、そこに入る。

 

次の列車の時間が限られてるのと、貧乏旅で経費削減のため、一番小さいSサイズにした。180円が90円になった

海外にいると、フライドポテトなんかは、大ばか盛りで出てくるので、

その感覚ですると、Sサイズでも充分な大きさかと思ってたが

出されたものは、文字通り、ほんのもうしわけ程度の正真正銘のスモールサイズだった

 

・・ああ、ここは日本だった。失敗。

 

ふと、となりでスマホしている女子高生を見ると、MサイズだかLサイズだかを食べており

そのいっぱい入ってるザマを見て

「ああ、Mを頼めばよかった!」と後悔してしまった。

いい年こいたアラフォー男の自分が、一番安いからと言ってSサイズ。

自分のセコさ加減がなさけない(´д`)

といっても、今回のテーマは「貧乏旅行」だし、「メタボ予防」もかねているので、やむをえん。

食欲があるのに調子に乗って食べると、齢を重ねた分、新陳代謝が悪くなるのでそのぶん体重が増えてしまう。

どこかひもじい思いをしながら食べ終えると、黒磯行きに乗り遅れないようにプラットホームへと戻った。

 

郡山>黒磯>宇都宮

山形から宇都宮までは4両編成が続いた。

郡山から黒磯は、旧型のボックスシート。90~100km/hで進む。

矢吹でだいぶ空いてきた。

 

 

黒磯で宇都宮行きに乗り換えたとき、

「大宮・上野・東京・横浜・大船方面行き」の標識と

下の列車の宇都宮の表示を見た瞬間、見慣れないローカル的な緑色ながらも、

旅の終わりを実感す。

ここ黒磯からはもう関東だ。北海道でも東北でもない。

 

黒磯からは那須高原を走る。標高300mぐらいの高久駅あたりで道端に雪が少し見かけた。

黒磯から宇都宮までの列車は、なぜか店舗や学校や週刊誌などの中吊り広告はない。

栃木の観光地をテーマにしたものしかなく、いたってシンプルだった

 

 

宇都宮>大宮

これまで4両編成だったのが、

宇都宮からは、なんといっきに15両編成。

見わたす限りに列車が続き、北国帰りからすると、圧巻。

おかげでとてもガラガラ。

 

大宮に着いたのが23時。

これが新幹線だと、仙台から大宮までたったの68分ほどで着いてしまうのだが

在来線だと、その6倍以上の7時間かかった。

 

大宮からは、高崎線に乗ったのだが、15両編成ですら当然帰宅のサラリーマンで激混み。

この時点で、北国ののどかな旅の余韻はもうどっかの彼方へぶっ飛んで、すでに現実に引きづり戻らされていた(笑)

あらためて首都圏の過密振りを思い知った。

 

こうして、18きっぷで行く、東北・函館の旅は終わったのであった。

 10 「旅を終えて~冬の魅力と費用編」

6日間におよぶ、埼玉から函館の18きっぷの旅は、残念ながら大きなハプニングも大番狂わせもなく、

無事予定通り終了しました。

 

その感想はというと・・・・

率直に述べると

またやりたい!

 

といっても、北海道新幹線になった現在、津軽海峡を越えると別料金がかかってしまうため、

次回函館に行くとなると、費用削減のため行きはフェリー、帰りはフェリーか新幹線(18きっぷ区間)

などと言う組み合わせになるだろうけど。

 

これまで、青森や北海道をバイクで旅した事が何度もある。

しかし高速道路を使うと、ふざけてるのかといわんばかりにアホみたいに高い。

しょうがないので下道・国道で行くと、青森へはどうしても2~3日はかかってしまう。

 

しかも下道は信号も多いし、労働者のように絶えず安全に運転に集中しなくてはならないので、青森に行くだけでも、ものすごい負担になる。

 

ところが18きっぷなら、在来線乗り継ぎでも、1日で青森まで行くことも可能だった。

そして運転に神経を集中する必要もないので、スマホやノートPCもできるし、寝てられるしね。

むしろ私のような人間にはピッタリかもしれない。

 

そして、冬の旅は、鉄道だからできる。

冬と春先にかけてのほうが、雪景色から海へと景色が変わりゆく東北の真髄が味わえるし、とても面白い。

 

 

タイ式18きっぷ旅

日本国内の18きっぷ旅は、埼玉から大阪にひきつづき、今回でまだ2回目だが、

やってみると意外に慣れてくる。

それは、もともと私はタイを旅してたときは、3等列車の鈍行を乗り継いで旅してきたからである。

年末にタイに来たとき、バンコクからチェンマイの寝台列車が取れず、しょうがないので満員の3等列車に15時間も乗った事がある。

3等になると、外国人観光客はおらず、ほとんどがローカルのタイ人。つねに満員だし、人も入れ替わりでやってくるので、一睡もできず、かなりつらかったが・・

バンコクからチェンマイは、東京から青森駅までの距離だが、3等ならたったの500円で行けた。

 

ほかにも、東北部(イサーン)や南部(ハジャイ・マレーシア方面)も3等などのローカル列車に乗り継いだ。

タイは日本とちがって風景が目まぐるしく変わるわけではないし、とにかくすごく時間はかかるし大変だけど、やっぱりおもしろい。

 

2005年3月、日本ではなくタイの東北・イサーンの田舎の3等列車の旅。

とても暑いのだが、エアコンはない。北海道や東北の列車のように天井にファンがついているが

タイではあってもこわれている事が普通。なので窓を開けると生ぬるい空気が盛大に入ってくる。

砂埃混じりなので、顔はすぐに汚れる。

だけど運賃は、とても安い。

まるで昭和30年代。

 

 

これが日本の普通列車

DSCN4234

18きっぷの旅の費用

そして、気になる旅の費用は・・・・

 

交通費

18きっぷ4日分あたり 9480円

宿泊費 (1883円)

青森と秋田では野宿。函館では友人宅に泊まったため、1883円は手土産代。

 

 

6日間のその合計は・・

 

9480円 18きっぷ4日分

1883円 宿泊費

5543円 食費その他

 

合計、16906円!

これは安い!東京から函館の新幹線片道よりも安い!

といっても、野宿をせず、ビジネスホテルやマンガ喫茶などに泊まると、

合計は2万円以上になるので、この16900円は参考にならないかもしれませんが。

 

余談ですが、125cc二輪で世界一周した時は490日間で、ちょうど100倍の169万円でした。

世界一周したジェベル125と装備と費用
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さあ、東北・函館の観光シーズンはこれから。

ゴールデンウィークを前に、今度は函館について書いていきます

東京>大阪間を2370円で「まあまあ快適に」行く方法

1日「2370円」と聞いて気づいたあなたは、鉄分豊富!

それがごぞんじ「青春18きっぷ」です。

18きっぷは5日分で11850円なので、1日あたり2370円になります

18きっぷとは何か?はJRのサイトを見ていただくとして

http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2312

18きっぷの日数が余ってる人は、今週末が最後の期限なので、ぜひ今回の記事を役立ててください!

1日でどこまで行けるのか?つらくはないか?

たとえば東京から始発電車だと、

北は青森まで行けます。

西なら九州・小倉までいけるようです。

実際、自分の場合は青森までいきました。

ただし、青森行きの場合は、乗客もとても少ないので席のスペースにも余裕があり、乗り継ぎ時間も長くその分駅周辺などで食事などが取れるので余裕があったのに対し、

東京から小倉だと乗客も多く、しかも乗り継ぎ時間がないので、非常にきついと思います。

その場合は初日はいったん大阪まで行って、2日目に九州をめざしたほうが楽だし、途中下車する余裕もあります。

ということで、関東から大阪まで行った実録を記します

人生初!18きっぷの旅 2013夏 埼玉>大阪

普段乗っている電車で、いつか、遠くへ行ってみたい。そうおもっていた。

そして今年になって、ついに人生初の、青春18きっぷデビューを果たしました

といっても、この歳にしてやっとこさの青春かいな(笑)

最寄のJR駅から、始発の次の湘南新宿ラインで、終点・平塚で乗り換え。

以下、乗り換えは、

平塚756→840熱海847→1039島田1049→1134浜松1143→1217豊橋1221(新快速)→1346大垣1412→1447米原1450(新快速)→1613大阪

 

ということで、朝の早くから自宅出発。朝の空気がすがすがしい。

ラッシュアワーを避けたく朝早く出て乗ったものの、桶川駅あたりからもう座ることができぬぐらい混んできた。

まだ朝早いので、シーンとした車内。Yシャツ姿のおじさんがやたら多い。すずしく混まぬうちに早く出勤か。

都内を抜け、横浜駅から学生の姿も出てきた。ずっと座りっぱなしでシリが痛い。

東京・横浜あたりまでは乗り慣れてるのでぜんぜん旅気分ではないが、横浜・湘南から先の列車は人生未経験で、なにより、小田原あたりから海と箱根が見える。これよりいっきに電車旅100%!感無量。

東京あたりは通勤モードだったが、熱海で乗り換えたときはすっかり旅気分だ。

熱海から豊橋までの静岡県内は乗り換えも多く、それなりに大きい都市を結ぶのにたったの4~5両ぐらいしかないローカル線なので混雑しており、少し辛かった。10両とか15両の列車に乗り慣れてるので、ギャップがありすぎる。

三島駅でサラリーマンなどがドドドっと乗り込んできたが、次の沼津駅でドドドと降りて、またもすっきり。新幹線の駅は三島にあるが、やはりビジネス・商業の中心は沼津のようだ

原駅あたりから、東静岡駅まで乗っていたショートパンツやワンピース姿のパフュームみたいな女子高生3人組。

受験を控えてるのか

「青学は渋谷駅に近いよね」「東大だったらディズニーランドに近いでしょう」「だったら千葉ならもっと近い」と、えらい勝手なこと言っているのが面白かった。

あとは「〇〇ちゃんも名古屋の大学に行ったらどうたらかんたら」だとか。そういう会話の内容が、東名の中間の静岡らしい。

1007、静岡駅着。うちの最寄り駅から4時間半ぐらい。意外に早いと思う。

 

浜松駅で乗り換えたとき、ExcuseMeとアジア系の女性から英語で話しかけられた。

新幹線乗り場はどこかと言われた。ひさしぶりの英語。そんなに自分はアジア風に見られたのか(笑)

豊橋からの新快速は、有料特急のように速く、モーター音もあまりせず、ノイズもなく、じつに快適だった。運転席の速度計を見ると、静岡のローカル線は90~100kmhだが、新快速は120km/h。

1312、名古屋駅着。地元駅から7時間半ぐらい。

大垣駅では時間があったので次の電車まで途中下車してコンビニでおにぎりと、ベーカリーで40円のクロワッサンを買う。

大垣>米原のローカル線は混んでて着座できず。なのでさっきの新快速の時に、網棚に置いてあった中京スポーツを敷いて床に座り込んで食べる。やっと昼食。

このローカル線、運転手さんは大きい声で確認するのが面白い。安全第一なのはなによりである。

米原についたら間髪いれずに新快速に乗換える。しかしさっきのローカル線から10両以上の都市型列車なので、座席には充分余裕がある。

米原>姫路行きの新快速は、線路の軋む音とかがする。だが豊橋の新快速よりもさらに速く、130km/h。びゅんびゅん流れる車窓は、見ててすがすがしい。湘南新宿ラインとは速さが違う。

米原の新快速に乗った途端、関西弁が聞こえるようになる

彦根からは、通勤圏なのか駅ごとに高層マンションが目立つようになる。野洲あたりから暗雲がたちこめ、大津駅は大スコールだった。

京都、高槻、そして大阪。晴れた天気が戻ってきた。

そして大阪到着 その感想は

大阪にはなんと定刻で着いた。先月、タイのバンコクからハジャイのローカル列車に乗った時は何のアナウンスもなく5時間おくれたので、それを思えば奇跡にかんじる。

ハジャイからバタワースの列車も、それでもマレーシアに入ると100km/hぐらいになり、タイに比べると日本の在来線同様いっきになめらかになる。

大阪までの10時間半はかなりきついと思っていたが、実際は意外にそうでもなかった。途中何度も乗換えするのでエコノミー症候群にはならなかったし、座席に座れなくても、中スポ敷いて座ることもできたし。(あまり行儀は良くないかもだが)

 

やはり18きっぷのほうが断然安い

たとえば青森はねぶただけど、阿波踊りの徳島まで行くとなると、単車で行くとすごくお金がかかるし、炎天下の下走り続けるのは疲れるので、18きっぷで行けばエアコンの効いた電車内なのでじつに楽である。

しかも盆休みの時期なので、在来線なら空いている筈。

行きは瀬戸大橋を越えて一気に徳島まで行き、帰りも一気に戻るか、あるいは途中大阪に泊まって、のんびり途中下車して帰ってもいい。

そうすれば交通費は2~3日分、たったの4600か6900円ですむ

余談になるが、これを単車で行った場合は、下道で行ってもガソリン代だけで9000円かかる。さらに四国は島なので、フェリーか鳴門道などの有料道路を使わねばならず、これに高速を使えばベラボーに高くなる。

断然コストパフォーマンスがすごい! 20230113

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