世界一周したジェベル125と装備と費用

世界一周のデータSTK 1(復刻版)二輪車
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世界を走ったジェベル125の謎

 

名称    SUZUKI DR125SE (DJEBEL 125)

エンジン  4サイクル単気筒空冷エンジン 124cc 14ps   乾燥重量 105kg

タンク    1L (航続距離400km) うちリザーヴ 2.5L

 

燃費  30~42km/L。平均で 33km/L とエンジンの割に悪い。ただしオーバーホウル後、ブラジルのブルメナウからサンパウロの間を慣らし運転で60キロで一定走行したら46km/Lまでいった。

4000m級のアンデス高地では27km/L。

 

改造  なし。DIYセンター、ドイトで買った黄色いくだものかご380円を、リアキャリアにとりつけただけ。
世界一周するライダーは、ビッグタンクやトランクケースをつけたり、フレームやサスなど強化して、バイクに多額の投資をしてからのぞむ事が多いが、わたしの場合は中古でバイク買ったぐらいだから、とーぜんそんな金なぞありま千円。とにかくギリギリの金しかなかったのね。

タンクに書いてある、ForTouring のとうり、今回はアフリカのような悪路や、砂漠のど真ん中をえんえん走るわけではないので、ドノーマルで十分でした。



タイヤ  多少タイヤの幅が違ってもフィットする。サイズ: F 70-100/21 R 90-90/18 はジェベルの標準サイズで、最初はブリジストンのTrailWingを履いてた。

ローマで交換、ミシュランのR 90-90/18 とサイズは同じだが、オンロードタイヤだった。オフロードのジェベルとは相性も悪く、パンクしたまま少し走っただけでチューブが裂けてしまった。(T_T)

まさにジンクスなタイヤだったので、ブラジルで前後とも交換。ブラジル製ピレリのオフタイヤMT60で、F 80-90/21 R 110-80/18 と、今度は標準よりデカイ。だけどしっかりフィットするし、運転に支障はない。しかもごんぶとで見栄えがいい。さすがピレリだけあってとても丈夫でいいタイヤだった。

インド ・ マドラスの救世軍 (The Salvation Army)

チリ ・ アタカマの月の谷 (Valle de la Luna)

だから、サイズが大きめでも、内径のインチが合えばいいのである。外国ではタイヤがなかなか見当たらないので、大きめでも良いタイヤを買おう。

創意工夫な装備について

(世界一周のみならず、日本一周やミニツーリングでも役に立ちます)

タンクバッグ

おすすめ度 60点

オンロード向けのマグネット接着タイプ。だけどあまり落ちることはなかったとです。基本的な工具、テ-プや針金、バルブ、地図、カメラ、メモをとる日記帳など入れました。

走ってる時は便利ですが、店とかに入るときでもいちいちタンクから持ち歩かねばならんし、磁石つきなのでとても重い。だけどダンベル代わりにもなるっちゃ。

 

背負い袋 

おすすめ度 100点

背負い袋(なんか古めかしい)は絶対必需品。主にバイクで走る人はデイバッグぐらいでいいです。店に入るときでも負担にならないし、両手が開く。あと、走る時に多少窮屈でも、絶対背負いながら走ること!荷台とかに積んだら、落ちて、泣きます。いや泣きました。(;_;)

貴重品袋

おすすめ度 100点

海外旅行の必須品。盗難のみならず、落としたり無くしたりすることもないので国内でもつけていきたい。これは今では100円ショップのダイソーで売っているので、旅行用品店にいって2000円ぐらいするのを買う必要はありま千円。

防水バッグ  

おすすめ度 90点    衣類や寝袋、書類など入れます。オフロードのバイクはアップマフラーなので凸凹道での振動でずり落ちてしまうと、マフラーにキス!そして溶けて穴があき、もう使い物にならなかった。

きおつけよ。

振り分けサイドバッグ

おすすめ度 85点

これをつかえば重心が低くなりバランスが取れる。あまり使わない工具やスペアパーツ、ガソリンコンロなど重いものをいれるのがこつ。海外を走る時は常にチャックに鍵をつける(3ケタのダイヤル錠でいい)のと、カバ-をつけること。

かご

おすすめ度 80点

さっき述べたとうり、ドイトで380円で買った黄色いかご。「まるでくだものや野菜を運んでるみたいね」 と何度も言われました。 だが、このシンプルさが、クラウザーのパニアケースをも凌ぐのです。網の目のようになっているが、物が落ちることはまずない。南米コロンビアで、かごの中整理してたらインドで買った洗剤のごみが残ってたぐらいです。(;^_^;)さらに、網の目なので、キャリヤにとり付けやすい。

最初針金で固定したけど、予想に反しすぐにばきぽき折れまくった。だけどビニールの白いロープ(新聞などを包むのに使うタイプ)を使えば弾力性もあってかなり丈夫に持ちこたえられます。この白いテープはあらゆる場面で便利だが、海外では全然売ってないので、必ず入手してから日本を旅立つこと!

濡れてもいいテントなどいれたが、重さですぐにキャリアのボルトが抜け落ち、溶接不能なまでにキャリアが完膚無きまでメッタメタに折れました。それが最大の欠点であり問題。

そして、ふたが付いてないので、軽い板が必要です。わたしの場合は、家に使ってない皮製のスーツケースがあったので、それをふた代わりに使う。そして、2つのチェ―ンを十字状に交わせてそれぞれ南京錠で留めればふたも落ちず、防犯もばっちし。本当に金のかからない、知恵とアイデアの賜物、かごでした

 

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持ち物でR!

手荷物編

  ・パスポート  ・T/C  ・航空券  ・運転免許証(国内、国際両方)  ・カルネ

  ・B/L(船便の荷受証書)  ・3分間写真  ・ワールドキャッシュカード  

  ・帝国書院高等地図帳  ・海外ツーリング完全ガイド(賀曽利 隆著)  ・五ヶ国語会話集

  ・CASIO・G-SHOCK  ・サングラス  ・電池式ひげそり ・カメラ(オリンパスIZM230) ・小型三脚

  ・方位磁石  ・ステレオテープレコーダー  ・黒接着テープ ・つめきり ・耳ほじり ・裁縫セット

  ・オロナイン ・ばんそうこう ・説明書等 ・地図、ガイドブックなどのコピー

単車編

  ・バイクの鍵  ・ヘルメット(1.5kg) ・U字ロック(0.8kg) ・マット 

  ・タンクバッグ(2.2kg) ・工具入れⅠ(車載工具) ・プライヤー ・モンキーレンチ ・針金 

  ・ガムテープ ・予備電球 ・カッター ・はさみ ・雨合羽

  ・テント ・コッヘル一式 ・おけ、ざる、エッグケース  

  (これらは黄色いかごの中にいれた。計4.2kg )

  ・寝袋 ・寝袋カバー ・海パン ・トレーナー ・高校のジャージ上下 ・Tシャツ ・靴下

  ・Yシャツ ・下着 ・軍手 ・書類ファイル ・カメラ電池 ・黒手帳 ・カルネの案内

  ・小学館シニアフレンド英和和英辞書 

  (これらは防水バッグの中に入れ後部シートに積載。計7.2kg)

  ・ガソリンコンロ、コールマン508A  ・電子ライター ・缶きり  ・フィルム30本 ・オイル 

  ・ジェベル125の説明書、メンテナンスノート、サービスマニュアル ・ブレーキ、クラッチレバー

  ・ブレーキパッド 2組  ・リヤ、タイヤチューブ  ・オイルフィルター 2個 

  ・スロットルワイヤー ・スピードメーターケーブル  ・スパークプラグ 2本 ・空気入れ

  ・パンク修理セット及びタイヤレバー2本 ・Oリングチェーン  ・ハロゲンライトバルブ

  ・ワイヤーロック ・工具入れⅡ(大きくあまり使用しないもの) ・ローソク ・箸 ・包丁

  (これらスペアパーツ類はサイドバッグに入れた。4.4kg×2=8.8kg)

  荷物の合計重量 27.0kg

持ち物ランキング

どれも日本でしか売ってない便利品よ。必ず買う!

1位 英語辞書 100点

  これさえあれば、駅前留学せんでも英語がさらに上達する。高校で使ってたレベルだが、シニアフレンドなら単語のみならず文法例も載っていて便利。暇つぶしに読むのも一興。

2位 電池式シェーバー  97点

 男なら絶対必携!ただしひげ大好きな人は別。シェーバーあれば、剃刀使って”シェ-”と、踊りたくなるほど拷問のように痛いひげそりから解放される。日本では小型のいいひげそりがたくさん売ってるのに外国ではこんな便利なものすら売ってないので、必ず買っとこう

3位 ビニールの白いひも 93点

 さっきの「かご」の項で説明したとうり。洗濯干したりもできます。何mか持て。

4位 ダイヤル式南京錠  92点

鍵を無くすこともありまへん。

5位 チャッカマン      88点

チャッカマンや電子ライターは使いやすくてキャンプやローソク点火に便利。米国で売ってるのはチャイルドガードがついてるので非常に使いにくい。

いらないものワースト

1位 フィルムのX線よけ袋  4点

 こんなもんいらん! 普段使うフィルムは ISO1000以下なので、X線の影響はまず受けない。買って損した。2000円ドブに捨てた。うえーん

金について

 

       海外での支出 

  T/C US$ 5,000 + \200,000 (Amex $100@50枚 ThomasCook \10,000@20枚)

  現金 US$ 1,000、  CITI-Bankワールドキャッシュ口座(WC)¥600,000

  合計 US$ 6,000 + ¥800,000 = ¥1,481,220 (日本出発時の所持金)

  

  途中、¥300,000 WC追加振込み ¥1,781,220   

  帰国直後の残金 US$892 + WC¥403,000 = \510,000  

  海外490日での使用金額 ¥1,781,200 - ¥510,000 = \1,271,200

 

出発前の支出 

アイテム類 

  中古ジェベル¥95,000   G-SHOCK¥10,290(高度、気温、天候観測用。東松山イトーヨーカドーで購入)

単車のパーツ類¥26,006  その他¥8,942   合計¥140,238

ビザ、書類 

  カルネ(単車の通関書類)と、国際ナンバー板 STK 1¥80,070 (うち¥30,000 が預かり保証金)

米国ビザ(赤坂で取得、B-1B-2、5年有効)¥4,680    インドビザ¥4,100  国際免許証¥2,600

単車輸送費 船便  東京→インドのマドラス ¥151,259

片道航空券 東京→台北→バンコク ¥44,200   合計¥286,909

出発前の使用金額 ¥427,147

 

  世界一周の総費用¥1,271,200 + ¥427,147=¥1,698,347

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