5月31日の日記
ラオスから1か月ぶりにタイに戻ると心からほっとする。タイ東端にある町、ウボンラチャーターニー(以下ウボン)にやってきたその夜は早速コンビニへ行き、しこたま買い込む。
コンビニめしはどれもおいしく、当然砂も混じってないし食あたりもしないので、デザートもつけてバカスカ飲み食いしまくったらすっかり元気が戻ってしまった。
ラオスにはない食事。コンビニのエビチリライスとチーズほうれん草デニッシュが超うめえ
やっぱタイはええ国や。便利って最高!
ただ、手持ちのペットボトルの飲み水が切れたので、水道水を飲んでみたが、アルカリっぽい?苦すっぱさがあって不味かった。カンボジアやラオスでは水道水も意外と何とか飲めたけど、ここはタイだから、水自販機で水を買えばいい。
といっても、あとで自販機の水を買ってきて飲んでも、やはりフィルタリングしてもアルカリ分が抜けきらないのか、後味が残る。
昼 インスタントスパゲティ8500×2 かち割りジュースタイミルクティ3000 パインジュース3500 肉まん5000(以上ラオスキープ)
夜 照り焼きチキン&ライス39(以下タイバーツ) ほうれん草チーズデニッシュ29 ゼリー8 カスタードプリン25
チョコボール(24個) 5
6月1日の食事
昼 エビチリライス35 ほうれん草チーズデニッシュ29 フルーツヨーグルト135g 14 ミネラルウォーター600ml 6 ビッグコーラ322ml 10 水自販機1.5L 1
夜 コンビニのつみれと玉子豆腐と春雨汁 カオニャオ5×2 やきとん5×2
6月2日の食事
昼 パイナッボーパイ15 豆菓子10 さなぎスナック20?
夜 ウインナー串4本20 キャベツ いか焼き串10 天然ジュース10 シリアル
ポップなスナック菓子に見えるけど、実は中はシルクワームという虫!されど日本でも八の子とか売ってるわけだし。味はクセも少なくまあまあ。
因みに虫は、屋台でも当たり前に売っているが、いなごのから揚げは結構うまいし、白い細長いさなぎは、クセがなくてとてもうまい。ただ、ゴキブリをでかくしたような虫はさすがに食えないけど。
ウボンに見どころがない理由は?
食事は十分うまいタイだが、パクセーからタイに戻って、ウボンのバスターミナルから駅まで来てみたところ、ウボンは面白い街じゃないのは明らかだった。
てっきり、ラオス南部の中心都市パクセーと、タイ東北部の終着都市で国境の町ウボンは姉妹都市みたいなものだと思ってた。が、実際来てみると全然違う。
パクセーは思った通り、田舎だけど観光の起点になる町だったが、ウボンはただの単なる地方都市だった。
確かにウボンはほかのタイの地方都市同様、環状のバイパス道路沿いにはビッグCなどの大型スーパーや、セントラルプラザなどのショッピングモールなどがあるが、街から離れていて不便。パクセーやチェンマイなどとちがって、旅行者向けのファシリティが全然ないのだ。
観光化されたところなら必ずレンタルバイク・サイクルがあるのだが、そういうのが見当たらない。
そしてウボンは人口の割に街が大きすぎる。空港に面した市街中心部、川を挟んで南にある鉄道駅周辺、北のバイパス沿いのバスターミナルとそれぞれ分散してるので、歩いて見れるようなコンパクトな街ではない。
逆にバンコクのように公共交通が充実してるほうが旅しやすい。
ウボンなどのタイの地方都市もまぎれもなくバイク・車社会なので、自分の足がないとどうにもならない。
ウボンで「リラックマン」発見。
そしてタイの田舎らしく、主要国道でない普通の道路だと、行先の標識が英語表記はなくタイ語のみ。ソンテウがどこからどこへ行くのかも、自分のような初めて来た一見だとさっぱりわからない。
そのため、パクセーでさんざん見かけたファラン(西洋人)は、ウボンではぜんぜん見かけない。街の中心部で西洋人のおっさんを一人か二人見かけた程度。
これまで観光化されたところばかりを旅してきたので、ウボンは想像以上の田舎ぶりだった。まるで日本の地方の田舎にほっぽり出された、外国人旅行者のようなアウェーな気分である
ウボンの駅近くのホテル「Warin Hotel」
ウボンの駅から一番近いホテルがワリンホテルという老舗のホテル。ほかにも別のところに宿が2軒あったのだが、ひとつは営業してないのと、もうひとつはクオリティの割に異常に高かったため、結局ここに泊まった。1泊200バーツより。
ところで、タイのホテルでは建て替えが続いている。
ボロ宿だけどとても安かったホテルが、何年振りかに来ると建て替えられて新しいホテルに生まれ変わっているのを目にした。
つまり
↓あまりにボロくなったので建て替え
↓最新のピカピカのホテルに生まれ変わる
その代わり宿泊費は3倍以上になった
というパターンが多く、望みの安い部屋が確保できずがっかりしたことも少なくない。
その中でこのワリンホテルは200Bという低価格を維持しているだけあって、だいぶボロいので、工夫してあり、悪く言えばセコい。
どこがセコイのか
備え付けのコップが、なぜかスタバのカップ。そしてフランスな缶詰の空き缶があるが、灰皿がわりのようだ。(もちろん全部洗ってある)
ぼろホテルでもスタバで飲んでる気分になれるという、摩訶不思議ぶり。
おそらく好みが分かれると思うけど、自分的にはそんなマンガチックなセコさがどこか笑えて、いっぺんに気に入ってしまった。発想がフリーダムすぎる。建物や部屋もレトロ(というか古い)のも味があって好きだし。
そして、もうひとつ気に入った理由は、ホテルの娘(30代)が親しみやすかったからだ。タイ華人である祖父がホテルの創立者。そのためか孫娘にあたる彼女の顔立ちも、一般の浅黒めのウボンの人たちとちがって日本人と大差なかった。というか日本の知り合いの女性のだれかに似てたっけな。
彼女は、大学で日本語を学んでたというので、英語はもちろん、ちょっとなら日本語も話せる。
当然彼女は日本に興味があるので、話がいろいろと盛り上がり、英語とタイ語を交えれば、いろいろ話せてしまうのだ。40男となると、旅先で人と長く話すことはあまりなくなるので、その機会にいろいろとしゃべってしまった。
部屋に置いてあったスタバのカップもフランスの缶詰も、彼女が食べたものだという。ブルジョワである。そのコップや空き缶を、下賤な私が利用するのである(笑)。ただスタバのカップはストローで飲むので、間接なんちゃらにはならないので念のため。
電話や家族?とは時折中国語で話していた。彼女はマルチリンガルである。
ウボンでしたこと
ウボンは街が分散しているので、ホテル周辺はコンビニや市場に行って食べるぐらいしかやることがないが、安ホテルなのに割と静かで落ち着く。
すなわち食うこととパソコンいじることと寝ることしかない。
でもタイなのでコンビニめしがあれば充分。めしがうまくて安くて、落ち着ければそれでいいのだ。
女子高生や労働者が立ち食いしている屋台を見つける。何の屋台だろう?でも地元の高校生が利用しているということは、その屋台は安いという証!世界の旅で学んだテクニック。
そこは串揚げ屋台だった。1本5バーツという安さ。手前にあるキャベツなどの野菜も自由に食べれるので、栄養のバランスもとれる
このホテルで二泊して次の町に行く予定だったが、やる気が起きない。よってさらにもう一泊延泊した。
ラオスカンボジアのストレスと疲れがたまってきたのか、一日ゴロゴロして、ずっとたまっている記事の作成もせんとならんのでありました。