1900円!チェンマイからバンコク2等寝台夜行列車・予約と乗車リポート

東南アジア旅2018-19列車・鉄道
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前回と同じく、帰りのバンコク行きもタイでは現役の人気の交通手段・寝台列車。東京から青森と同じぐらいの距離で、1800円から3500円の間で乗ることができます!

チェンマイからバンコクへの予約から乗車までの詳細をじっくり紹介します。

チェンマイからバンコクの交通手段はどうする?

4月25日ぐらいまでにバンコクに戻る必要があるため、何らかの予約を取っておきたい。そこで4月14日時点で考えたのは・・

🚋寝台列車 ノンエアコン

これが安いし、一番楽!エアコン付きは高く、効きすぎて寒すぎる場合が多い。欠点は1週間前ぐらいから予約が必要で、ノンエアコンの場合、朝のバンコク到着が早すぎ(ただし実際は4月のソンクラン明けなら、2日前でも予約が取れた)

🚋3等列車 

途中のナコーンサワンで一泊してからバンコクに行く完全鈍行の旅。完全地元民料金なのでめちゃくちゃ安いし、何よりネタになるが、昔3等を長距離で乗ったら、満席になるとガマン大会のようにめちゃくちゃきつかった。正直やりたくない。

🛫飛行機・エアアジア

チェンマイ空港からドンムアンまでは最安で690B。一週間以上前の予約なら寝台よりもちょっと高いぐらいなので検討したものの、手荷物が7kg以内まで。明らかに手荷物重量がオーバーしそうなので、却下。

🚌夜行バス

直前でも予約も取りやすく、速くバンコクについた。けど、値段もノンエアコン寝台より高いし、キュウクツだしエアコン効きすぎの車内は寒かったし、なにより面白みがなかった。

 

ということで、寝台列車に絞っていくのでした

寝台列車の予約

ただ、寝台列車は人気が高いので、予約が果たして取れるかということ。

これは以前にもしるした通り、

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タイ国鉄は空席状況がネットで確認できるので本当に楽になった。

https://www.thairailwayticket.com

アカウントを作ればそのまま予約購入できるが、別途手数料もかかるし、必ずプリントアウトする必要があるので、いろいろ面倒である。

ただ、ハイシーズンに予約を抑えるのではなく、ソンクラーン明けの暑いだけしかないローシーズンのため、無理してネット予約するメリットもないと判断。チェンマイに戻ってから4月22日に直接駅に行き、予約を取りました

明日の予約もとれる!4月下旬の空席状況の実態

2018年4月22日午前現在、チェンマイ駅窓口で22日から26日までのノンエアコン2等寝台(52番 1530発0525着)の空席状況を調べたところ

その結果、さすがに当日22日は寝台はなく座席のみだが、明日の23日から26日はなんといずれも寝台に空きがあった。

あとでネットで調べたら、24日は以前から空き無しだったのに、実際は24日でも空きがあったのだ。

ただし、23~26日まで空きがあるのは上段のみ。上段と下段に空きがあるのは25日のみ。

バンコクに戻るなら24日のほうがよかったろうけど、バンコクから遠いチェンマイに行く機会はあまりないかもなので、25日でもいいか、というかんじ。下段のほうが上段より快適だし。

ということで、しあさっての25日の便に、予約を入れたのでした。料金は下段なので581B。前回の行きと同じタイプ。

 

ターペー門からチェンマイ駅まで、歩いて間に合うか?

4月25日。ホテルから駅までのアクセスは、かなり距離があるのが難点。かといってぼったくり赤ソンテウには乗りたくないので、行きの駅からターペー同様、帰りもターペーから駅まで歩いて行く。

のだが、最後のあいさつ回りをしているうちに時間がどんどん過ぎてしまい、荷物を預けたトラベラーズインに戻って出発したのが2時50分。3時30分発のため、あと40分しかなかった。果たして歩いてたどり着けるのか?

38度の炎天下の下、早足で歩くとたちまち汗だくになる。さいわいトラベラーズインにある冷水器の水をしこたま飲んでる。

ピン川をわたると、3時5分。ちゃんと早足以上で歩けばなんとか間に合いそうとはいえ、ギリギリ駆け込み乗車はまずいし、とにかく暑くて思った以上にヘロヘロなので、とりあえず後ろから来た赤ソンテウに値段を聞くと、30Bと抜かす。すでに地元のおばさん2人乗ってるし、たいした距離じゃないのにそんなに取るとは、赤ソンテウはどこまで心がねじ曲がってるんだ、と内心怒りつつも、せめて15バーツにならないかといったが、ダメだった

そのソンテウはしばらく止まってたので、もういいや、ということで自ら降参し「20でいいから乗る」と告げてソンテウ。3~4分ほどですぐについた。ソンテウに乗った実際の距離は1㎞ほどで、そんな距離に20Bも払うなんてえらい高くついたけど、もうしょうがない。ギリギリに行って列車に乗り遅れるほうがよっぽど損失なのだ。

後で測定すると、トラベラーズインからチェンマイ駅まで2.8㎞だった。

15時15分、駅に到着。出発15分前なので何とか余裕ができた。駅の中にも冷水器があったので拝借。

15時30分、チェンマイ駅出発。発車してしばらくしてシャワー室に入り、早速べとべとの汗を流す。これが2等寝台の醍醐味である シャワーの後の乾燥していくところが、何とも言えない爽快感。

やがて山道に入り、峠の最高所にあるクンタンの駅。ニワトリや犬がそこいらをうろついてるようなザ・田舎の駅。とはいえ一人の女の子はしっかりスマホでセルフィーしてたけど。

車内の温度34度。暑いけどひっきりなしに風が吹いている。列車に手を振る子供たちがいる。いいな。3等列車とちがいシートに余裕があるのでちょうどいい。ノンエアコン2等は最高。

※車内の設備などの写真は、行きと同じなので今回は割愛します。

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17時40分~18時04分、ランパーン駅。毎度ながらあっという間の2時間だった。この時間でもランパーンは気温36度と、夏の群馬のようにとにかく暑い。

そのため乗り込んできたのは現地の人のみ。なので、2等ノンエアコン寝台はタイ人が8割~9割ぐらいだと思う。まあ暑い時期だから旅行シーズンじゃないし。

18時になると国歌が流れた。プラットフォームにいる人は直立不動しなくてはならないが、乗客は座ったままだった

ランパーンの停車時間は思った以上に長かったので、駅で飲み物でも買っとけばよかった。

2等からの車窓は風情があるが、野焼きか山火事かでときおりものすごく煙いのが難点。

19時過ぎに、ベッドメーキングが始まった。明日は早いので、もう一度シャワーを浴びて、すぐに20時に寝る。

とはいえまだ暑いので、なにもかけずに寝たのだが、寝苦しい。夜中にかゆくなってきたので、タオルケットを出してかける。夜中の車内温度は31℃だが、タオルケットの温度測ると33度。そんなタオルケットをかけるととたんにやたら暑苦しく感じるのはなぜだろうか。

4月26日

翌朝は速い為、早起きしようと早く寝たのに、いつのまにか駅員からピローアップとか言われて起こされる。時計を見ると6時を過ぎている。窓を見ると山の中でも野原ではなく、もう何十回も見てきたバンコクのスラム街の中を走っている。間もなくバンコク駅の合図。

6時12分ごろバンコク駅到着。約45分の遅延で到着だが、どうせならさらに2時間ぐらい遅延してくれれば、もっと寝てられたのに、と勝手なことを思ってしまう。

まだ6時なので、やはり到着が早すぎる便は眠いし、時間を持て余してしまう
駅に近い某宿に行くと、12時にチェックインで、きょうはエアコン付きしかないという。
駅前のコンビニは改装中。値段の高いエキナカの売店で買うことになる

眠くてしょうがないので、駅の中のこのあたりで

仰向けに寝ようとすると「寝ちゃだめ」と警備員に起こされた。

そうしてバンコクの一日が始まっていくのであった。

まとめ

酷暑の時期なので、気温が下がらず寝苦しかった。3月までならよかったけど、この時期だとちょっと失敗したかな?と思った。でもとなりのエアコン車両は、ガラッと恐ろしく冷房が効きすぎてて極端すぎる。

自分の格好と言えばTシャツとタンパンしかないので、寒さに震えるだろう。その冷気を少しでもこちらに分けてくれれば、お互いちょうどいいのにと思いました。

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