衝撃!北海道でヒグマに本当に遭遇した話!

日本の旅・みどころ
スポンサーリンク

北海道の森の中の道を走っていると、
ずっと遠い先に走っていた車が減速し、また再び走り出した。
なんだろう?
と思ってみると、道路右手に黒い大きな物体があった

それが、まさかのヒグマだった。

 

26年9月7日月曜、14時27分。
西興部村から南に進んだ道道137号の上藻地区。

その場所で、
人生初めてヒグマを見たのだが

その瞬間、血の気が引いた。

ヒグマに遭遇した時、どうしたか?

野生のクマなんてテレビや動画で見る限り、
狂った野犬のようにおそってくる
残忍な凶獣というイメージだ

もしこのままヒグマがいるところを通り過ぎたら、
横からおそいかかってくるかもしれない

そんな恐怖もあって、

まずは「冷静第一」で
減速して止まると・・・

ヒグマは思いもよらぬ行動をした!

それは、

私以上にヒグマのほうが
あきらかに逃げたがっていたのだ!
素振りではっきりわかった。

アイドリングをしたまま、ヒグマを見ていると
やがて相手は逃げ出し始め、
私がゆっくり進みだすと
ヒグマは横の林道へ、西に向かって一目散に逃げて行ったのだった。

 

それが、人生初のヒグマとの遭遇だった

 

見たときは至近距離にいる感覚がしたが、
撮った写真で見ると、思った以上に小さく写っていて、ずっと遠く、100mぐらい離れていることが判る
めちゃくちゃ動揺していたので、写真もぶれまくってるし、動画を撮るなんて余裕は皆無。

拡大すると、森の中に逃げ込もうとしてる姿。かなり大きい。

 

なぜヒグマは逃げたのか?

もともとヒグマはクマの中でも臆病気味というのもあるけど
それは自分が強くて大きな存在に見えたからだろうか。

バイクにまたがると
合計250㎏以上の巨体になるわけなので。

クマよりも速く走れて
ホーンや空ぶかしで威圧することもできる

Uターンすればすぐに100km/hで逃げることだってできる。
最悪の最悪の場合は、バイクもろとも特攻?

ヒグマに遭った後は、どうしたか?

いきなり通報するのも、なにか違う気がするし。

かといってそのまま何もしないのも違和感がある。
戻るとまたやって来そうで怖い。

人生初めての恐怖と興奮によって、
「謎の好奇心」が沸き上がり、

ちょうど近くに牧場の建物と民家があったので、

「ヒグマに遭ったらまずはどうすればいいのか、
現地の人はどう思ってるのか?」

その住民の話を聞きたくなった

そこの敷地に入ってしばらくすると、
車に乗った学校帰りと思わる奥さんと子供が戻ってきたので、早速尋ねた。

Q このすぐ近くでたった今ヒグマを見たんですが、どうすればいいでしょうか?
A ヒグマの姿は何度も見てるけど、とくに通報はしてないですね

Q ヒグマによる人的被害はあるんですか?
A ここ西興部村では無いけど、南の滝上町では 山菜取りや渓流釣りで被害にあっています

小学生の子供がいたので、

Q ここの敷地や近くでお子さんを遊ばせることはできるんですか?
A さすがにここでは遊ばせられないので、車で丘を降りて(今朝までキャンプしていた西興部の街中の森林公園など)で遊ぶことになる

とのこと。

西興部村のヒグマ情報より。ヒグマを見かけることは珍しい事ではない。

https://www.vill.nishiokoppe.lg.jp/section/sangyou/vi2gvk0000001ve0.html

 

帰宅後ニュースを見ると、北海道ヒグマ情報をやっていたが
やはり西興部村のが出ていた!

警察発表:

9月4日18時ごろ 西興部村上藻 上藻地区集落センター
南に約2㎞の道道137号
目撃 1頭 体長 約1.5m

日時は違うが
地図で確認すると出会った地点が、まったく一致。同一個体と間違いない!

ヒグマに遭遇して考えが変わったこと

クマと無縁の地域に住んでると、しょせん机上の理論でしかなかったけど
実際に生で野生のヒグマにエンカウントして以来、
考えがガラッと変わった。

それまではクマなんて残忍で恐ろしい生物にしか思ってなかったし
北海道に行く前も不安で怖かった。

しかしバイクに乗った私を見て、
自分が思ってる以上にヒグマは臆病に逃げ去っていった

素直に思ったのは

「クマちゃんありがとう! 逃げてくれてありがとう
無事生き残れたし、たびいちドットコム的に最高のネタができました

しかし捕獲された場合は、どうぞ毛皮や肉や胆のうなど、われわれ人間のお役に立ってください」

です。

人生初めて出会った瞬間は大衝撃だったけど、
今こうして平和に家に戻ったら、
意外な臆病さに笑っちゃうぐらいだった
そのためか、むしろ崇高で敬いたくなる気持ちにもなった

帰ってから調べてみると、
つまり、
自分が今回現地で素直に思ったことと、
古来からアイヌの人々が思っていたことが一致なんです。

”ヒグマは「キムンカムイ(山の神)」と呼ばれ、人間の世界へ肉や毛皮の土産(イタキ)を持って訪れる神聖な存在とされていました。人間は神々を敬い、必要以上の乱獲をせず、自然の秩序を守ることで共存のバランスを保っていました。”

メディアのイメージ的な無慈悲で残忍な狂獣ではなく、
じっさいは気を使って(?)はぐれメタルのように逃げてくれた。

だから先人からの人々はしぜんと「山の神」としてクマを敬い、そして戦うのだなと。

「クマとは友達になれ、しかし銃は忘れるな」
と、ロシアのことわざにもあるし。

 

人口900人の村にもV系バンド

その名もBearHugs

でもデザインのセンスがだまし絵のようにすごく秀逸。

 

クマについて議論するなら、ひとりよがりの実体験のない議論ではなく
まずは「そこに住まう人たちの話を聞け」
なんです

たしかにあのヒグマは、とても臆病だったし悪さをしてたわけでもなかった。
なのですぐそこに住む現地の人からすれば、いちいち大仰的に通報するまでもない。

(警察に通報しても、ヒグマを逮捕しに行くわけじゃないし(笑)、むしろいろいろ尋ねさせられ逆に面倒だったと聞いたことがある)

おとなしくてかわいげがあるのか、
おそいかかってくるか。
それはまったくわからない。
クマ側も、
そして、人間側も。

だから人間側もクマ側も、お互いが畏怖し合ってるのだと実感した

後日、西興部村の村長さんから聞いた話だと
(野生動物と共存している村なので)
ヒグマが山奥へ戻ってしまうと、ハンターにとっても、もはや追いようがないので
度々人里まで降りて事故を起こしたり迷惑かけない限りは、危険と無理をしてまで駆除することは無いそうだ。

スポンサーリンク

まとめ

ネット、とくにAIは知りたい情報を瞬時に教えてくれる
でもそれは逆に危険な面もあるのでは?と生ヒグマに遭ったことでますます思った

それまでのイメージと
実際に遭遇し、そしてヒグマと隣り合わせで住む人の話を聞いたことで、
まったく印象が異なったので。
ヒグマのいる世界で生きるということは、簡単でシンプルなもんじゃない。

安全な場所だけで生きて、
AIとネット情報だけですべてを知ったかぶったような錯覚になる
そういう社会はマズいのではないか。

 

実際に北海道で森のくまさんに出会って思ったのは、でかいヒグマを目の前にすると、クマスプレーを持ってても、まちがいなく恐怖とパニックになるので、効果的に操れるかという話。スプレー押しても出てこない場合もあるし、風向き次第では自分にダメージが来てしまう。

近接戦になってしまうと悲惨だし、何よりクマと戦っても1円の得にもならないので。

東京などで生活してると、人間が圧倒的な支配者、マジョリティなので、
人間同士が決めたルールで生きざるを得ないけど

北海道の過疎の山の田舎(あるいは小さな離島など)では人間のほうがマイノリティのため、
その常識は通用せず

人間同士のルールよりも、
圧倒的な大自然が支配する条件の中で生きていく。

というのを実感しました

Loading