カンボジア国境の町・ココンの情報1 5年ぶりのカンボジア到着は波乱

カンボジア・ラオス
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ついにきたカンボジア。初めてのココン。長い入国手続きが終わり、すっかり暗くなってしまいました。

国境から歩いて小さな町へ

ここイミグレーション前からココンの町まで10㎞ある。が、さっき写真を撮りに行った際、坂の向こうに小さな町があることはわかったので、とりあえずそこまで歩いて行く。

しばらく歩くと、趣味の悪いカジノ付きの高級ホテルがある。タイはギャンブルはご法度なので、かつての国境カジノはタイ人を当て込んでたとはいえ、いまやタイ人向けというよりも中国人向け、いや中国人専用と言ってもいい位の様子。

そもそも、最近のタイ人はギャンブルのためにわざわざ僻地を進んで、カンボジアに入国してまでここまで来るのだろうか?ホテルの周りにある店は、タイ語皆無どころか中国語だらけ。ここは中国なのか。

 

やがて坂道に差し掛かる。坂の当たりに来ると街灯がないので暗くなる。強盗でも来たらと思うと、かなり不安だが、無事坂をわたり切り、さっき写真を撮った小さな町・チャムヤムに着いた。ここに来るとローカルエリアなので、さきほどあちこちで目にした中国語の文字は見当たらない。

チェックポイントに行き警察官がいたので「この辺にホテルやゲストハウスはありますか?」

と聞くと、あの坂を越えたところにあるといわれたが、あんな成金ホテルに用はない。小さな町を一通り歩いてみたものの、宿はぜんぜん見当たらない。

目の前で事件発生!

チャムヤムの交差点に戻るため、道路より離れた歩道を歩いてたところ、
突然「ドカン!」という音がした

なんとちょうど自分の目の前でバイク同士が衝突。転倒して滑るバイクは、アスファルトとすれて、闇の中に火花が散っていた。

二人乗りのバイクと一人乗りのバイクだが、両者ともノーヘル。向かいが商店だったので、たくさんの人が集まってきた。

その後、ゆっくり立ち上がっていたし、バイクのほうはちょっと破損した程度だった

カンボジアは、まだまだはっきり言って危険だ。さすがに改善されているとはいえ、13年前の2005年にシェムリアップにいたときは、交通事故をなんと6回見たことがある。やっぱりカンボジアが怖くなってしまった

国境からココンの町へのアクセスは?

もういちどチェックポイントに戻り、ココン行きのバスはないかと警察官に聞いたら、ここから9㎞あるけど、夜はモーターサイクルを拾うしかない、と言われる。

そこいらのバイクタクシーを拾うのは不安なので、交差点にある商店にいくと、女性らが食事していたので、
「ココンに行きたいの?100バーツよ」と言われ、距離があるためディスカウント交渉はできない。

人のよさそうな現地のおじさんがやってきたので、この人なら安心かな、と100バーツをわたしてココンにつれてってもらう。

夜道なのにかっこつけてサングラスをしている。40キロぐらいでゆっくり走る

ココン大橋を通過すると、まもなくココンの町に到着。

 

おじさんは中級ホテルに入った。予算外だが、せっかくなので値段を聞いてみると20ドルと中級な値段。おじさんに別れと謝意を告げて、改めて自分の足で安い宿を探し回る。

何軒か当たった結果泊まったのが、ロータリー近くのゲストハウス・Penh Cheth Guest House(満意旅店)$7 まあまあ清潔で広い部屋にトイレ・水シャワー付。

このロータリーの真ん中には天秤を担いだおばさんがシンボル。命名・天秤おばさんロータリー。

クリスマスのようにライトアップされる夜の天秤おばさん

ココンの食事

天秤おばさんロータリーに面した食堂にて、早速食事。

メインメニューは焼飯や焼きそばなどだが、それじゃ面白くないので、クメールヌードルカレーを注文。

クメールカリーヌードル

味自体はタイのカレーヌードルと似てるが、タイとちがうのは全然辛くないのと、そして超大盛なこと。といってもわんこそばやそうめんと同じで、見た目の量の割にするする食べられる。


鳥肉ともやし、インゲンなどの野菜もいっぱい入って栄養バランスもいいし、とにかくうまい。安く、大満足。

バーイサッチュルーク

カンボジア式・豚丼定食。これもまた大盛りのボリューム満点。野菜も多く満足の食事。

以前カンボのシェムリアップに来たときは、食事の種類も乏しく、高かったけど、ココンは宿にせよ食事にせよタイよりもコスパがいい気がする。

カンボジアの歌謡曲

カンボジアの宿は、タイとちがって最安宿レベルでもテレビがついていることが多い。テレビをつけると、カンボジアのチャンネルがあり、そのうちのチャンネルのひとつの歌謡曲のチャンネルを見る。

「果物の歌」は、屋台でさまざまな種類の果物が並ぶシーンが映し出される。


その次は、「田植えの歌」で、稲刈りをする農婦や、水牛を引く農民たち。

そんなクメール歌謡が流れるカンボジアの農村の風景に、心の底から癒された。東京の多忙なビジネスマンや都会っ子に、理屈抜きで見せてやりたい。

思えば日本のテレビは、ワイドショーでは揚げ足とったりするような番組が多いせいか、どこか息苦しく不寛容なぶぶんがある。

その点カンボ人がどこかおだやかで前向きなのは、癒しの歌謡曲などのせいもあるのかもしれない。前回カンボジアを旅した時もそうだが、カンボジアは、農村などの田舎に人の良さがある。

この4月29日は、3回にわたって記事を書いたぐらいなので、今回の旅の中でもいちばん長い一日だった。

朝 ランチパックハムマヨ12 豆乳10 コピココーヒー10
昼 ビタミンゼリー10
夕 ランチパック チョコ12
夜 (29日夜よりカンボジアリエルとドル払い)マレーシア製ペットボトル豆乳 2000 クメールヌードル 5000

宿 ゲストハウス Penh Cheth Guest House(満意旅店)$7

写真 4枚$2
ミニバス 390B モタサイ$1+10B  チャムヤム国境>ココン 100B

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4月30日

静かないい部屋かと思いきや、となりの民家のニワトリがずっとうるさくてしょうがない。

宿のおばさんはとてもいい人なんだけど、WiFiもつながらなかったし、とにかくニワトリのうるささには耐えきれず、一泊だけして、すぐ近くの宿「Koh Kong Sen Sok Guest House 国貢幸福旅館」に引っ越し。同じく7ドル。同じような宿だが、部屋はきのうよりも狭い。

一番マシで静かだと思ってた一番奥の部屋は、隣では溶接をしてたりでそれなりに騒がしい。しかも部屋がどうも唾液臭いので気持ち悪かった。

 

ココン大橋の夕べで、若い力を感じる

何もないココンの唯一の見どころ、ココン大橋まで歩いて行く。この橋の長さは2キロ近くあるが、歩道がなく狭い為、とても人はわたれない。

海水と淡水が混じるので釣り人も多い。公園になっており、市民の憩いの場。

大橋ぞいの公園には揚げ串なども屋台も多いが、値段を聞くと具材はタイから取り寄せてるためか、タイより高い。

から揚げ屋台にいくと、そこの20代後半ぐらいの青年に声を掛けられる。屋台のあんちゃんだけど英語ができるので話す。日本からきたというと、礼儀正しく秩序があっていい国だとほめられる

からあげは3000と安くなく、しかもカンボジア流の味付けなのか、チリソースや砂糖らしきものを混ぜていたので、購入は遠慮する。

しばらくしてこの屋台に戻ると、店主には奥さんと赤子がいた。から揚げ屋台などで一家を支えるその若い一家の頼もしさは、若い国・カンボジアの明日を感じる、いい出会いだった。

 

そのあと歩いて宿に戻る。21時ぐらいから、カンボジア人の10何人かの団体で泊まりにやってきて、フロントや通路で大声で話すもんだから、うるさくてしょうがない。カンボジアの宿ではそんなケースにかち合うことがよくある。

やんわり注意したものの、23時を過ぎて寝ようと思ったらまたうるさくなった。この宿も明日出よう。

朝 グリコポッキー6B
昼 バーイサッチュルーク 5000

夜 クメールカレーヌードル 5000
宿 Koh Kong Sen Sok Guest House 国貢幸福旅館 A-07号室 7ドル

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