「カンボジアにイオンモール?」そう思ったあなたは、ぜひこの記事を読みましょう!
なぜならカンボジアの中でも別世界かつ、カンボジア最大のメガモールとあって、
もはや
「プノンペンはイオンモール以外行くところがない!」
といわんばかりにイオンは別格の存在で、(まるで日本の地方都市みたいだが)これまでの混沌のカンボジア像を覆すほどの革命的インパクトがありました。
イオンモール到着
旅をするにはあまりにつらい国・カンボジアの旅路の果てに着いた、ウワサのプノンペンのイオンモール。
まず最初に驚いたのが、カンボジアにスターバックス(もちろんニセモノではない)があった!
プノンペンには5年ぶりに来たわけだが、そのとき最貧国のひとつとされていたカンボジアにまさかスタバができるなんて、まったく想像もつかなかった。それだけマッハの勢いでプノンペンは大発展しているのである。
そして店内
日本のイオンなので、カンボジアでも例外なくピカピカで清潔。田舎のカンボジアのスーパーを見てきた日本人として、文字通りの武者震いですよ
日本に住んでると、イオンはこれが当然だよ、と言われるかもしれないが、カンボジアの田舎から来ると全然違うのです。
というのも、たとえばシアヌークビルは、暗くてしょぼいスーパーしかなかったし、ココンに至っては、スーパーどころかロクに値段も書いてなくて、電卓で計算するどんぶり勘定のような商店しかなかった。アフリカのタンザニアと同じ感じでした
なつかしい匂いがするとおもったら、ビアードパパのシュークリーム!値段を見ると1個1.70ドル、チョコ味が1.80ドル。ドリアン味もあるらしい。
そしてさらにすすむと・・
高級感あふれるピカピカの店内とブランドショップ
本当にここはカンボジア?
日本に戻ってきたのか?
という錯覚に陥ります
現地の人にとっても異次元すぎる世界のせいか、自撮りをする人もけっこういました
日本のテナント 家電店・nojima ノジマ
店員の制服は日本と全く同じでした。店員は日本で半年間研修を受けてきたとか。
品ぞろえは、日本ほどではなく、隙間がある印象。ゲームやパソコンなども扱ってなかったし。主にテレビや家電などだった。日本にはなくカンボジアで売ってるものとして、特大スピーカーが売っていた
百円ショップ ダイソー
7800Riel US1.90 とある。
うるさい国では必須の耳栓を購入。先日片方を紛失したばかりなので、日本で買ったのと全く同じものが手に入り、価格は2倍でも大満足。
1ドル札2枚で支払うと、おつりは400リエル。
なお、同じフロアにMI-Aという店があり、ここも1.90ドルだが、日本のセリアの商品を売っている。
レストランコーナー
リンガーハットや吉野家、タイの日本食レストラン・フジレストランなどの日本食や、あらゆる種類のレストランがある。安くないけど。
玉海力は閉店していた。ちゃんこ鍋をタイのスキスープにしてしまったのが失敗の元か。
店舗ではないけど、通路の販売ブースに日本の化粧品「愛しとーと」というのがあった。初めて聞く名前だが、名前の通り福岡の会社。
ほかにはゲームセンターやシネマコンプレックスもあった
客層
主にカンボジア人や中国人だが、日本人はマイノリティーながら、当然日本人客も割と多い。働いてる日本人を何人も見かけました。
広場の前では、何人かの団体がいて、最初中国人観光客かと思てたら日本人観光客だった。アンケートのようなものを書いてたから、アンコールワットを観光し終えてプノンペン空港に戻る前にイオンモールに立ち寄った、という流れだと思う
フードコートのきつねうどんに泪
そして、イオンモールではいちばん楽しみにしていたのが、フードコートの日本食。最初に食べたのは、あっさりしたきつねうどんでした。しかも1.50ドルと安い!
カンボジア料理は食べ慣れない異次元な味付けが多い中、たっぷりのわかめと、あっさりしたしょう油とだしの汁は、カンボジアでありながら、あまりの日本食の旨さと安さと完成度に本当に心に沁みた。
というのもシアヌークビルの不潔な市場で売ってた総菜やローカル食で食あたりになったばかりなので、繊細的なうまさと安心感は号泣レベルの感動だった
フードコートのメニューについては後日改めて特集。
よって、プノンペンにいる間の食事は、清潔で旨くて安いイオンのフードコートの日本食のみに限った。
プノンペンの屋台の得体のしれないローカル食なぞ一切食べないことを誓ったほどだ。我ながらゴーマンなプチブルジョワである。
イオンモールは、やっぱり「日本の地元」だった
イオンモールの中をあちこち歩いて来るうちに、どういうわけか笑えてくるのである。
なぜなら、
地元(熊谷)のショッピングモールとと変わらん!
モールの中にダイソーあり。セリアあり。ノジマあり。ゲーセンあり。シネコンあり・・・。
もちろん、バンコクにもきれいなモールでダイソーや日本食などはあるのだが、タイはある種日本化されており、タイの田舎の地方都市にもイオンモール級のモールやスタバがあったりで、日本と同じぐらいの先進ぶりなので、そんなにいたく感動はしない。(20年前に初めてタイに来たときは感動したが)
ところがカンボジアは後発発展途上国で日本やタイとはあまりに世界が激しすぎるため、そのあまりのギャップに感動するのです。田舎だと露店や商店しかないけど、プノンペンに来ると、いきなり日本と同じピカピカのイオンモールですからね。
日本だと地方でもイオンモールがあるけど、カンボジアの場合、都会と地方のギャップはまだまだ極端に断絶されてるな、と思った次第。
騒音と無秩序なカンボジアの社会に精神がすり減り、食あたりと南京虫にやられてどん底状態だった果てに着いたプノンペンのイオンモールは思った以上の存在、救世主のような存在にすら感じた。
日本食を食べてきれいな店内をあるくと、心身共に一気に元気になってしまった。
私の旅も中盤以降に差し掛かってきたので、ここでしばらく思う存分日本に浸り、次の残りの旅に備えて英気を養うにはちょうどいいと思いました
店を出ると、お台場のような高層建築が立ち並ぶ。イオンモールに坊さんがいる。でもイオンでは坊さんを割とよく見かけた。
そして別の方角には、謎の西洋建築物があった。
といっても中国が作ったであろうお得意のハリボテ感
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注意!不審人物情報 怪しい男女にご用心
日本のイオンモールにはこんな人はいないと思いますが(笑)、イオンモール内で危険人物に出会ったので注意してください
5月9日の15時ごろ、モール内を歩いていると、マレー系らしき、浅黒くいかつい感じの男がいきなり、私が履いているダイソーのクロックスサンダルを指さして
「ねえそのサンダルどこで買ったの?いいサンダルだね」
と英語で言い出してきた。
(いきなりなんだこの男)とおもいながらも、ダイソーサンダルは当サイトでもトップのPVの稼ぎ頭なので、ほめられて悪い気はしないのだが、
サンダルの話をすると男は「日本から来たのか?」「日本にお世話になった人が住んでいるんだ」などとベラベラしゃべりまくっている。
あまりに言動が危険人物10000%と判りやすいので、話の流れをぶったぎり
「あ、時間ないのでこの辺で。ハブアナイスデー」といって別れたった。
そして20分ぐらいすると・・・
今度は30代ぐらいのおばさんがやってきて、また同じくつま先を差して「あなたのサンダルは素敵ね」と言い出した
あきれるぐらいにさっきの男と同じ手口なので
「あのー、さっきも別な男から言われたんですけど」とツッコんでやったら、
「あなたのサンダルはいくら?3ドル?マレーシアでは60ドルするのよ!」と、支離滅裂なことを言っている。
適当に話を合わせて別れたけど、正直、じつに気持ちの悪い連中だった
私の場合、旅先では人とは無駄に係わりたくないタイプなのだが、これがお調子者タイプだったら・・・
相手におだてられて意気投合させられ
↓「我が家に行こう」と家(アジト)に連れていかれ
↓いかさま賭博をさせられ
大金を払うまで拉致監禁、
・・・という流れになるのではなかろうか。マレーシアの古典的な詐欺方法である。
なおマレーシアもカンボジアも、いかさま賭博による拉致監禁が主流であるので、いきなり声をかけてくる相手には用心!用心!!
治安の悪いプノンペンの外では悪党がウヨウヨしてるから、イオンモールなら安心・・とならないのが残念なところです!
まとめ
従来のカンボジアでは考えられなかった、ありえないほどぶっちぎりでピカピカな店内と、地元に帰ったような気分になるイオンモールは、ここまで感動したことはなかったですよ。
今回の東南アジア旅の最大のインパクトでした。