いまになって、その意味が身に染みた。
それは、2020年12月に、友人である芸術家・緒方敏明さんから
「アフロさん(たびいち)は、十円倹約するために、「一万円」くらい 損をしてると おもいます。」
と言われた
それは、
UberEats日本一周の電子出版も、ただでさえ売れ行きが悪かったのに、悪い評価を付けられた後、全く売れないのだ。
連日何時間もかけて一生懸命作ったのに、その努力が見事に空回りした
無名に近い紀行文なんて、何人がお金を出してまで読むか、てのもあるけど
ブログや電子出版など、小銭をえるために、結果的に多大な時間と労力を浪費させている。
東京都心でUberEatsで働けば、時給2000円ぐらいになる。その分の労力をつぎ込めばどれだけお金になるか。
結果的には、同じ5時間の労力で換算すると、十円程度の電子書籍の印税のために、一万円もらえたのだから、いまになってその言葉が身に染むのだ。
だからといって、
UberEats仕事ばかりの日々に満足するだろうか。
逆に時給2000円の安心感があるから、UberEatsはくえるだけ稼いで、残りを創作活動に充ててるのだけど。
「遊びのような仕事」だけど、現実は甘くないんだな
「遊びのような仕事」を目ざしたものの、2019年のピークの後は凋落し、しぼんでしまった
「十円倹約するために、「一万円」くらい 損をしてる」そのものである
でもそれを言ったら、1億円レベルの冒険も自己満足だと言われたら、それでおしまいになってしまうだろう。
それは、「自分の行動を、世に出す活動」と言うのも大事だからだ。
たびいちドットコムなんて、社会から見れば、あってもなくてもどうでもいい存在だ。
しかし何人かの人にとっては、役に立つ内容もあるたびいちドットコムは必要だと思ってるし、貴重な経験を自分の心の中だけに閉じ込めるのはもったいないし、自分自身に納得しないし、欲求不満が貯まるだろう。
人間、一人ひとりの発表から、さまざまな文化が作られていくので。
どちらにせよ、どこか空回りしてるんだな。
若い頃は、友人や仲間と遊んだり、女子とも話せる機会もあったが、歳をとるとその友人たちも結婚したりで次第に疎遠になるし、若い頃とちがってかまってもらえなくなるし、さらにコロナで人とリアルで会う機会が減ったので、考えもひとりよがりになりがちだ
ライスワークとライフワークの比例。
1992年のバブルの終わりに「清貧の思想」が大ブレイクしたが、当時の自分にとって、あの頃の成金的なライフスタイルを覆すもので、インパクトがあった。
足るを知れ、ということ。
30年後の2022年になると可処分所得が激減し、社会的に「清貧」もだいぶ自然と浸透してきたように思えるけど
あまり稼ぎすぎてもよくない。お金が余ると、くだらないことにお金を使ってしまうし、贅沢を知ってしまうと、凋落してまた貧しくなった時に、逆にやっかいだ。
人生を丁寧に生きることが大事。
自分一人が生活できるぐらいのお金があればいいのだが、ヘタに稼いでストレスが溜まって、尾根遺産遊びをしようものなら、経済的破滅の道へすすむだろう。
とはいえ、
YouTubeも、日本一周電子書籍も、結果的には空回りして報われない日々。
いつまで独り相撲を続けるのか、不安な日々でした。