ツーリング仙人・賀曽利隆さん(76)の家に行ってきたゾ!日本一周2024番外編

V-Strom250日本一周2024二輪車
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ちょうど1年前の2024年6月9日の話になりますが
「Vストローム250でUberEats日本一周2024」の西日本編を終えたあと、

今回なんとしてでも30年以上のカソリック信者(?)であり、ファンであり、推しである賀曽利隆さま(以下カソリサン)に会うことに。

カソリサンはギネス保持者なぐらい日本と世界中を旅してきたツーリングの帝王。現在もVストローム250に乗りながら旅を続ける76才ですが

カソリサンはどんな人?なのかは↓こちらへ

海外ツーリングの鉄人・賀曽利隆71歳を捕獲せよ!
今日の記事は、ツーリング界のレジェンド・賀曽利隆御大(以下・カソリサン)を待ち伏せして捕獲するまでの物語ですまずは、カソリさんって誰?一昔前なら、ほとんどのバイク乗りが知ってたり耳にしていたと思う。71歳とは思えないぐらい超人的なバイタリテ...

カソリサンと同じバイクであるVストローム250による「UberEatsで働きながら日本一周」の報告と
次なるユーラシア・アフリカ計画の誓いをしたかった。

そんなレジェンドなカソリサンでもやらないだろう、同じバイクによるUberEatsの配達。
なので、たびいちは「ウーバーイーツのカソリだ!」と勝手に自称します

実を言うと、2021~23年の日本一周で、西日本から地元に帰る時も、わざわざ神奈川県I市に立ち寄り、カソリサンの家の前を通ったこともある

その時アポなしで突然お伺いしようかと悩んだが、夜の8時とかにいきなりピンポンすると迷惑になりそうだと思い、小心者だったのでまるで告白できなかった高校生のごとく、そのまま帰ったのだが、やっぱ今思うとずうずうしくあいさつぐらいはすればよかったなと思った

アナログなアポイント手段

そして今回、賀曽利隆大明神様に謁見するなら
やはり正式にアポイントメントを入れたほうが良さそうだと思った

といっても、最近のカソリサンの連絡先はなーんも知らんのだ。

たびいちがカソリサンと知りあうきっかけになったのが、20年以上前にあった「賀曽利隆on-line」というウェブサイトだった

当時500円で頒布していたタオル。イラストは「ちびっこ直子」氏

ところがカソリサンはその後、有象無象なネット社会に疲れて、現在はアナログに回帰しているため、昔のメアドはもう使われてないだろうし
20年以上前に知ったカソリ邸の固定電番に書けると、留守電になっていた。

そしてカソリ邸の住所番地は知っていたので、最後の手段として旅の野宿先の佐賀の田んぼから絵葉書を書いた。なんともアナログ~。

その絵葉書には、現在Vストローム250でUberEatsで日本一周中で、帰りにお会いしたいと自分の携帯電話番号を書いて、5月29日に佐賀のゆめタウンのポストから送ったのだ

そして6月3日に広島県廿日市のキャンプ地(歩道橋下)にたどり着くと、見たことのない携帯電番からの着信があった

きっとこれはカソリサンでは?と思いコールバックすると、まさかの御本人だった。あいかわらず熱意のあるお声だった

佐賀の消印

76歳にしてもいまだ仕事やツーリングなどスケジュールでいっぱいのカソリサンなので、
早速次に会える日を尋ねると、6月5日しか空いてないという。

となると、広島から大急ぎで神奈川県のカソリ邸に行かないといけない。まだ旅が残っててあちこち寄ってほかの人にも会いたいのに、高速とばして一気走りしてもかなり困難だ。

広島からの残りの旅路を全部放棄して高速でワープするのは、チャンス的にも金銭的にもとってももったいない。でも緑ナンバーのVストで行けるのは、これが最後なのだ…。なので寝るときはめちゃくちゃ悩んだ。

そして歩道橋の下のテントの中で目覚めた翌朝。まだ8時前だけど、早速電話を掛ける。普段の私なら寝てる時間だ。

いやー。夜遅く朝の早いカソリサンは、朝っぱらから元気バクハツである。76なのに!

5日だときびしいので、ほかに空いてる日はあるかともう一度確認すると、
9日なら空きが出たという

やった!これなら余裕をもっていくことができる

これで一安心。広島からは関西や静岡など、のんびり寄り道しながら熊谷の自宅に戻ったのである

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そして当日6月9日

日帰りとはいえ、あえて日本一周旅を再現させるため、日本一周時と同じ荷物を全部つんで満載状態でカソリ邸に向かった。日本一周の番外編である。

面会時間は11時からなので、珍しく早起きして、遅刻は無礼で機会損失になるので、カソリ家には一時間前に到着できるようにした。

10時過ぎに早くついたので、近くのスーパーで時間をつぶしたが、カソリサンに電話すると「もう来ていい」とのこと。着いたらすぐに連絡して、もっと早く家に来ても良かったかも。

実はカソリ邸に初めて来たのは2005年だったので20年前だった。そして今回19年ぶりに家庭訪問したが、今回もきれいに整理整頓されて片付いていて、家の中も外もほとんど変わってはいなかった

台所がとてもきれいだったこと

奥様は病院にいて、いまは一人で生活してるが、自分で自炊などはしてないらしい。たしかに毎日のように旅生活で、外食してるとなれば。

ひとしきり話した後は、某レストランでまた話し、家に戻った後も話した

もっと話したかったのだが、カソリサンは「よし、そろそろこっちの仕事もあるから、2時15分に終わりにしよう」と言われた。2時15分という区切りで切り上げるところがレジェンドらしい

1年で3063湯の入湯しギネスになった。予算とバイクの走行もさることながら超人カソリだからこそなせる技で、「この記録は誰にも破られない!」と熱く豪語していた。

念願のツーショット

カソリサンの20万キロ走ったVストと、

たびいちのVスト「熊谷18号」

 

メーターを見ると、なんと234367㎞だった。23万キロ以上走るのもすごい(バイク便でもだいたい10万キロぐらいなので)が、そのぶんエンジンも酷使しているため燃費も悪化し(燃費計を見たら24.9㎞/Lだった)、そして1000キロ走ると100㏄ぐらいオイルをくうようになり、オイル交換も4000キロ毎だったが今では3000キロ交換とのこと。

そういえばVストだけでなく、2017年にジクサー150で日本を回ったが、自分も2019年にジクサーで本場のインドを一周したので、そのときの話もした。共通項があるのである

 

2001年と2024年

仙人だと思ったのは、「アナログ・カソリ」を自称するように
携帯はスマホから通話のみのガラケーに戻したこと。

そのためネットやSNS上でのいらぬ情報やノイズに振り回されることもなく、自分の旅に専念できて、炎上リスクもないので恐いものなしだといっていた

昔はカソリサンですらネット上でアンチの批判に遭ってたからなあ。たびいちもこれからのユーラシア行きに向けて、参考になった。

こうしてカソリ邸を後にしましたが、ほんとうに非常に濃い3時間半でした。

神奈川県へは行きは2時間半で行けたが
帰りは道草しまくったので4時間以上はかかった。

感想

あまり勝手に詳細に書くとプライベートを晒すことになるので以上になりますが

見た目はさすがに白髪が増えてておじいちゃんになったけど、想像を覆すほど元気バクハツだったこと。鉄人から仙人へ。

後期高齢者になるとヨボヨボになる人も多い中、76歳になっても全くそんなイメージがしないのだ

私はその翌朝、8時過ぎに起きたが二度寝して、11時間寝た。
かたや賀曽利さんが鉄人であり仙人だと思うのは
翌日は2時に起きて3時に自宅を出発するのだという
東横インでも0時にチェックインして4時にチェックアウト。

カソリさんをナポレオンだとすれば、
アフロあきら(たびいち)はアインシュタインである。いや、水木しげるでもあり、大谷翔平でもある。

何度も大事故をしながらも今にいたるので「不死身のカソリ」である

またユーラシア出発前に、Vスト共々お会いできたらと思います

 

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