ジクサーのインプレ  本場インドで10000km走行した結果

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ジクサーファンのみなさん、おまたせです!

日本でも人気のジクサーはインド製ですが、そのジクサーで本場インドを走破しました。

そこで本場ジクサーはどんなものなのか?

日本のとどう違うのか?徹底大検証していきます

インドと言えば、タージマハル。

インドのバイクといえば、ジクサー。そんなインドツーショット。

なぜインドの旅にジクサーを選んだのか

その理由は、ジクサーはメーターデザインがV-Strom 250と近いというのもあるし、

何より日本でも正規で販売してるからです。

下衆な言い方をすれば、

「ジクサーの本場インドで秘境をツーリング」

すれば、たびいちドットコム的にまちがいなくネタになるという目論見です。

日本とインドのジクサーの装備の違い

インドで買ったジクサーは、日本で売られてるのとぱっと見同じですが、日本で売ってるのとはずいぶん違います。

ジクサーの主要諸元(日本版)はこちら

型式 2BK-NG4BG
全長 / 全幅 / 全高 2,005mm / 785mm / 1,030mm
軸間距離 / 最低地上高 1,330mm / 160mm
シート高 785mm
装備重量 ※1 135kg
燃料消費率 ※2 国土交通省届出値:定地燃費値 ※3 58.8km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 ※4 51.0km/L(クラス2、サブクラス2-1) 1名乗車時
最小回転半径 2.5 m
エンジン型式 / 弁方式 BGA1・空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量 154cm3
内径×行程 / 圧縮比 56.0mm × 62.9mm / 9.8
最高出力 ※5 10kW〈14PS〉 / 8,000rpm
最大トルク ※5 14N・m〈1.4kgf・m〉 / 6,000rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 1.1L
燃料タンク容量 12L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.750
2速 1.750
3速 1.300
4速 1.045
5速 0.875
減速比(1次 / 2次) 3.181 / 3.000
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター / トレール 25゜45′ / 105mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク / 油圧式シングルディスク
タイヤサイズ(前 / 後) 100/80-17M/C 52S / 140/60R17M/C 63H
舵取り角左右 38°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成28年国内排出ガス規制に対応

http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/gsx150zl9/spec

しかし、私が買ったモデルは

FIではなくキャブレター、

リアはディスクでなくドラムブレーキ、

ライトスイッチとキックスタータが付属し、

そして究極はサリーガード付という、

牛たちからも一目置かれる、インド式廉価モデルでした。

サリーガードとは、

サリーを着た女性は、サリーを着たまままたがることはできないため、後ろに横乗りする。その時にサリーが後輪に巻き込まれないための、インド独特の装備だ。

しかし最近は近代化でサリーを着ている女性も徐々に減ってきている。中年以上の婦人になるといまなおサリーを着てる人が多い。

キックスターター

は、バッテリー上がりした時に利用。

10日ほど乗らないとバッテリーが上がってしまった。ただし何キロか走行すれば充電されるので、セルでも回るようになります

キックの固さも問題なく、割とかかりやすく、押し掛けしなくていいので役に立ちました

カタログ インド対日本

上が日本ジクサー 下がジクサーと、ジクサーSFのペラ2枚。

日本のジクサーは、星野源のようなモデルが出てたけど、

http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/gsx150zl9/top

学生をターゲットにしたような、ゆる~いかんじ。

インドはというと・・

打って変わって改めて質実剛健、シンプルで渋い。

日本の販売とインドの販売ではイメージ的にこんなに違いがあるとは。

グワハティで見かけた マッチョなイメージだ

最高速とパワーレシオ

初めて乗った時は、70km/hぐらいしかでず、あまりのパワーのなさにがく然としましたが、アクセレーションが非常に鈍重で原付以下のパワーしか出なく、原因不明の病人状態だった。

しかしバラナシのスズキでキャブレターの清掃を行った後は一気に本調子になり、最高速は、メーター読みでMAX 110km/hでした

海外ツーリングのレジェンド、カソリ氏の話だと、ジクサーは120キロは出るという話だけど、日本仕様のFIと、このキャブ方式だと違うのかもしれない。

メーター読みで90km/hを越えたあたりから加速がなくなり、風向き等によっては、90km/h台で落ち着くことが多い。

しかしその後は エンジンにダメージが来て、白煙を履きまくると、かなり怖い状態になってきたので、高速区間では80から90キロで走ることが多かった。

GPSとの誤差は

メーター読みの速度とGPSの実速では開きがあるので、メーター読み100キロで、GPSは93キロでした

以下、50キロで45キロ、40キロだと35.7キロでした。7~10%の誤差がありました

もちろん、同じジクサーによっても、個体によって差は異なると思いますが。

Gear & Power Ratio  x1000rpm    リストはメーター読みの速度です

x1000rpm 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
5th 31 45 59 72 86 98
4th 26 38 50 61 72 82 92
3rd 21 30 40 49 58 66
2nd 15 23 30 37 43 50
1st 9 14 19 23 28

グラフ

これがインド版ジクサーの最高速!

高速道路の巡行

夜の高速巡航

このほかにもジクサー動画あります。チャンネル登録もよろしくおねがいいたします。

https://www.youtube.com/user/stk1akira/videos

燃費

一部を抜粋すると・・

日付 給油場所 オドメータ 区間距離 給油量 燃費 価格 値段ℓ
guwahati 16452 336 10.99 30.6 801 72.86
4/10 shillong 16827 375 10.72 35.0 750 69.98
daboka 17256 429 11.69 36.7 850 72.74
4/15 imphal 17610 354 11.28 31.4 780 69.16
imphal 18005 395 11.29 35.0 781 69.14
4/23 dimapur 18330 325 10.35 31.4 730 70.56
4/24 guwahati 18687 357 11.54 30.9 841 72.87

だいたい今行程のトータルの燃費は、リッター31.1キロだった。

あちこちで写真を撮ったりしてストップーゴーが多いので、リッター30キロぐらい。良いときは35~36キロ。

しかし旅の後半からエンジンがダメージが来たのか、リッター30を割り込むようになる。そして徐々に悪くなり、デリーに戻ったころには26キロ台まで落ちた。

操縦性

当方171㎝だと、足つきは、両足が半分ぐらい着く、と言った感じでした。なので跨りながらのバックがしにくかった気がする。

ジクサーを購入 いくらで買ったのか

なお、ジクサーは2014年ごろにインドのベストオブバイクに入賞したほどの実績がある

この写真は2015年3月、ケララ州にて。街のど真ん中に高々とジクサーの看板があるので、ジクサーファンは感激ものだと思う

そのため日本にも輸出されたぐらいなのに、いざ2019年にデリーのバイク街に行くと、流通量が意外に少なかった。

なので「ジクサーを探している」というと、骨の髄までこすっからいバイク屋から、どうしても値段的に足元を見られてしまう。

結局、バイク屋で買ったのは、手数料や保険など合わせて48000ルピー。約76800円。

日本円で考えるとめちゃくちゃ安いが、インドの相場からするとこのコンディションだと安くない。なぜなら見かけはまあまあの状態だったが、いざ走り出すと、とんでもないボロボロの状態だった。

しかし修理代のめちゃくちゃ安いインドなので、不具合があればガンガン修理すればいいだけなので、日本よりは気楽。

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車体寿命が短い!日本とインドでは環境が違う!

そのジクサーは、2015年製とまだまだ新しいのに、サイドスタンドやセンタースタンドがボロボロと言う、とてもひどい状態。

それは、インド人の使い方はただでさえめちゃくちゃ荒いのに、デリーの気温差の激しさや、汚染空気と砂埃などの過酷な環境もある。

インド人のバイクの乗り方やメンテナンスはあまりに酷すぎるので、カロルバーグのバイク街は相変わらずポンコツバイクが多い。しかしそこならほしいバイクも見つけやすく便利なのだが、マシンの知識と経験と、可能な限りのパーツの一新や修繕は絶対必要。さもなきゃ途中で壊れて泣きを見る。

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のっけから波乱万丈のコンディション。中古屋のインド人店主が言っていた「このバイクはベストコンディションで完璧だ」というのは全く信用できない。

もっともインド人の言うことなぞ、はなから信用する気もないけど。

一周のスタート前に、スパークプラグやバッテリーなどさまざまな修理交換をしたものの、キャブや電装など、まだまだ問題ありだった。

バッテリーを新品にしたものの

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トラブルと修理の実録

2月3日 納車時の修理交換

すでにフロントフェンダーを交換中。純正で650ぐらい

きのうの赤より断然いい。しかし回転の下がりが鈍く、なんと白い煙が出ていた
ロクな状態がない。
そこで、エンジンを修理するよう依頼する。

外したパーツを地べたに置いたりと、モロにインド式だと、仕事はしっかりこなしている。
ピストンセット非純正で650ぐらい。ピストンとピストンリング、ガスケットを交換。

インドではピストンセットもレイバーチャージ(Labor Charge:工賃)も驚くほど安い。日本だとピストン交換だとピストンセット取り寄せに何日もかかり、そして何万円もかかるので、日本でバイク修理することがばかばかしくなる

エアクリーナーやオイル、オイルフィルターも交換してもらう
白煙は消えた。しかしパスパスとミスファイヤーが出ている。スパークプラグを交換すれば治るだろうか

汚いプラグから、ボッシュの新品プラグに交換。

ただ、中古のキャブのセッティングが悪いのか、パワーが全然でない。下り坂で76kphぐらい。
空ぶかしした時は問題なく吹き上がったので燃料系統ではなくキャブだと思われる

デリーのスズキワークショップでエンジンオーバーホウル

納車時にオーバーホウルしたものの、結局白煙がまた吐くようになり、今度はちゃんとしたスズキのワークショップでやってもらうことにした。

これはRDB SuzukiのGIXXER ZONE。

スズキのディーラーならジクサーの修理のメソッドもあり、ジクサー修理のスペシャリストぞろい。

Dream Suzukiに2月10日にジクサーを預け、2月15日に修理完成。

インド北部なのでスズキスタッフもシィク教徒もいる。

ピストンやピストンリング、シリンダーなどの一式交換は、工賃併せて合計約6000ルピーだった。

日本円で1万円程度なので、恐ろしく安い。

しかし、インドの旅の中間ぐらいから、再び白煙を吐きオイルを食うようになってしまった。

ジェベル125で世界一周した時もそうだったが、一度でもエンジンをばらしてしまうと、どうしても完全な復旧が困難になる。

これからジクサーを買おうとする人へ

ジクサーは154㏄なので、通勤や通学と言った街乗りとして乗ったほうがいいです。高速使わず下道オンリーです。そのほうがお金もかからなくていいですしね。

実際インドでもクルージング用ではなく街乗りで、いきがってブイブイ言わせるような車種ですしね

日本では高速も乗れる軽二輪扱いだが、原付二種の125㏄とたった30㏄しか違わないので、高速道路は乗らないようにしたい。インドの規格を日本に適合すると、かなり中途半端になってしまう

なので、高速にも多く乗ったりするなら、ぜったいにジクサーではなくGSRやVストローム250のような、250㏄にすべき。

ジクサーのシンプルな空冷単気筒エンジンと、GSRやVストローム250の水冷ツインエンジンでは、タイプが全然違います。パワーも耐久性も違うので、みじめな思いをします

もし高速に乗る場合は、80キロ、よくて90キロで巡行しませう。それ以上だとエンジンが壊れるでしょう。

実際ジクサーの1万キロで白煙がでるようになったし、過去にもジェベル125や200でさんざんな目に遭った経験より。

ジクサーに長く乗り続けたいなら

か弱い単気筒空冷エンジンなので、

速度は70~80km/hぐらいにまでおさえ、

必ずこまめなオイル交換をしましょう。

ジクサーでインドの最奥の秘境の町を走るという、超マニアックな動画。 ナガランド ワインディング

ということで、ジクサーネタが出てきたら、また追記していきます

そしてインド二周目のツーリングレポートも、じっくり仕上げていきますのでお楽しみに!

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