あらゆる種類のオートバイが借りられるチェンマイ。日本ではやりにくいバイクの乗り比べが安くできて、バイク好きにとっては最高です。
今回のように、国境を見に行くツーリングは日本ではできないこともできます
2010年にチェンマイに来た時は、乗り比べのために借りた単車は何台かあったけど、今回の日帰りツーリングで使用するのはホンダのCB400。
ちょうど15年前の1995年、免許を取るときに乗った教習車がCB400なので、エンジン音を聞くと、急制動!1本橋!という懐かしい気分になる(笑)
15年前の単車なのでガタガタでエンジンやキャブレターが不調なのか、MAXにしてもやっとこさ140km/hしかでなく、250ccにも劣るが、それでも当時600バーツで借りれたのだから安い。
ミャンマー国境の村、大谷地
目的地はミャンマー国境の村。チェンマイの真北にあるため、400㏄バイクならチェンマイからでも行きやすい。
国境の村に着いた途端、顔立ちが中国系の血が多く、中国語の看板も出現。いま大陸で使っている簡体字ではなく、繁体字なので、ここも中国国民党が逃れてきた最奥の落ち武者集落なのだろう。タイ語で書かれていても読めないが、中国語ならてきとうに読めるので、ほっとする。
この村の名まえは二つあって、タイ名だとアルノタイ(Ban Arunothai)、中国名だと大谷地(タークーティ)
札幌にも大谷地(おおやち)という地名があるので、じつに親しみをかんじる。
同じような村としてはメーサロン(美斯樂)がそうだが、メーサロンとちがって大谷地は全く観光客の来ない素朴な村。
大谷地村。タイの普通の田舎の商店だが、漢字があるので台湾の田舎のように見える
村はずれの国境のチェックポイントに行く。この国境を越えると、ミャンマーの国道45号線に続くはずなのだが、車や人の気配はまったくなく、駐屯しているタイの軍人がいる程度。
メーサイとタチレクの国境と違い、ここの国境はタイとミャンマーの交流はほとんど無い。まるで韓国側の(向こうが北朝鮮)チェックポイントのようだ
退屈そうにしている軍人に尋ねてみると、ミャンマーのビザを持ってたとしてもここからの入国は不可の事。たしかに、イミグレも何にもないし。
名物・雲南麺。ラーメンというより、まさに中華そば。チャーシュウとワンタン入りで25バーツ。麺はコシが無く伸びているが、これだけ入ってれば、うまい。
帰りは真っ暗な夜道を苦労して走り、チェンマイにもどったのは23時。疲れたけどツーリング度満点でとても楽しかった。
2016/1/5