ついに決意したキリマンジャロ登山。登山口・マラングゲートを出発して、
今日の目的地ホロンボハットを目指します
「富士山五合目から富士山頂と同じ標高」までの道程をお送りします
マラングルート 出発~山頂~ゴールまでの全行程 70km 標高差4025m
登山の前日
モシのエージェントに、登山の契約をして、お金を払ったら
防寒具や登山靴などのレンタル登山用品を受け取る。
それらをすべて持って、明日は登山口へ向かう。
出発当日
パソコンなどの荷物は、モシで滞在しているホテル・「コーヒーツリーホテル」のフロントに預けてもらった。
モシの町から、マラングルートの登山口・マラングの村(1800m)に行き、エージェントに指定された事務所へ行き、そこでガイドとポーターに会い、登山口の国立公園事務所で手続きを行う。
(なお、私の場合はバイクなので、モシからそのままマラング村の事務所へ直接向かった。)
マラング村・登山口 Marangu Gate (1800m)
登山口から、一気に下界に続く道
入山料は直接公園事務所で払う。クレジットカード払いOK.
ポーターが背負うのは一人15kgまで。
荷物はバイク用の赤い防水バッグに入れてたが、ポーターはそれをずっと頭に担いでいた
いよいよ登山開始
12時、登山口出発。
標高2000m台は、山の中腹で、雲が多くて降水量が多いのか、
うっそうとしたジャングルになっており、緑が豊かでさわやかだ
マンダラハット Mandara Hut (2700m)
14時46分、マンダラハット到着。
森の中をずっと歩いてきたので、その森の中からハットタウン(山小屋村)が現れると、
まるでおとぎの国の町に着いた気分だ。
まだ3時間も歩いてないのだが、ポレポレ(ゆっくり)スタイルのツアーになると、まずはここで一泊になる。
しかし今日の目的地・ホロンボハット(3700m)はこのペースで行けばたどり着けるだろう。
マンダラハットのトイレは水洗できれいだけども。
ここのハットは二段ベッドのようだ。ソーラーパネルが各ハットについている。
そんなマンダラハットで休憩。ポテトチップス、チョコレート、水。
これが登山スタイル。登山靴やステッキはレンタル。
じつは私が担いでるのは、ガイドのバックパックで、自分のではない。
キリマン登山では、ポーターも雇わざるを得ないので、実際は自分は右に転がってある黒いデイバッグのみ担げば良く、まるでオボッチャマである。
このときは初夏のようなさわやかさで、まだ余裕があった。
マンダラハット(2700m)からホロンボハット(3720m)へ
15時20分ごろ、休憩を終えて出発。森を抜けて、植生も変わる
16時17分ごろ。標高3000m。ここから草原地帯に変わる
16時35分
北海道のような雄大なすばらしい景色が広がる。「北の国から」のテーマを歌いたくなる
高山植物。
18時、今度は、阿蘇山の草千里にそっくりの小山を発見。
18時25分。まだまだ先。ペースを一気に上げる。
19時14分。ホロンボまであともう少し!
ホロンボハット Horombo Hut (3720m)到着
真っ暗な中、到着。今夜は小さなハット(山小屋)に泊まることになった。
ハットには4人泊まれるが、このときは私一人でだけだった
さっそくポーターが夕食をハットに持ってきてくれた。
夕食はチキンと野菜のスープに食パン、ミロ。
なかなかおいしく、そのあったかい食事は今日の一日にしみわたる味だった
食事が済んだら、早く寝よう。
明日は、日本一の山、富士山よりも、さらに高い世界へ行くのだ。
その先には何が待っているのだろう。
それではまた明日!