夏は蚊のシーズンですが、インドに通算1年近くいた私が、どうやって蚊の多いインドを乗り切ってきたか?
そこで、いかに安く、快適な蚊対策をするかがこのテーマです。
どんなアイテムが蚊に効いたのか、実録を交えておつたえします。
「インドの達人」がお勧めするものは
当サイトでもたびたび出ている、写真家の三井昌志さんはすでに10種類以上の写真集を出されておりますが、
そんなインド旅のプロ中のプロである、三井さんがお勧めする防虫剤は・・・
インドを旅する人全員にお勧めしたいのが「おすだけベープ」だ。このスプレー式蚊取り線香は、しぶといインドの蚊にもばっちり効くし、ダニやノミ、ゴキブリや南京虫などにも有効だ。インドにも類似品はあるが、効き目の持続性や携帯性などを考えると、日本から持参するのが一番良いと思う。
ちなみに僕は「おすだけベープ・280日分」を1ヶ月で1個使う計算で旅に持って行く。インドの気密性の低い宿では6,7回プッシュしないと蚊の侵入を完全に防ぐことはできないからだ。たとえ4本持って行っても、コンパクトなのでさほど荷物にはならない。
とのことですが、
電気も火も使わないし、煙臭くならず、匂わないし、即効性があり、たしかに便利でした。
でも気を付けてほしいのは、
缶型のタイプは、可燃ガスが含まれてるので、機内&預け荷物で持ち込み不可です
三井さんがいつも持ち込んでるのは、おそらくワンプッシュポンプ式のタイプだと思います
彼は今も昔もおすだけベープ推しなので、いまやすっかり「おすだけベープの三井さん」ですね
三井さんがインドであれだけスゴイ写真を撮れるのも、おすだけベープのたまものだと思ってます
現地で買う場合 インドのベープは「良い騎士」??
では、世界の旅の途中などで、おすだけベープが買えなかったり、使い切った場合はどうするか?
それが、
インド中のどこの商店でも売ってて買いやすいのが「Good Knight」シリーズ。
騎士のように強い殺虫力で、良い夜を迎えられる。
すなわち「Good Night」と引っかけてる、いかにもインディアンテイストあふれる粋な洒落たネーミングではないですか。
なので、商店のおじさんに「グッナイト」とあいさつすると「おやすみ」ではなく、蚊取りベープなどが出てくるので、注意しましょう(笑)
Good Knight 電気ベープ
ベープ本体とリキッドのセットは、なんと85ルピー(たったの135円)で買いました。
めちゃくちゃ安いです。
だからインドのゲストハウスやホテルに行くと、よくあちこちにこれが置いてあるぐらいです
しかもこれだけ安い割に、エコモードとフルパワーモードの2種類があります。
肝心の効果はというと、概ね効きます。シングルルーム位の部屋なら、1~2時間ぐらいでほとんどの蚊は死にます。匂いも少ないので快適だし。
ただ、フルパワーで1日8~12時間ぐらい使い続けると、1週間ぐらいでリキッド1瓶を使い切ってしまうので注意。といってもリキッドは1瓶70ルピー(120円)ぐらいだから、コスパは安いと思います
Good Knight Mosquito Fast Card 蚊よけ紙
グッドナイトには、電気ベープだけでなく、
「蚊取り紙」方式もあります
ベープとちがって電気が無くてもつかえるので、インドの農村とかではこちらが主流なのかもしれない。電気ベープだけでは心もとない場合は、ダブル騎士で攻めよう。
10ルピーで10枚入りの除虫液の沁みたカード型の紙があり、
それを1枚燃やすと、カップラーメンのように3分で効果が出てくる。しかも蚊取り線香とちがって煙たくないし。
となれば、ネーミングは「ウルトラマン」でもいいかもしれない。
使い方
シートから一枚切り離す。触ると結構ケミカルな匂いがするので注意。
はがした一枚を、山折りに半分に二つに折る。
折った蚊取り紙を立てて、山折りにしたエッジの部分(朝日印)に、マッチを点火して燃やす。
この場合、すぐに燃やすのではなく、3分ぐらいかけてじわじわとゆっくり燃やすと、成分が無駄なく発揮できる。
1枚でも十分とあるが、蚊の多い広めの部屋だと、1枚だけ燃やしても蚊は生きていたので、そのときはもう1枚、そしてあとで1枚と、3枚燃やしたこともある。
3枚ぐらい燃やすと、さすがにいくらか煙いものの、蚊取り線香に比べれば全然煙くないし、効果はてきめんだし、何よりコスパが安い。
3枚燃やしても3ルピー(5円)なので、蚊を撲滅できるまでケチることなく燃やせる。
インドでの蚊取り線香は、ミャンマー製の蚊取り線香を使ってみたものの、煙くて臭いわりに、全然効果が無かった!
なので、GoodKnightシリーズは、ほんとうに良い騎士でした。
ベープの使えない部屋や、屋外で寝る場合
ドミトリーや、屋外などで寝る場合はどうするか?
それは、体に蚊よけを塗るわけですが、確かに日本でも蚊よけスプレーなどはありますが、中身が漏れたりかさばるのが欠点。
そこで場所も取らず携帯に便利で、とても安いのが、オドモスです
実はオドモス、インドを長期旅行する日本人はみんな知ってたりします。
オドモスはチューブに入ったクリームなので、塗るとき多少べとつき感があるけど、塗ると塗らないでは大違い。野宿でも快適に寝ることができました
ただ、蚊は塗りそびれたところを刺してくるので、蚊のめちゃくちゃ多い処では、露出してるところは抜け目なくバンバン塗ったほうがいいでしょう。安いですしね
インドでは薬局で1本25ルピーで買えますが、アマゾンでもなんと108円で買うことができます
まとめ
この世で一番憎たらしい生物は蚊!
ということで、くまなく蚊をやっつけるなら、
インドはじめての方とかは、おすだけベープ280がいいでしょう
そして、インドに慣れてきたら、現地調達として、グッドナイトシリーズもいいでしょう。