6月27日
朝5時。野宿の朝は、夜明けとともに起床。高速道路のPAで寝たのは、津軽SA以来だった
日本のSAには必ず冷水やお茶などが飲めるウォーターサーバーがあるが、ここにも冷水器はある。しかしその水は、塩気を含んでて非常に不味い。
次から次へと何台ものバスがやってきて、その乗客がものすごい人が利用する。
インドの高速のPAは、ちゃんと無料トイレがあるのに、何人かの男はそこらでためらうことなく平気でタチションするもんだから、駐車場が臭くて臭くて!
タチションなんてサルでもできる!
と怒っても、それは日本人の考えであって、つい最近までみんなのぐそして、今なおそこらへん牛のうんこが落ちてるような国だと、解釈が変わってくる。
でも、ここは高速道路のPA。そういうモラルの残念ぶりを見てると、野宿の目覚めの悪さと相成って朝から怒りやストレスがたまるたまる。もう自分にとってインドは食傷だと思う。
今回のインド二周目は、あるいみは収穫はとてもあったけど、ある意味失敗だったと思う。
思うように旅できなかったし、インドの食事も合わなかったし。一眼レフを持ってるからと言って写真家にはなれない。インドを仕事にしている三井さんのようにはなれなかった。
なのでしばらくはインドはいいや(金も時間もないし)当分は日本で真っ当に生活しよう。普通に仕事してお金もためなくては。
これからの人生を遊ぶためには、しっかり現実的な金策も考えんといかん。何年後になるかは不明だが、インド3周目やユーラシア計画は、それからだ。
このアグラ・デリーの高速道路は、4年前の時と全く同じ。ただ変わったのは通行料金。175Rから205Rに値上げした。それでも安いけど。
ジクサーで走行中の動画です
高速の写真などは、こちらも参照ください
デリーまで一気走りできるかと思いきや、高速道路は車の通行も少なく、路肩が異常に広いため、ついつい隅に止まって荷物をチェックしたり写真を撮ってしまう。
次のサービスエリアに行くと、日本のハイウェイオアシスのように広いので、昨夜はここの片隅で寝ればよかったなと思う
フードコートはデリー空港並みのテナントと陳列ときれいさだが、値段も空港並みに高い。
たとえば「南インド式スペシャルターリーセット」は、庶民の食堂が100~140ルピーで、街のホテルのレストラン(AC付き)が230ぐらいだとしたら、ここではなんと600ルピーする。1000円近いのだ。
左手にはコンビニがある。しかしここの商品は特別料金なので、2~3倍ぐらい高い!
しょうがないので、安くて無難なアイスクリーム30ルピーを2個だけ買った。
次のSAでは、4年前にあった上海的珈琲館は健在だった
しかしこの店名、ムンバイカフェ デリー式コーヒーと言ってるのと同じなのだが・・
これでもインドにしては洒落てるほうだけど、日本みたいにご当地ラーメンとか和牛ステーキとかあれば面白いのにな。とはいえインドのSAにある料理は、だいたいほとんどがベジタリアンなので、日本人にとってはつまらないと思う。
ドライヤーのような熱風と同時に、汗をかいた先から消毒液を塗ったかのようにひんやりとする。それだけ湿度が低い。
なおこの日のデリーの気温は、最高41.1度 最低29.6 湿度36%と、記録更新した日の熊谷と同じだった
デリー郊外からはスマホを使ってGoogleナビを開始。その案内に従うと、あっという間にパハールガンジまで戻れた。前回4年前とは違って、あっけないゴールである。
4年前はスマホもなく、GPSも壊れたので、デリー郊外からデリー中心部まで行くのに散々迷ったのだが、えらい違いである。
冷水1杯3円。うまい。かんかん照りなので、救世主のように感じられる。改めてインドは物価が安い。
コルカタとは違うのは、牛も平気で歩いている。インドらしいインドになっている。コルカタのほうがより汚い気がするが、デリーよりも規律があるような気がした
前回は、感動のゴール!!と言うイメージだったけど、今回はデリーに戻ってもそんな感傷が全然わかなかった。
なぜなら、すぐに現実が待っている。明後日には出国なので、バイクをすぐに売らないといけない。そんな思いがいろいろあって前回のように感傷に浸ることはできなかった
感動しなかったゴール。インド2周目バイク旅・最後の雄姿?気温41℃の下、クタクタ
デリーの宿・サンタナ・デリー店にチェックイン。304号室。コルカタのサンタナではドミトリーだったが、帰国に向けて荷物を大整理しないといけないのと、疲れが異常に溜まってるので豪勢に個室なり。バイクは外れの路地に停めた。
なお、部屋が空くのは19時からだったので、休憩した後は、すぐにカロルバーグのバイク屋に行く。
ジクサーを売った話は、ここに追記していきます
宿に戻ると、みんなでヨガをやっていた。みんなに交じって私もそのヨガのまねごとをしてみた。
そしてみんなで大貧民をした。
疲れが溜まってるのにかかわらず、夜中12時まで大貧民に熱中し、その後個室でシャワーして寝るのだった
朝 マンゴ1 アイスクリーム
昼
夜 ピザトースト90(2枚で60)
宿 サンタナデリー #304 800
走行 231km
6月28日
明日で帰国なので、中の荷物全部出して、整理して、汚れに汚れたバックパックなどを洗濯する。カンカン照りなので楽に乾いた。
そしてジクサーを売った。結局20000ルピーだった。
20時の気温37℃と、まだ熱気がすごい
ただ、コルカタと比べても、全然蒸し暑くない分だけ、同じ気温でもかなり快適だとも思った。
今夜は大貧民をしてるわけでもないので、ずっと部屋に引きこもってしまう コルカタの時とはあきらかにちがう。毎日ずっと走ってきた疲れも溜まってるし。
デリー気温41.2/28.4 湿度26%
朝 トースト
昼 シンガポールチョウメン50
夜 チョコビスケット10 おそらく14枚17枚25% ストロベリービスケット5枚
宿 santana #304
走行 12km
6月29日 行きの7日間を帰りはたったの2時間半で戻る
ジクサーを売ったインドルピーがあったので、朝食の時に「ルピーに両替したいしたい人いませんか」と言ったら、あっという間に日本円になった。両替所に行くよりもさらにお得で、winwinである。
そして、デリーから空港へ行ったのだが、これも別記事にしました
やっと機内でPC それまでは忙しすぎてPCをいじる暇もなかった。
16:57 ブッダガヤ付近 カンプールだったのがもうブッダガヤ。
17:15 ごろ ジャールカンド付近 コルカタ出発初日に泊まった町である
こうしてPCを打ってる間に、コルカタにどんどん戻っていって、時間が巻き戻されるような気がするから不思議だ
デリーとちがって、コルカタに来ると雲海のように雲が広がる
6日間かけて一生懸命走ったコルカタ>デリー間も、飛行機でたった2時間半。そして夜には沈没元にカムバック。
コルカタ空港到着
空港のきれいさというか新しさはデリーもコルカタも同じようなものだが、融通の利かなさはデリーと同じ。
あれだけ暑くて晴れていたデリーからは天気がウソのようにガラッと変わる。雨が盛大に降っている。そして東に位置するためもう暗い。
次の便は深夜とかなり時間があるので、その時間を使って、小学校の夏休みのように42日間大沈没した日本人宿・サンタナに寄った。空港バスでエスプラネードにつき、雨の中徒歩。そして乗合オート三輪で戻ってきた。
朝はサンタナデリー店、夜は1500キロ離れたサンタナコルカタ店。ミラクルである。
そしてルームメイトだったたくやくんとは電撃的な再会。
もう遅い時間だし、早く戻りたいので、帰りはウーバーを使う。といっても自分のスマホにウーバーのアプリは使ってないので、店のスマホでやってもらったので、手間賃は50ルピー。
深夜0時、ウーバーに乗る。日本でいうコンパクトカー。高架道路を進み、30分後に空港到着。しかし運転手がスマホに提示された料金は402ルピーだった。
サンタナから空港まで30分ぐらいかかり、けっこう距離が長かったので、ほんとにたったの249ルピーでいいのかなと思ってた。まあガソリン代と運転の拘束時間を考えたら、まあそれぐらい払ってもいいかなと思って、ポンと410ルピー出したら感謝された。
そして空港へ戻った。出国審査のデリーとは違って、どこかアジア風。やくみつるっぽい顔。ほかにも中国っぽい北東部やタイ人のような審査官。やはりデリーとは違う。
さらばインド。
そして、再びタイが待っている
朝 トースト3枚ぷらす3 ジャム2×3
昼 ビスケット残り マンゴ2個
夜 フライドチキン 魚料理
宿 インディゴ機内
気温 デリー42.0 31.2 31% コルカタ 35.7 26.0 62% バンコク 32.3 26.1 61%
2019/7/27