コルカタ・デリー一気走り3 地味な遊園地と日本式高速道路

インド2019
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6月25日

6時半ごろ起床。とても静かな一室。エアコンきいた室温31℃
また集中して走って、17時ぐらいには宿に泊まりたい

8時40分の外の気温34℃ このところ暑さ慣れしたので、朝から34℃でもわりとすずしくかんじる

昨夜はプランニングをした

きのうのブッダガヤからバラナシあたりまでの国道2号は、常時片側2車線以上で概ね流れはいいものの、いたるところでDiversion(う回路)だらけで、そして舗装工事で大渋滞したりで、かなり走りにくかった。渋滞の時は砂埃まみれになってかなりきつかった
後半からはかっ飛ばしたのに、結局1時間で40㎞ペースしか進めなかった

そこで、私がなんとしてでも走りたい道として、UP州都ラクナウからアーグラーを経由してデリーまで結ぶUP州営の高速道路がある
4年前も走ったことがあるが、日本の高速のような素晴らしい高速道路で、しかもガラガラに空いてるので、いつまでも走り続けたいぐらい超快適な高速道路だ。

それをうまく使ってデリーまで早く戻りたい。

 

朝食は、昨夜旨かった唐揚げ。ただ今朝の唐揚げはしょっぱかった。スタッフから分けてもらったもやしの芽のようなスプロウトとミックスベジタブルがうまかった。ひさびさのバランス食事。

11時過ぎ、ゴピガンジのツーリストバンガロー出発。

出発したゴビガンジからアラハバードまでは、相変わらず工事やう回路区間が多くて走りにくかったが、アラハバードのバイパスから先は、思った以上にかなりスムーズで走りやすかった

料金所(二輪は無料)を過ぎた商店で、休憩。スプライト飲んで、20分ほど網ベッドで昼寝した。後になってすっきりした。

 

このカップのデザイン、昔のホラーマンガ風だ 見るものを恐怖に陥れる。

この時の気温が41℃と言う暑さだが、不思議とそんなに死ぬほどの暑さを感じられなかった。そもそもジャケット着たまま昼寝してたぐらいだし。暑さにもすっかり慣れて、湿気が全然無いからだろうか。

過酷な暑さなので、随時ひたすら水分補給しながら進んでいるが、ガソリンスタンドの冷水器で水を飲むが、塩水のような味。顔をしかめたくなるほどまずい。

水道水が飲める日本は、あらためて水資源に恵まれた国だと思う。塩水を飲まざるを得ないインドのこの辺りは生きるには過酷すぎる。

アフリカで見かけたような、カルテックスのレトロな看板。今はインディアンオイル

 

カーンプルからは高架道路の都市高速に入ったものの、気が付けばGPSはデリー方面を指している。

なのでめんどくさいのでUP州の高速道路は、近くのウナオではなくエタワインターから乗ることにした。そのほうがデリーの最短距離だし。

そしてカーンプルの都市高速は、先ほどまで夕立が降っていたのか、冠水していた。 ふくらはぎぐらいまでの水深だった。脚はずぶ濡れ。

カーンプルの街中でインター降りてホテルを探すと大混雑で疲れるので、都市高速が終わってから探すことにする。

そしてカーンプル西の外れに、ホテルを発見。

それはドライブインの看板に赤く「Rooms Available Here」と描かれていたのが目印。見落としたり理解できないと泊まれなかったろう。

奥に入るとリゾートホテルのようにたいそうな広い中庭があって、値段がかなりするかと思いきや、

ノンエアコンだと500、エアコン付きだと1000とリーズナブル。ただし選んだノンエアコンは値段相応の安っぽい部屋だった

でも500ルピーなら安い!助かる。

チェックイン後、中庭でディナー。

場所がハイソなので、メニューを見てもかなり高い。ここのホテルの名は「Chauhan チャウハン」というので、だったらチャーハンにしようと、おやじギャグのようなノリで、安かったパニールフライドライスを注文。

四角いパニールは牛乳で作った豆腐のようなチーズだ

沖縄の豆腐ようはチーズみたいだが、逆にインドの伝統チーズであるパニールは、見た目も食感も豆腐そっくり(食感は木綿と高野豆腐の中間)それでいながら牛乳のフレーバーも感じられて、お勧め。

 

しかし、肝心の焼き飯はというと、まずい。油っこくて気持ち悪い。コメは冷めるとパサパサだし、肉はおろか、野菜もぜんぜん入ってないので、全然コクが無い。

かといって普通のカレーだと軒並み高いし、どんな味かわからんし、量も多すぎる。

それでも時間をかけてなんとか残さず全部食べた。そもそもほかに食べるものはないし。これじゃまるでエサだ。

やはり、インドの料理は苦痛に感じるようになり、体調も乱れ悪循環。体調を崩してしまう。自分の体の思った以上の弱さに嘆く日々だ。

夕食後も疲れ切ってるせいか、体が思うように動かない。すぐにでも寝たいのだが、寝る前に雑務があるので、そんな面倒なことをして、22時30分ごろ、ぶっ倒れるように寝た

D368288 53
朝 ミルクコーヒーx2 バタートースト20 フライドチキン90 計170
昼 スプライト15 ライチジュース10 マンゴバナナスムージー30 チャイ10
夜 パニールフライドライス80 チャイ15
宿 Kanpur Chauhan Hotel #2 500
走行 322km

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6月26日

6時35分起床。もっと早く起きたかったが、疲れが溜まってたのでしょうがない。

中庭は何もやってなかったので、道路に面した食堂で朝食。アイスクリームがうまい。そのあとバターナーンとチャイ。だけどまともなモノ食べてないので、栄養が偏る・・・

渋いインド人

ホテルにはひんぱんに停電するためにバッテリーが並ぶ。バッテリーコストもばかにならないだろう。

11時ごろ、やっと出発。

カーンプルからエタワまでは140㎞だが、エタワまでの国道は工事などもなく、思いのほか走りやすかった。そこからUP州の高速道路にのれば、デリーまでもう楽勝。

途中、遊園地のようなもの発見

電話をするムスリムが渋い。

「カツヲ、待ちなさい!」と言わんばかりに少年をつかむ少女。

うむ、マンガみたいでいい。



そして、料金所手前の茶屋で大休憩。

実はこの茶屋、3か月前にも来たことがある

いかにもテクノミュージシャンのような理系男子で、まるっきし茶屋の主らしかなぬ風情が気に入ったのだ。

これが3か月前

とにかく暑いので、マウンテンデゥーやスプライトをラッパ飲みしまくった後は昼寝させてもらった

ガソリンスタンドの何気ない風景 旅も終わるので、もう見納めだ

進む先は暗雲。急に冷たい烈風が吹きつけたと思ったら、1分後に猛烈なスコールが降ってきた。ヒンズーのほこらにて避難、雨宿り。じきに雨はやんだが、土砂降りかと思えばカンカン照りで、本当にシビアである

エタワに近づいてきた。露店で夕食と朝食用に、マンゴ5個 50ルピーとバナナ3本10ルピーを買った。

エタワを過ぎて、やっと高速のインターが出てきたが、アーグラー・デリー方面はこのまま直進と書いてある

しかし直進すると、UPの高速には入れない。

これは一種の妨害工作にも感じられた。NHAI(インド道路公団)にとって、UP州の高速道路に入るなと言わんばかりである


高速に入る前に、オイルを補充。

19時52分。エタワインターより高速。194㎞。エタワからアグラまで80ルピーだった

高速道路は、もうめちゃくちゃ快適。普通のインドのハイウェイだと飛び出しとか多いが、日本と同じ高速道路のシステムなので、快適度と安全度が断然違う!

どんな快適な道なのかこちらの動画を。スピードが出ると角度が変わって失敗

80から90キロぐらいでクルージングしながら、イヤホンつけて音楽聞きながら走る。音楽に合わせて流れる風景が最高。

ユーのスピードはにこちゃんマーク。150キロとかだとお怒りになるのかな。

アーグラーインター到着。21:07分 274㎞走行 エタワICからアーグラーICまでの80㎞を75分で走ったことになる。

(110) タージマハルからデリーのインドの日本式高速道路
タージマハルの都市アグラから、デリーを結ぶ高速道路。以前は国道2号を利用していたが、アグラからデリーの区間は、日本の援助でつくられた高速道路状態で、2000年当時は車も少なく、210kmの道のりを3時間で走れた。しかしインドのモータリゼーシ...

いったんインターを降りて、近くのGSにて給油する。

警備員ではないふつうのカッコした見張りのおっさんが、なんとライフル銃を持っていた。この辺いかに治安が悪いかがよくわかる

こんな治安の悪い場所に用はないし、ここからアーグラーの町まで10Km以上離れてるし、そこで泊まると時間が大幅にかかるのでパス。もう日程はないのだ。すぐに高速に戻る。

高速料金を払う。アグラからデリーまでは205ルピー。1㎞につき1ルピーぐらいか。

料金所を超えてすぐのところにパーキングエリアがあった。せっかくの高速道路を真っ暗な中走っても面白くないので、ここで野宿することに。しかし駐車場は狭く、しょうべん臭く、ロクに寝れそうな場所はない

と思ったら、ドライバーズルームと言うのがあり、入り口には警備員がいたが、ひとつだけしかない網ベッドを指して「ここで寝な」という

しかしそこはサービスエリアとドライバーズルームを行き来する人が目の前を通るので、あまり落ち着きそうもない

ベッドで寝ようとすると、あとになって「ここで寝るなら500ルピー払え」とかいうので、断る。「話が違うだろ、だったら最初から有料と言え」と思いながら、いらつきながら荷物をもういちどまとめて、下を降りると、ドライバー宿舎の中庭に芝生があったので、その真ん中でブルーシートを引いて野宿することに。

そしたら若者二人がやってくる。

疲れ切っているので、またうざいなあと思いつつも、あまり刺激すると、モノとか盗まれそうなので、適当に対応するも

結果的には「ここで寝るんなら金くれ」というので、

「ほっといてくれよ!なんであんたらに金やらなきゃならんのだ!わしゃ寝るんだからあっちいけー!Go Go Go!!」と追っ払った。

純粋な好奇心ならまだ相手できるけど、人がこれだけ疲れ切ってるのに、お金のためなのが非常におかんむりなのです。空気を読みなさい。

寝ようにも、蚊や虫もいるので、ろくに寝付けずにやっとやっと朝を迎えた。

D404308 40
朝 アイスクリーム15×2 バターナーン30 チャイ10
昼 スプライトなど15×3 チャイ10×2 ポップコーン5
夜 バナナ マンゴ
宿 高速料金所近くのPAで野宿
走行 300km

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