独り身のさびしい四十男が、伊豆で偶然に見つけた恋人岬。たびいちはどう感じたのでしょう?
12/03 Day66 天気:はれ
9:12起床。たくやくんは「明日9時に出ましょう」とか言いながら、9時を過ぎても本人は寝ている
インドのようにテキトーである。
さあ、あとは帰るだけだ!霜が凍り付くほどの寒さも本番なので。
14:37ごろ名古屋を出発。名古屋からはいつもの23号(名豊道路)を一気走り。
16:35~44道の駅・潮見坂。ここは前回たくさん見かけたバイクが平日とあってか自分以外一台もいなかった。
浜名バイパスも、関西から比べると走りもだいぶおとなしい。あの愛知から静岡に入ると交通マナーも目に見えておとなしくなり(その代わりバイパスとかはハイペースになるが)、神奈川に入るとおとなしさも一気に確定的になる。
渚園に寄ろうかと思ったが、もう暗くなってきたし、労力と時間がかかるのでパス。
いつも立ち寄る道の駅・掛川には17:50着。潮見坂から62.1㎞。思えば道の駅掛川は、来るたびにバイクが違った。前回来たのは2年前で、125㏄のお仕事バイクでだった。休憩しただけで18:45発。ノンストップで黙々と走る。
そして道の駅富士に19:53着。掛川から74.4㎞。そして初日にキャンプしてきた富士川河川敷に戻った。そのとき高架下では剣道のような演技か何かの稽古をやっていた。
(ここでとあるハプニングがあったのだがここでは伏せます。電子書籍版でおたのしみください)
さらに進んで東田子の浦駅の近くの浜辺にいくと、キャンプするにはうってつけの静かな松林を発見。もう23時を過ぎていた。
しかし夜中に近くで車が止まった時は、物とられないか心配だったが、目的は夜釣りだったようだ。もっと奥のほうにテント張ればよかったな。木曽川の凍り付くほどの寒さに比べれば、そこまで寒くはなかった。最低気温は4℃ぐらいか。
朝 ポタージュスープ とり天・サンチェ・マフィンの残り
昼 ブロックチョコ128 うまい棒10×2 蒲焼さん太郎13×3
夜 よもぎスパゲティ
宿 東田子の浦 浜辺キャンプ
走行 276km
12/04 Day67 沼津>南伊豆
天気:はれ
7時半起床 出発。今日は伊豆で人に会うので、テントを手早く片付ける。
そして身だしなみも整えないといけないので、快活club沼津店で用便とシャワーと無料朝食を。3日ぶりに体も洗えてスッキリして気分も快活になった!60分利用で420円。
伊豆にも温泉は多数あるが、観光地なのでたいてい高いし、安いところ探す余裕もないし、せっかくだからと言って何時間も温泉でのんびりしてると、どんどん時間が無くなるので、どうしても快活になってしまう
その後、伊豆半島に入るとガソリンも高かろうということで、早いけど沼津でガソリンも入れとく。リッター162円。名古屋から沼津迄、信号もとても少なく50~90キロぐらいのコンスタントな走行だったので、ひさびさの燃費30キロ越え。
10:53GSを出発。いよいよ伊豆半島に入るが、激込み。かといって足元を見るかのようにバイパスは有料。日光鬼怒川もそうだけど、バイパスまで有料だと、あからさまに観光ズレしまくってていらいらする。だから私は日本の観光地は興味ないのだ。
気が付けば、群馬から来たツーリング団体に追いつく。しばらくの間マスツーリング状態を味わい、笑えてしまう。
なお、抜け道を使ってると、ナビゲーションに長嶋茂雄ロードの文字が。メークドラマである。でも富と名誉と神格化となると、やっぱ一般人のほうが身軽でラクだなと思ったりした。長嶋茂雄になるとそこらへん野宿すらできないし。
修善寺温泉の標識が見えたので寄る。修善寺11:48到着。それは初めての日本一周の時に入った独鈷の湯を探したが、見つからないし(別の温泉かもしれない)とにかく松島以来の観光ズレと大渋滞で、探すのもめんどくさくなったのでパス。
そこからの高速は無料区間になったものの、どうやら間違えて一般道に入ったようだ。といってもその分ガッラガラなので走りやすかった。
一人で来てしまった恋人岬
13:04から13:37まで、たまたま立ち寄っただけの恋人岬。眺めがとてもいい。
ところが、売店に行くと・・・
バブル時代の亡霊のような、もはや清々しいほどのベタさ爆発で、いろいろ見てるうちに笑えてくる。
でも意外とスマホ世代の今風の若いカップルも、たびたび来る。
だけどこれ、
恥ずかしくないのだろうか。
店内外に随所にある「恋人や熱愛=結婚」という昭和的な決めつけが、はたしていまの時代に即しているのだろうか?
こんなめちゃくちゃこっぱずかしいのがドーンと「これでもか!」とぐらいにあると、中途半端なつきあいだと見抜かれそうで、ここはまさに「人を選ぶ究極の観光地」だなと思った。
軽い気持ちで行くと後が怖いし、当然自分のような独り身が出る幕ではない。
しかし、このUberEats日本一周に旅立ったきっかけのひとつに失恋があるので、自分的には恋人岬は決して無視することのできないアミューズメントな場所だった。
恋人ができたら、スポーツカーに乗って、一緒に伊豆高原のソフトクリームを食べて、恋人岬で愛を誓い、夜はペンションに泊まるような、あえて80年代風のベタなオールディーズな伊豆の旅をするのもいいのかもしれない(やらないけど)
おしらせ
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そして24年前の日本一周。今回の日本一周とどう違うのか?ぜひ読み比べてみてね
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