ビハール州の田舎と道路 野宿が非常につらかった

インド2019
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みなさんおまたせ!やっとインド旅の近況を現地から更新します。といっても途中からですが。

現地からの更新なので、誤字脱字・文脈逸脱・意味不明はおゆるしください。帰国後に記事の編集や写真の更新をします。一粒で二度おいしいたびいちドットコム!

前回4年前のインド一周はテーマが「撮影」でしたが、今回のテーマは「ブロガー」の旅。
しかし、実際は記事作成と旅の両立が、いかに難しいかを知りました

それは、練りに練ったブログ記事を書こうとすると、あっという間に一日が終わってしまうからだ。

旅の期間が1年でも2年でもあればいいけど、5か月という限られた期間の中で、あちこち行かなくてはならない。なのでどんどん進むべきなのに、帰国してからでもできるブログ作業をするのはもったいないと思ってた。

その結果、情報系の記事ぐらいしか更新できず、せっかくリアルに旅に出てるのに、旅の息吹を充分に伝えることができなかった。

なので自分の側としても逆にリアルタイムで現地から近況を伝えるというチャンス無駄にしてしまい、逆にもったいないことをしたなと反省。

アッサムに来ると、雨ばかりの日々で、しかも先月ピークだったPVも、今月になって下がっている。雨の日は無理に走らず記事作成でもすればいいと思った。

ということで、旅先での更新は難しいとはいえ、まずは下書き程度の日記、つまり文字だけでもいいから旅の近況を報告しないと、という気持ちになったわけです

これまでのおさらい 2月と3月は

デリーを2月16日に出発し
ジャイプル
ベアワル
プシュカル
アーグラー
アラハバード
バラナシ
ブッダガヤ

まで来ました。

こうしてみると全然進んでないけど、単車のトラブルも少なくなく、決して楽な旅ではなかった。しかし旅人との出会いも多く、非常に充実していた。

今月からの旅の詳細と、旅やバイク(ジクサー)のデータ、端折った分のデリーからブッダガヤの旅などは、帰国後に詳細なレポートを書くことにします。

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3月30日 ブッダガヤを出発

8時50分ごろ起床。室温28.5℃ 今日はどこか微妙に蒸し暑い

ブッダガヤの日本の寺・仏心寺の宿坊で迎える最後の朝。

仏の都・ブッダガヤの快適な生活から、いよいよ東の辺境エリアに向かう!となると遠足前の小学生のように興奮して眠れず、3時に寝れて8時50分まで寝坊したため、日本寺の朝の勤行もできなかった。

旅立つ前に読経と瞑想をして、旅の気を引き締めたかったのだが、大失敗。

それから荷物をまとめるものの、引っ越しのように思った以上に忙しく、全力で片づけても結局出発が13時前になった。

昼の気温37℃。これからが真夏の暑さ全開である

仏心寺だけで9日間、トータル結局11日間もブッダガヤにいたのだが、まだまだ未練が少々残る。なので5月にまた戻るぞ。

ブッダガヤからビハール州都パトナの悪路

州都パトナへの道は、れっきとした国道なのに、思った以上の悪い道だった。

ブッダガヤからパトナは100キロぐらいなので、13時に出発してもパトナには夕方ぐらいには着くだろうと思ってたが、とんでもない誤算だった。

それは、道が狭いうえに、いたるところ穴ぼこだらけで、そのたびによけたり止まったりするので、もう走りにくくてしょうがない。

そのうえひっきりなしに交通量や通行人があるし、サイクルリキシャなどがタラタラ走ってるのを追い越したりするので、余計に進みにくい。

途中写真を撮りながら走ったのもあるが、1時間で20㎞もすすめない。まるで自転車旅か?狭い道と過酷な気候環境で路面の痛みが激しく、整備が追い付かない状況かもしれない

これまでは、国道2号線などの割といい道を走ってきたので、あまりの道の悪さに愕然とする。

ビハールの田舎は過酷なり

途中、休憩するときも大変だった。暑いから休憩時にジュースでも飲もうと店に入ると、ハエがめちゃくちゃいて、日本とはあまりにも環境の次元が違いすぎる。まるで別の惑星にいるぐらい。

もはやそこにいる人々は、一瞬異星人にすら感じてしまう。若い女子を見てもかわいいとも美人とも感じない。日本人と違いすぎるのだ。

ビハールはインドでも一番貧しい州と言われているが、ビハールの観光地でないただの田舎は、ここまできついと、とてもふつうの日本人は生きていけそうもない気がした。

 

踏切があった。そのうちの一つは、無視して隙間をぬって通過することができた

すっかり暗くなり、パトナには6時間後の19時過ぎについた。距離の割に、疲労は倍増。すっかりくたびれてしまった。

パトナにはバイパスがあり、やっと走りやすくなったと感動する。がそれもつかの間、今度は渋滞にはまる。ビハールは人が多すぎる。

周りを見てると、何台かのバイクが、バイパス渋滞にしびれを切らして高架橋から斜面を強引に下って、下の道に降りていく。自分もそうしようと思ったが、かなり急なので断念する。

インド人は運転がうまい。そりゃあ日頃危険な環境で3~4人乗りで運転してるから、バイクの運転能力は日本人とは比べ物にならんのである。

パトナの街は、街中でも高架道路が多いため割と進んでるように見えるが、

噂の通り、宿探しも最悪だった。

何軒か宿を探すも、Cフォームがないから外国人は泊められないだの、外国人が泊められるところは、一泊2500だの1600だのとぬかし、法外に高い。ふざけるのもいいかげんにしろ。この町がすっかりいやになった。

この時期なら夜も気温が高いので、野宿でも上等と、なかばやけくそになる。パトナを脱出し、東へ進む。

最悪の野宿、再び

せっかくの高速道路区間を、夜に走っても面白くないので、走行を切り上げて、料金所近くにあったダーバ(ドライブイン)に戻る。

やっと夕食。サブジー&マサラポテト&チャパティ2枚。例によって味がきつくしょっぱいが、40ルピーと安い。だけど高血圧予防などの健康のために減塩生活をしてる身にとっては、こういうのはうんざり。

食事後「ここで寝ていいか」と若い店員に聞くと、OKだという。

網ベッドの上で、おびただしい蚊だらけのなか、日記をPC入力。ひたすらかゆくて、非常に最悪の中だが、店員など誰かがいるとなれば安心だ。

しかし、24時前ぐらいに別の男から、ここはもう少しで閉店するので出てくように言われる。

話が違うがな!と思ったが、どっちみち蚊が死ぬほど多すぎて、眠れないのは間違いないので、ここよりも静かそうな場所に移ることにする。

別な店の前でシートを広げて寝ようとしても、蚊の猛攻で、手や足首などが猛烈にかゆくなる

どのくらい蚊がいるかというと、視界に100匹以上は飛びまくっていて、頭に来て叩くと1匹は倒せるぐらいの多さだった。

思わず「ぬあああああ!」と叫んでしまうほどの狂おしいかゆさ。気が狂いそうだ。

4年前の「最悪の野宿」の再来である。

(62)アーメダバード・AKIRAホテルとガンジーの部屋と日本の漫画
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寝るのをやめて、バイクの上で伏せて居眠りするも、全く寝させてくれないので、さまよいつづける。こんなつらい旅やめて、心からブッダガヤに戻りたいぐらいだった

ユースホステル的なゲストハウスを見つけるも、深夜2時半にチェックインすると迷惑だし、そもそも扉がロックされててオープンしてないのではないか。それなら夜明けになるのをどこかで待ったほうがいい。

夜中の3時、料金所西側にある別の茶屋を見つけると、若い店員が、茶屋の中で段ボールを燃やしている。店内はとても煙くて臭くて燻製レベルになるが、その煙が蚊取り線香の代わりになるのか、おかげで蚊がいなくなる。カのエジキにされるよりはくんせいにされるほうがずっとましだった。

チャイを何杯かしばきながら、テレビに映るボリウッド映画を見ながらテーブルで居眠り。全然眠れなかったが、体がいくらか休めた。一夜が十夜ぐらいに感じるほどの長く辛い夜だった。一睡もできないまま、夜が明けはじめた朝5時に出発。

本日の食事 単位ルピー

朝 Waiwaiチキンラーメン10&玉ねぎ マリービスケット10(そんなにうまくない)ぶどう ダヒー15
昼 Maaza200mlびん15 サムズアップ200ml 15 Maaza紙パック160ml 10
夜 スプライト200ml 16 サブジー&マサラポテト&チャパティ2枚40 チャイ5 数杯
宿 パトナの東の郊外 野宿

走行 195㎞

3月31日

東西を結ぶ国道31号は、きのうと一転、高速道路区間が続き、80から90km/hで走れる。全開にすると98km/hぐらいだった。4年前に乗った同排気量のFZと同じぐらいか、ジクサーのほうが微妙に速い

しかし、その快適なバイパス高速区間も50㎞ぐらいで終わり、あとはまた走りにくい悪路になった

朝のプラントの出勤風景

 

そして長いトラックの列が10㎞以上も続いている。ストライキなのか原因はよくわからないが、両側2車線のうち片側一車線のみしか通れないため、バイクだから何とかすりぬけて突破できたが、車だったら何時間かかるのだろう。

昼は37℃。まだ耐えられる暑さだ。

ガソリンスタンドの裏にバスルームがあったので、シャワーを浴びる

途中の街で、空き地の一角にゴミに囲まれてテント生活するスラムを発見。インドの壮絶さを目にする。

その後も国道は穴ぼこだらけで、建設中の道を通る4輪車から、砂埃が盛大に吹き上がり、ラリーをやってるかのようだった。

ダーバで休憩。昼食風景。

自分はチャイとビスケットで昼食。

食後、オイルレベルを見ると、全然オイルが減っていることに気づく。エンジン交換したのに、オイルをくいはじめてきたのだ。前回4年前のFZ-sの時もオイルくいまくりで難儀したのに。

近くの町に行き、オイルショップでさっそくオイル交換。ここは田舎の田舎なので、好奇心むきだし。

オイルがちょっとしか出てこなかった。1Lの一番安いオイルを交換代込みで330ルピー。これからは継ぎ足しながら進む。

カガリアのあたりから、急に道が良くなり、割と走りやすい直線片側一車線。70~80キロぐらいで走れるようになった。

夕方前には泊まるところを探すことにする。結局17時半ごろ、ノーガチアという町に来て、早速一軒の宿を発見。ほかに宿はなさそう。値切ったら500を400に負けてくれた

案内された部屋は、道路沿いで窓も閉まらないため、うるさいし、蚊がやってくる。そこで外に面していない別の部屋に変更してもらったが、その代わり部屋は停電になると真っ暗。

室温夕方32℃ 夜31℃ ホットシャワーはないが、水シャワーでもちょうどいい

その後は洗濯。バックパックが黄色い砂埃まみれ。洗おうかと思ったが丸ごと洗うのは面倒。 どうせまた汚れるし。しかも停電が多発した。

 

朝 チャイ5ルピー
昼 チャイ2 20ルピー マリービスケト半分ぐらい 夕方チャイ3 15
夜 チャイ2 10ルピー パコラ10 コーラ200ml2本 30 minute maid apple 150ml 10 ゆでたまご3個21 ムーングダル5 マンゴジュース類似品600ml40
宿 Naugachia laxmi #32号 400

走行 259㎞

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