大阪関西万博、閉会の日。
万博に行きたかったし、実際に行くための計画を練っていたのだけど
結局行けないまま終わっちゃっいました。
私と同じように興味があって行きたくても、結局行けなかった人も多いと思いますので、
その葛藤などをまとめます。
万博に行きたかった理由
去年までは興味なかった万博が、開催後、気になってきた。
それは四半世紀前に世界一周の旅の途中で偶然にドイツ・ハノーバー万博に行ったことあるので、わが国でも万博があるとなれば、行ってみたいからです。
2000年7月、エンジントラブルでたまたまハノーバーに来たとき、現地の人から「万博があるから行ってみたら?」と言われて行ってみたら、4日連続で通うほどとてもよかったので。
正直、運命にも感じた。

でも地元に住んでるとコシが重くなり、大阪まで行くのが大変だし、大阪万博はチケット代がドイツ万博の4倍でとても高いし、ドイツでの経験上、1日2日ぐらいじゃとても見きれずキリないし
さいたま博みたく地元なら定期パス買うのにな、ぐらいに思ってた
5月18日、群馬県警察の道路掲示板
群馬だけど万博開催中ですってよ
ああ正直、万博行ってみたい。気になってしまう
ところが、3つの障壁にぶちあたるのでした
それが
1、超絶混雑・行列
2、入場料、交通費、宿泊、お金がかかりすぎる
3、何もかもが予約まみれで、めんどくさすぎる
障壁が想像以上に高すぎて、気持ちが萎える。
終盤で気まぐれで行こうものなら泣きを見そうな気がする
万博とリアルな世界旅行について思う事
万博の特徴は、一つの会場で世界旅行ができること。これは実際に世界を旅した者にとっては、魅力的だった
しかしリアルな旅と、決定的にちがうのが
リアルな世界の旅だと「自分が主役」になれたけど
万博だと「群衆のうちの一人で、下の立場」ということ
つまり万博は、しょせんはUSJやデズニーと同じシステムで
入場料も高いカネ、何か食べるにも高いカネ、カネ。
待ち受けるのは恐ろしいほどの群衆と混雑と行列。
行きたいという強い想いも、そんなシビアな現実を聞くと打ち砕かれて、げんなりしてしまう
とはいえ、
最初は打ちのめされても、何度も通ってコツをつかめばより深みに達し、面白いのは理解できる。
ある友人は万博にはまってたが、RPGのようなゲーム性や攻略性があるからだと。
何度もじっくり回れば面白みがあるけど、地元在住の人や、その友人のように大阪に通えるほどの資金力がないと無理。
私の場合も、今の仕事も割とゲームっぽくて、それでそこそこ満ち足りてる。わざわざ苦労してまで行かんでもいいかなと
試されるのは「経済力」と「ストレス耐性」ではなかろうか
うちから大阪まで、改悪前の18きっぷがあれば気軽に大阪に行けたけど
今では一番安くても高速バス。しかも予約に縛られるし週末は高い。新幹線なんてバンコク行けるぐらいに高すぎるので論外。日本は交通費がかかりすぎる。
もしうちから近所だったら間違いなく定期パス買ってたし、東京でも行けたが、大阪は遠い。
私は自由気ままな縛られない旅を好み、予約ぎらいなタイプなので
入場日も予約、交通手段も予約、宿も予約・・・の連続だと、がんじがらめすぎて苦痛なのである。予約した日が天気が悪かったら目も当てられない。
それはGOTOトラベルの計画の時もそうだった
それでいて総費用が何万円、10万円越えとかとなると、そこまでかかるのなら本当の世界の旅をしたり、その分投資したほうが有意義では?と即座に思ってしまう。
めんどくさがりやなので、炎天下で並ばされるぐらいなら家でゴロゴロしてるほうが快適だし
バイクで行くという手もあったが
暑すぎた夏も終わり、あとになって「バイクで行けばいいんじゃない」とひらめいた。
会場の駐車場代がかかるけど、電車だと大混雑にも巻き込まれないし
バイクならテントもって空き地でキャンプしたり、快活に泊ればいい
しかしそのころにはすでに9月下旬で、万博チケットサイトを見ても、予約も取れなくなってしまって、非常にくやしい思いをしたのである。
まとめ
「行けるのに行かなかったのは、自業自得だろ」といわれればそれまでだけど
終盤に予約が取れなくなってガックリしたが、その反動なのかしばらくすると、行きたかった万博熱も不思議とぷっつり消えた
「何もかもカネカネで高いし、予約めんどいしどうせ大混雑で満足に見れないんだ」
と、すっぱいブドーみたく負け惜しみ。
そいえば20年前の「愛・地球博」は全然興味なかった。
またどこかで万博があれば、気が向けば行けばいいか。
行くのだったら6月ぐらいに行っておけばよかったなと思う。そうすれば終盤ほどの混雑も無く、融通が利いていた。でもそのときはまだ盛り上がりもなく、そんな心の余裕も無かった
そしてきょう、閉会式を見ながらこれを書きましたが、私と同じように行きたくても行けなかった組の人は、このもやもやを共感してくれるとありがたいです