インドの聖地バラナシは、
なぜ「猿の惑星」なのか?
もちろんサルがいっぱいいるのもあるけど、
それだけではないんです!
猿の惑星 【Blu-ray】 [ チャールトン・ヘストン ]
3月14日
まだまだまだまだバラナシにいる。が、きのうは最高の一日だった。
北東部に東進するのは3月下旬から1か月。ホーリーの日はブッダガヤに避難の予定。
懸念は戻った時の5月の暑さで、毎日40~45℃以上なので、どうルートを組むか考案中。
日に日にあがる気温夜31℃ 窓開けて29.8℃
朝 トーストセット
昼 チャイ5×2 おごり15 ダイエットスプライト?15塩ラーメン250
夜 バナナ2個
走行 21km
猿の惑星だ!
この日、宿の受付にいたとき、何人かの旅行者グループが戻ってきたが、
かわいそうなことに、同宿のそのうちのひとりが、
なんとサルにしょんべんをかけられたという。
インドらしいといえばそれまでだけど、
彼らが通った後は、後を引くようなくっせえ悪臭がした。
ので、即刻洗濯しないと迷惑をまき散らすことになってしまう。
ここで瞬時に思ったのは
猿の惑星!
そう、
猿のはクセエ!
3月15日 日本人宿でのコミュニーケーション
日本人宿サンタナも、そろそろホーリーのシーズンで込み合ってきたとあって、私は個室からドミトリーの101号室に移った。
これまで400ルピーの個室だったのだが、250ルピーなので宿代の節約になるし、さすがに明後日ぐらいには出たいので、ドミだと自由が少ない分、個室とちがってずるずるいなくて済む。
ドミの適度な緊張感が、学生寮みたいで逆にいいのかも。
インド版のツーリングマップル(?)にも掲載されてるぐらいのバラナシの名門・クミコハウスにも泊まろうかと思ってたが、めんどくさくなってきた。一泊だけ泊まるのもめんどくさいし、万が一クミコハウスの空気が合ってしまえば、また何日もいることになってしまう。
それだけすっかりバラナシ・サンタナに馴染んでいる自分がいる
自分が若いころは、同年代の旅行者にたいする距離の取り方とかが難しかった。
しかしいまや年齢的にも経験的にも、同宿の人たちからモンスター扱いされてるので、いまでは実にやりやすい。
いつもおだやかにすればいいし、もうイヤだ!と思ったら、出ればいいだけのこと。
インド女性とデートする旅行者
この日面白かったのが、現地の女性とデートした話を得意げに話していた旅行者がいた。
マッチングサイトで会ったインド女性。
といっても日本人受けするような色白の女性でもなく、普通のインドローカル女性だった。
その旅行者自身は、本心はデートも大したことなかったし、全然その女性を好きでもないのに、インドマンはキザでオーバーなのにならい、SNSで彼女に「人生で最高の日だったよ」と御世辞たっぷりのメッセージを送ったとのこと。
本音を言えばいいと思ったのに、でも時代は変わった。
たとえば20年前、文化も経済も違いすぎる日本男とインド女がつきあうなんて、まずありえなかった。
世界的なネットやスマホやSNSのハイテク普及を機に、日本人とインド人の距離を一気に縮めているのだ。
しかし自分自身、インド女性にはまったく興味ないし。交際するうえでの文化の壁はどうにもならないことがわかったし。
なんだかんだいって、外国女性よりも、日本女性のほうがいいや。年とってもきれいだし、おたがい日本で生まれ育ったがゆえに共通事項も多く、コミュニケーションも問題ないから冗談も言い合えるし。
ガンジス河で新橋を思う
夜9時ごろ、ガンジス川の広場の前で、お立ち台に立った全裸姿のサドゥーを前に、クールビズのサラリーマン風の中高年の男たちが一斉に歌と拍手をしていた。
何かの願掛け儀式なのだろうけど、
まるで二次会終わった後の新橋駅前に見えてしまった。
しかもサドゥーはなぜか持ってる杖を、
おのれのGoldBallとMaxMaraの間にはさんで巻き付けている。
がきデカのマネでもしてるんだろうか?
サドゥーが修業をつめば、まさに文字通りの「珍技」ができるようになるのか?
あまりに不可解すぎて面白すぎる。
これだからいまだ魔都バラナシを抜け出せない。
室温26℃と肌寒いぐらい。3Fは31.5℃ぐらいだった。なぜこんなに違うのか。
朝
昼 ぺぺろん120 フローズン20
夜 駅のチャイ10 サンリツパイ3x3 丸いパン5 ジャム2個4
宿#101 250
走行 13km
3月16日 猿の惑星再び
まだまだまだまだバラナシにいる。今月は全然先に進んでいないが、毎日が非常に充実して、特におとといあたりは最高の一日だった。
しかし、きょうはというと最低の一日だった。その理由は・・・
ジクサーに乗ろうとしたら、なんとタンクの上とかに、サルのうんこがくっついていた。
宿のスタッフのEさんいわく、ここではサルは神様だから、その理論で言えば「このうえない神の運」。
なのだけど、とても臭いし、汚いものは汚い。病原体を有する不潔な排泄物体なのだ。
猿の惑星。
猿のは、くせえ!
タンクとシートの上の、白い部分がサルの(自主規制)です
というか、このくそを見るだけでもいまいましく、はらだたしいので、白くしました。
きっと先日の「サルのしょんべん事件」
を笑った罰が当たったのかもしれない。
猿の惑星を脱出せよ
そのためには、
まずはそこらの石でくそをはねのけ、
ティッシュで拭き取り、
そして、水と石けんなどで命のかぎり徹底的に洗いまくった。
その結果、臭いはなんとか撲滅できても、おかげで出発が30分遅れてしまった。
当然遅延証明書はもらえません
こうしてサルの惑星から脱出。
おかげで水も滴るいい愛車になったぞ
朝 トーストなど
昼 からあげ定食170
夜 からあげとまと160
宿 サンタナ#101 250
走行 32km
3月17日
朝 トーストなど ちゃい10
昼 Yogrut Sharbet20
夜 とりももやき180 K-fishrer tuborg(200×2)
宿 #101 250
走行 27km
室温25℃
3月18日
19年前にクミコハウスに来た時は、泊まりはしなかったけど、家の前に行くと、日本人旅行者で割とにぎわってるようで、久美子さんも見かけた。
そして19年ぶりにクミコハウスをのぞいてみると、誰もいない。格子扉の目の前に犬がいて、すえた臭いがして、覗いただけで泊まる気が失せた。
いかにサンタナがいかに快適か。一日だけの為に引っ越すのめんどくさいし。
きょうもでるでるでるでる詐欺が絶好調。今日も延泊。だけど明日こそバラナシ出てブッダガヤに行くのだ。来たるホーリーから逃げ出すのさ。
ただ、バラナシからブッダガヤは250㎞はあるので、午前中に出る必要がある。6時間、遅くても7時間で着くだろうか。
朝26℃
朝ちゃい10
昼 プレーンオムレツ20 ポテトYogrut Sharbet20
夜 からあげ定食
宿 さんたな250
走行 15km 11月4日 07:00