インドのツーリングでGoogleマップはどのような役割をしたのか?
バラナシから10キロほど北にあるサルナートまでの寺院を旅したときの話を書いていきます
バラナシからサルナートのナビを開始
ジクサーに取り付けたスマホの図。
バラナシからサルナートの道は、何本かのルートが出てどちらにするか迷ってしまうが、インドの場合ジグザグになってる最短距離よりも、なるべく大通りを通るルートのほうがいいかもしれません。
そして後述するように、遠回りになっても踏切ではなくFlyover(陸橋)を使うルートにすること。
さもないと何十分もの開かずの踏切になるし、特に駅に近い踏切だと回送などの列車の往来が多いため、まよわず引き返したほうがいいと思います。
バッテリー消費について
ナビ中のスマホは、かなりの電気を消耗するので、
何時間もの連続使用は無理です。
シガーソケットなどのUSB給電が無い場合は、街を出るときや、戻るときに使うといいと思います
たとえば国道を走るときは、「80㎞先の交差点で曲がれ」とあるので、その間はあきらかにナビが不要です。
工事中について
グーグルマップですごいのは、ちゃんとバラナシとかでも、工事中の箇所も通行不能マークが出て、う回路なども示されていること。
この場合だと、90m先のロータリーでUターンせよと出てくる。
ひと昔前のカーナビと違い、渋滞状況などがタイムリーで出ていて、スマホ一台でカーナビのようになんでもできるなると、インドでUberが圧倒し、カーナビの老舗・パイオニアなどが経営悪化するのがよくわかる。
開かずの踏切で、意外なトラップに
案内通りに進んでいたら、踏切まちにかちあたってしまった。
何分も待ってても、列車が来る気配がない。
日本とちがって、歩行者や自転車は遮断機を潜り抜けて、勝手にわたっていく。
そしてバイクまでも車体を斜めに傾けてまでしてわたろうとする者も多い。
すぐそこに踏切番として鉄道警察がいるが、取り締まるどころかまったく関心もよせてない。日本とは正反対の究極の自己責任である。
そして10分ぐらいしてから、やっと汽笛を鳴らしながら列車がやってきて、自転車(20キロぐらい)のスピードで進んでいく
かといって、遮断機はまだ上がらない。引き込んだりする都合上、そこからが大変だった
揉めたりして、進むにもすすめず、かといって後ろはというと踏切を待つバイクなどでメチャクチャに詰まっており、もはやUターンして戻ることもできないという最悪の状況でした。
3本ぐらい通ってから、やっとブームが上がるのだが、もちろん一時停止などするような悠長なことはせず、ずっと待たされた人たちにとって血眼になって我先にと大混雑になる。
その後はまずまず進めて目的地に着いたのだが、一番大変だった
サルナートの寺と日本
仏教聖地のひとつ、サルナートの寺院に到着。
ここの目玉は、戦前に日本人画家が釈迦生誕などの壁画を書いてある。それだけでも貴重である
昭和初期に作られた鐘が置いてある
以下のように縦書きで日本語が刻まれている
「施入サルナス之寺
「昭和七年九月吉祥日
「大日本佛教聯合會」
サルナートの寺の境内にくると、心もおだやかになり、境内の中こそが聖地かもしれない
チベット僧、ヒンズー、ムスリムと宗教を越えた参拝客
帰りは
左折せよという案内が来るが、なんと細い路地だった。無理無理。時折間抜けなナビになるので、
ほかにもメイン道路でも車などが詰まっていて実質上の通行止めになっていたりするので、そういう時は、道なりに進んだほうがいいです。
しかしバラナシのサンタナまでは路地を抜けるルートになっていたが、通勤ラッシュ並みに大混雑する祭り会場のようなメインストリートよりも、路地に入ったほうがスムーズで道案内も完璧でした。
太古から変わらぬ悠久のインドと、21世紀のハイテクナビゲーションの力はすごい!と実感したインドの一日でした 12月2日 20:10