GSR250 お持ち帰りツーリング 大阪>熊谷 655km

(西成の続きより)

宿に戻り、預けた荷物を引き取って、新今宮から、京橋のりかえ四条畷。

今回の最大の目的、契約したGSR250を引き取りに行くためである

四条畷は西成や宝塚とも違い、ごく普通の平均的な駅前だった。

駅前のスーパーも、宝塚のように阪急でもなく、西成のように玉出でもなく、ダイエーと、庶民的。

商店街の銀行でお金を下ろす。

四条畷といえば、2009年のねぶたに、四条畷の決戦というのがあった。駅近くには、大将の楠木正行の墓所がある。この神社で、新しいGSRの無事と、無事故を祈願しておいた

ついに四条畷のモトショップにやってきた。ネットで注文したGSRとついに初・お見合い。

意外にも、私のように関東などから取りにくる人も多いようで、店内には熊本ナンバーの単車も置いてあった。それはさすがに配送する予定だが、熊本でも18きっぷなら大阪まで1日でこれる。

18きっぷがあれば、地元で買おうが大阪で買おうがもはや大差なし。

GSR250は新車同様と、とても素晴らしいコンディション。

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ついに荷物を縛って出発!

その途端、もういろんな思いが交錯する

まずはすぐ近くのセルフスタンドで、早速ガソリンを入れた。

なんだかレンタルバイクを借りてるみたいで、まだまだ自分のバイクだという実感がわかない。買って間もないので、妙な緊張がある。

阪奈街道で奈良へ。コーナリングはまだまだ慣れないけど、やっぱり快適だ。

奈良からは24号で南下。そしてあたらしくできた大和御所道を走ってみた。高速道路並みで、ほとんど車は走っていない。GSRは100km/hはおろか、120km/hでも安定。ジェベルなどのオフ車にはないこの安定した乗り味は、オーストラリアにいたときに乗っていたFreewind650を思い出した

そして名阪国道。下道から来るととても快適な高速道路というイメージ。

だが、以前、和歌山へ行くために伊勢湾岸・東名阪自動車道から、名阪国道に入った途端なんか、急に道幅が狭くなり、カーブが多くなり、つぎはぎが多くなりと、なめらかで状態のいい高速道路に比べて、名阪国道はかなりスケールダウンしたと思ったのが印象的だった

亀山から23号。気がつけば名古屋に近くなっていた。単気筒の単車とちがい、GSRは2気筒で振動もなく、車重が重い分だけ安定しており、あっとういまに名古屋に着いたという気がした。それだけ思った以上に快適だったわけだ。

四輪でたとえると、ジェベル200をジープだとすれば、GSR250はクラウンやBMWの3シリーズといったところか?

豊明あたりの右側の車線は100~110km/hで流れており、全くの高速道路状態。さすが、悪名高き愛知の運転だが、ラテン的運転な自分にとっては、これぐらい速いほうが快適でもある。

やがて片側1車線になると、毎度のことながら車両運搬のトラックにふんづまる。まあ、運送中の車を傷物にするわけにはいかんだろうしね。

蒲郡あたりではバイパスじゃないのでめんどくさかったが、豊橋はバイパスが完成したばかりで、そのまま浜名バイパスにつづいていた。時代の流れですな。

24時を過ぎており、もう眠いので、野宿する場所をさがす。汐見坂の道の駅は、トラックのアイドリングや、人も多く、落ち着かんのでやめにする。静かな所で寝たい。

ほとんど車が走っていない浜名バイパスをすぎて、浜辺で野宿することにした。

結局、遠州灘海浜公園のサッカー場の真ん中あたりでGSRと添い寝する。

海辺なので夜中なのに空気が生ぬるい。ちょっと暑い。水浴びをしたが、水も生ぬるいので快適。

しかしマットもなく地べたで寝るのでちっとも眠れず。地面は硬いし、虫はやってくるし人も通るし。

そんな悶々と眠れぬ状態が2時間ぐらい続いたが、ふと目を閉じて、目を覚ますといきなり夜が明けていた

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朝からGSRを洗ってると、散歩中のじいさんがやってきた

Gさんいわく

「おいらも若いころは、ライラックとかに乗ってたなあ」

「いまは道路がいいけど、あのころの昔は国道でも、街中は舗装されても、浜松を出ると砂利道になって、特に天気の悪いときはひどかったよ」

おそらく50年以上前の話だが、すごいとおもう。生き字引である。

防砂林こえて海を見ると、60人ぐらいがサーフィンをやっていた。実に健全な雰囲気である。こんなにたくさんの人が波乗りしてるのは、オーストラリアのBondi Beach以来である。

空は青空で、朝7時半ぐらいかなと思って時計を見ると、まだ朝の6時半だった。これなら波乗りしても、充分学校や仕事に間に合うやね

7時ごろ出発。遠州灘海浜公園の出口の道は、いきなり道路が現れて、こわかった。

国道1号、朝の通勤時間帯のため、大渋滞。たまりかねて、掛川の道の駅のはずれで寝る。まだ眠いのと、混雑時間をやりすごすために。

すると、駐車場にはCD90らしき実用車に大量の荷物をつみ、「日本一周」とかかれていた単車を発見。

自分もGN125で1998年に日本一周してたので、その気負いが懐かしいのだが、かといってあんまり武勇伝話しまくりの先輩面するのはあかんので、単車を眺めるだけ眺めてそのまま外れに戻って寝てたら、当の本人がわざわざやってきた。

無精ひげのいかにも臭そうな若者だったが(笑)西成のおっさんとは違って、いかにも旅人という目つきだ。昨夜は汐見坂の道の駅で寝たという。そう、落ち着かないといってパスした所だった

日本一周の話やこないだのタイや世界の話をした。彼も一週間ほどインドに行った事があるらしい。いかにも。

ドイツ人の女子バックパッカー。海浜公園のじいさん。日本一周の旅人。一期一会だが、良い出会いである

愛知から静岡県に入ると、運転もおとなしくなる。それでも埼玉とかに比べれば速いほうだけど。

四条畷で入れたガソリンがついに空になっとる。最後の残量が点滅し始めて20km過ぎた。ちょうど静岡市内なのに、意外にGSが少ないのでちょっと焦る。時代の流れか。

静岡バイパス近くのGSで給油。セルフじゃないので若い店員といろいろ話をする。普段はいつもセルフで入れてるけど、たまにはこういう人間的なやりとり、いいもんだ。旅。また旅。

大阪から静岡まで無給油399km。なみなみ入れて13.05L。燃費30.6。ツーリングとあってか、燃費がとても良い。(街乗りだと27kmぐらい)

高速道路並の由比バイパスは、覆面パトありの標識があるせいか、昼間のせいもあるのか、昔に比べて流れが遅くなった気がする。たてつづけに信号にもひっかかった。

それでも海を見ながらハイウェイ飛ばすのはじつにいい。流れる光と風を感じさせる。海あり山あり高原あり。

御殿場の幸楽園で昼食にする。エアコン、お冷で復活。外はとにかく暑いので、そこから先は問答無用で山道ルート。

三国峠、山中湖、道志道。すずしいし、とても良い道。

山中湖周辺は避暑の高原なので、テニスの王子様や王女様だけでなく、野球やサッカーやバレーボールの練習もしている。青春まっさかりだね。

道志道はたくさんのオートバイが。そして同じGSRをなんと2台も見かけた!

道志道から北へ進み、国道20号をこえて和田峠をこえる。峠にはサイクリストの姿が。夕やけこやけのあたりは、東京・八王子とは思えないほど、山の中の田舎である

八王子から家へのルートは、16号と407号になるが、ただでさえ暑苦しいのにそのルートは信号・渋滞だらけで走りたくないので、青梅と飯能を経由する山沿いの道にしたが、都道・県道を結ぶ道はわかりずらく、そのうえ標識とかが非常に不親切なので、迷ったりしてかえって時間をくってしまった。

大阪から熊谷まで655km 26時間かかった凱旋ツーリングでした

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