バンコクは、日本のようにママチャリで走ることはできるのか?どこで自転車を借りれるのか?検証しました
借りた場所
ファランポーン駅近くにある「Train INN」ホテルは、1泊450Bだが、宿泊者には無料で自転車の貸し出しも行っている、バンコクでは珍しい宿である。
インドシナではよくあるけど、ここにあったのも日本の中古自転車である。〇川〇太(仮名)という名前が書いてあった、筋金入りのママチャリである。
そういえば自分の中学時代も、ママチャリこいであちこち行っていたっけな。あれが今に至る旅の原点かもしれない。そんな中学生時代を思い出しながら、バンコクの雑踏をママチャリで進む。
乗るための注意
日本だと、自転車は実質的に歩行者に近い感じだが、タイだとバイクに近い感じだろうか。ちゃんとしたサイクリストなどは日本やほかの国と同じく、必ずテールランプのフラッシャーもつけている。
当然ウインカーやブレーキランプはないので、曲がったりする場合は、自ら積極的に手信号で合図をしないといけない。それが恥ずかしいという人は、乗らないほうがいいかも。
出発 駅からMBKへ
バンコク駅からMBKは、29番などの赤バスで行くことができるが、最短距離で進めば、自転車でもさほど時間がかからない。
基本的には車道の左の端っこを走る。日本よりも車道も広く、バイクも多いので自転車でも割と走りやすいが、一方通行が多く、交差点もくせものだった。
とくにMBKあたりの交差点は非常に大きく、一方通行やバス専用レーンなどが混在して、見事に混沌としている。そこで大胆に車のように右車線に出てUターンしたりと大変だった。
なお、時間がないのでこの時は入らなかったが、MBKにも駐輪場がある模様。
MBKから伊勢丹近くの両替所へ
MBKからSIAM SQUAREの道は、
横断信号とかもないため逆走することになり、スムーズに進むことはほぼ困難。しょうがないので歩道をゆっくり走る。
やはり交差点をまたぐ時が、かなり面倒だった。
そんなわけで、いつも利用しているベストレートの両替所村に到着。
真ん中の自転車でやってきた。大量のお金が動くスーパーリッチにママチャリで来るなんて珍しいのではないか。どこかすっとぼけてて我ながら笑える。
両替所(伊勢丹)からシーロム
伊勢丹から東急(MBK)に戻り、あとは南下してシーロムへ。シーロムあたりはごちゃごちゃしてるので少し迷ったが、割と問題なく進めた
夕方、シーロム到着。一年ぶりにタニヤとパッポンに行く。
一年弱ぶりにきたタニヤとパッポンは、ほとんど変わっていないので今回特筆すべきことはないが、
あの居酒屋界の異端児(?)ともいうべき店・432に張ってあった「ビュッとわたってこんかい」ののぼりは見当たらなかった。道路交通法に違反するというクレームがあったからか!?
1月14日。日本だととっくに門松も片付けられてるのに、ここではまだクリスマスツリーがあった。
そして、シーロムからバンコク駅に戻るのだが、地下鉄だと2駅なのに、自転車で行くと意外に遠い。信号の待ち時間がやたら長く、さらに時間がかかる
結果と動画
とても面白かった!そして便利だ!
バンコクだと、2~3㎞ぐらいの距離を移動することが多いが、そのくらいの距離だとバスだと来るまでに時間がかかる。しかし自転車ならちょうどいいのだ。
ただ、日本よりも信号が少ない代わりに、いちど信号に引っかかると止まってる時間がとても長いので、結果的には日本と同じか、より時間がかかる気分がした。
この後、カオサン通りまで行く予定だったが、中華街とリトルインディアまでとする。体力的に時間的にあきらめる。
失敗のシェアバイク
バンコクでは、公共事業の一環として各地に自転車スタンドがある。いわゆるシェア自転車。プンプンバイクというらしい。
しかしこのスタンドは以前からあったものの、今回来た時も誰も使ってる痕跡すらないし、そもそも稼働してないところもあるので、明らかな失策。もったいない。場所も税金も無駄になって市民のほうがプンプンしとるのではないか。
大気汚染の削減と健康維持を理想を掲げたものの、本音は面倒だから使われない。
実際乗ってみると、安全ではないし、車道の空気汚染や、蒸し暑い時期だと汗だくになるし、初期登録が面倒なためか、公共交通が安いのに、長時間使うとなると結構な額になるせいとなれば、誰も使いたがらなくなる。
それなら1~2泊程度の短期の旅行者でも気軽に活用できるようにすればいいのにと思う。クレジットカードがあればデポジット替わりになるわけだし。
ということで、もし機会があったら、ぜひ少しの距離でも乗ってみてはいかがでしょうか。2月5日 07:00