12月21日
5:40起床 野宿の朝.
ほかに野宿してる人がいるおかげで心強かったし、標高が高いわりに(1660m)寒くも暑くもなく、カも居なくて快適に野宿できた。
きのうのボーア人はここで寝ていた。朝から鈍い光を放っている。
車の中では小さい娘も寝ていた模様。
7:28出発。
今日は明るいうちにプレトリアを目指す。
富良野のような気持ちいい無料道を走りつつ、
またN3に戻り、9:55、「Engen Vaal1STOP」というサービスエリア到着。151㎞走行。標高1475m
これが朝食。ハムレタスチーズトマトサンド155円 牛乳500ml 70円 チョコボール70円
朝食らしい朝食なり。
10:40出発
11:24、首都圏を有するハウテン州到着 195㎞走行
12:05、遠くに、丘の上に立つヨハネスブルグの摩天楼が見えてきた!
Joburgまで直線距離であと15㎞ほどだろうか
南ア最大のタウンシップ(黒人居住区)ソウェト
に寄って見た。
ソウェトは、てっきりズールー族やコイサンマンなど部族に由来する地名かとおもっていたが、なんのことはない、「SOuth WEst TOwnship」の略で、SOWETO。
でもひびきがアフリカ部族的に聞こえるから不思議である。
あと、ソウェトというとソビエトと聞こえてしまう。
そんなソウェトを行くと、たしかに全く白人や有色人種は歩いていない。完全に黒人だけの世界だ。単車で通り過ぎるだけなのでまだいいが、自分ひとりあるいていたら明らかに目立つだろう。
ソウェトというと、貧しく悲惨なイメージがするが、住居にもピンからキリまであるようで、日本の郊外の住宅街の一戸建ての家のような立派なものもあれば、錆びたトタン屋根と石で重しをしたようなボッロボロの文字通りの掘っ立て小屋もある。
そんなソウェトの中にも最新のショッピングモールがあるのにはおどろく。
15:13、プレトリア到着、16時にプレトリア近郊のバックパッカーズに到着。
おもえばケープタウンからダーバン、そしてプレトリアと連日ずっと走りずめだったので、ここでスペアパーツの補充や両替、雑務や休養のため何日か滞在する。
夕食は、スーパーで買ってきた。
右から、南ア式弁当 チキンやPAPなど 160円
明日の朝食用にサンドイッチ 90円
チョコサンド 80円 左上が魚のフライ 70円
ほかにもフローズンヨーグルト250g36円や、マヘウなど
こうしてみると南アは食費が本当に安い。調子に乗ってくいすぎてしまった。
マヘウとはなにか?
南アではMageuだがザンビアではMaheuとつづる。
南部アフリカ人の主食である、トウモロコシの粉をヨーグルトのように発酵して作られた飲料である。
伝統的ながらも、パッケージは都会的
マンゴ味やいちご味などもあって初めての方でも飲みやすいと思うので、ぜひ試してほしい。
このパッケージの下には
We Salute the spirit of Ubuntu
そう、UbuntuといえばLinuxですよ。Ubuntu(つながり・助け合いなどの意味)という言葉は、南アフリカが原産。
世界のLinuxユーザーが知っているUbuntu。その魂を尊重する、そんな格式高いアフリカならではの飲料。
文字通りの「ソウルドリンク」なのであります。
走行449km
12月22日
8:40起床。おそめの起床といってもドミトリーの部屋が暗いので、何時だかわからず。
きのう安心して食いすぎたせいか、ゲリが4回。
しかも昨夜はうるさく、しかもベッドに虫がいるのか猛烈にかゆい。蚊もいたので散々だった。
なので、今日からはドミトリーではなくキャンプする事にした。
白人のカップルは、中庭にテントを張っていたが、人に見られるし昼間は暑いし全く落ち着かないのではないか、と思った。
なので自分は宿の裏側にひっそりとテントを張る。陰気臭いかもしれないが、これはある意味、激安の個室なので思いのほか落ち着く。
昼頃、テントの中でPC作業。
これまでにデジカメで撮りまくったデータを保存のために、DVDに焼く。テントの近くには電源がないのでPCのバッテリーで行うのだが、バッテリー残量も問題なくほっかほかの焼き立てDVDが完成。
PCの充電は、外出した際に、レセプションでやってもらっている。テントの中に置きっぱなしにしたり、あるいは部屋のどこかに充電して留守にしてる際に、盗まれては困る。
外出。パーツ注文。
その後宿に戻り、チェーン調整とオイル交換、余ったオイルはチェーンに塗る。
のびのびになったチェーンを張ったら異音もなくなり、調子もよさげだ。走行85㎞