ナショジオ写真賞グランプリの三井昌志さんにデリーで会った!

インド2019
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号外!写真家の大御所と、突然デリーで再会!

たびいちです。タイからインドに来たものの、のんびりできるどころか毎日が忙しくも充実しているおかげで、タイのネタがあふれてるのに全然記事更新できず、すみません

ただ、きのうは号外とも言うべき突然の大イベントがあったので、その熱が冷めないうちに、作成中のタイ記事をすっとばして、きのうのことを書きます

それは、デリー空港で三井昌志さんにあったことです

ついに大御所!スーパーフォトグラファー

ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリという、偉大な賞を取ったばかりの三井さん

その授賞式参加のためインドの旅をいったん中断し、日本に一時帰国して再びインドに戻り、さらにニューヨークでの写真展も迫る三井さんから、なんと・・・

10日、突然のメールが来た

22時ごろ、いきなり三井さんからメッセージが来た

アフロさん、まだデリーにいる?

成田からデリーに来る飛行機が遅れて、アーメダバードに乗り継げなくなったので、今日はデリーに泊まることにしました。

時間があったら、デリーで会いませんか?また連絡してください。

そこで私はすぐさま返信。明日は日程が空いてるので

ぜひお会いしましょう
携帯番号は844xxxxxxxです
電話ください
バイクは修理中なので、メトロで行きます

と返信。すると、23時ごろ私のスマホに電話が入ってきて、懐かしい声が。

翌日11日の13時にデリー国際空港のT3で待ち合わせが決定。

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デリー国際空港へ行く

ニューデリー駅西にあるパハールガンジの宿から歩くと、ニューデリー駅西口にたどり着く。エアポートラインは駅東口にある。しかし列車の乗車券がないと、駅を歩いて東口に突っ切ることができない。

その場合、北にある陸橋を超えないといけないのだが、これが大きな迂回となるため、とてもめんどくさい。

池袋や新宿駅みたいに、東口と西口をつなぐ歩行者専用地下通路をつくればいいものの、でもそうするとインドの駅は準軍事施設のようなものゆえに警備がどうのこうのだとか、リクシャー業界からの反対が起こるんだろうな。

ようやくエアポートラインに乗った。Suicaのようなカードを使って、ニューデリー駅からエアポート駅(T3)まで54ルピーだった。安い。

まさかの再会をする

エスカレーターを上り、エアポートラインの入り口にあるカフェで、三井さんを発見!熊谷駅の改札口で会って以来の感動である。

チャイラテが95ルピー。私が頼んだカフェラテが110ルピー。

 

今回、airインディアの遅延の為、デリーからアーメダバード行きが乗れなくなり、一日後のチケットを買いなおしたため、奇しくも今回突如会うことができたのだが、

その時のホテルは
【Booking.com】
で予約して、Aerocity近くのちゃんとしたホテルで900ルピーだったそうな。そう考えるとブッキングドットコムは安い。

今回、私もテレビに出演したので、テレビ出演ネタの話にもなったりした。某放送局に出演したときは、やはり帰りはハイヤーだったらしく、その分ギャラを多くすればいいのに、というのが笑ってしまった。そんな共通項が増えてきた

三井さんは結構うちのたびいちドットコムを良くみてくださって、たびいちドットコムの内容や方向性や前回のインド旅のダメ出しを受けたりと盛り上がる。

そこに3時間以上いたのだが、ターミナル前に移動。

空港内の食事は高いので、かわりに25ルピーのポテトチップスを3袋買った。そのうちの二つを三井さんが食べたのだが、サワーオニオン味。インドで主流なマサラ味は問題外と言っていた。御意!

最大の謎!工学部出身なのに、バイクの修理ができない意外な理由?

三井昌志さんの最大の謎なのが、バイクの修理。

なぜなら神戸大学工学部出身で機械メーカーに就職し、エンジニアとして2年間働いたほどなのにかかわらず、なぜか旅先でからっきしバイクの修理ができないということ。

おそらく三井さんをフォローしてる人は、みんな謎に思ってると思います

逆に私の場合は、これまでの経験上、バイクの基本的なメカ(整備や修理やトラブル)は何とかこなせ、とくに複雑で難解とされるキャブレターを分解オーバーホールして蘇生した経験もあるのですが

ジェベル200 キャブレターのオーバーフローを治してみた
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こう見えても実は私は高校時代は文系でした。

もっとも、高校時代は文系は社会や地理学などが好きで得意で、理系だと化学とか物理とか電気系や機械も好きで、国語と数学がまるでからっきしダメという、文系なのか理系なのか全くわからない、いや、文系理系と分けること自体、とても違和感はあったけど。

しかし理系人間である三井さんが、ミャンマーでチェーンが外れて、どうすることもできず右往左往するシーンがあって、それがどうしても気になってたので、

そこのところを訪ねたところ、

その結果が、なんと

「油で汚れるから」

たしかに、油で手が汚れると、仕事道具であるカメラを撮りづらくなる。ボディやレンズも汚くなる

そして、インドなどは修理代・工賃(Labor Charge)が非常に安いので、新たにバイクの修理を覚えたり、苦労して自分で修理するまでもなく、そこらの修理屋に任せたほうがよっぽど安く効率がいいからだ。

インドではバイクはどこでも走ってるし、需要と供給のバランスがいい。

逆に日本で同じことすると、たとえばエンジンの修理となると、需要が非常に多いインドでは3日で済むのが、需要のない日本だとパーツの取り寄せとかで1週間はかかり、しかも10万円以上はかかるという、日本だととてもコスト的に割に合わない。

なので、私としてももうキャブのオーバーホールなんて、もう絶対やりたくないですしね。FIを選びますね。

目的と手段

三井さんは、全く修理とか機械いじりに興味がないわけでなく、子供の頃は機械いじりや工作も好きだったと言っていたので、三井さんはバイクを「目的」ではなく「手段」として利用してる。

そのため、日本でもインドでも、多くのバイク好きやツーリングライダーが考える、バイクの車種とか性能とかデザインとかに全然こだわりもなく、ぶっちゃけ「動けばいい」という次元で考えてる。

大方のライダーとちがい、「目的」ではなく「手段」としてバイクで旅をしているため、その視点が劇的に違うのだ

まとめ

三井さんは、これまでに会ってきた旅行関係者やライダー関係者とは180度違い、「バイクに乗ること・バイクの旅、旅と生活」に対する概念を見事にぶっこわしてくれる人でした。

13時に会ってから、飛行機の搭乗手続きまで結局4時間以上、まるでインド人に引けを取らないぐらいにおたがいしゃべりまくった。

けど、どういうわけか正直言ってまだ足りない、いや、全然足りない気分です。今度、迷惑にならない程度にまたお会いできればと思ってます

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