最大のトラブル発生!!何もかもに疲れきった果てに。

インド2019
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4月27日

7時45分起床。朝の室温28.5℃ この西ベンガル州最果ての町にある宿は、道路から奥にあるとあってか、意外に静かだった。

今日も暑い中、ひたひたひた走る。午後、行きの時にも寄ったジャイガオンに寄る

日がくれて、ジャイガオンを去り、南に下ったハシマラの街中から少し外れたところにあるグリーンビューロッジに泊まることに。その名の通り、周りは茶畑が広がるが、その手前はゴミであふれて汚い。

そんなわけで今夜も疲れ切ってしまい、何もする気力もなく、水シャワーを入浴し、21時過ぎには寝てしまう。

朝 ビスケット5 ミリンダ13 マンゴジュース200ml 15×2 グリーン豆5 ムーングダル5
昼 チョコアイス20 Pasta35(マカロニ)
夜 水
宿 Hashimala Green View Lodge 300
走行 140km
インターネット20

4月28日

8時45分ごろ起床 28.5℃

夜中に雨が降っていたが、9時半ぐらいからまた雨が降っている。シッキムに未練があるも、雨の中行くのはもうしんどいだろうな

5月1日までにコルカタ近くのバングラ国境に向かうとなると、もうこの時点でシッキムに行くのは無理。

シリグリから近くのネパール側に出国するか、乗合ジープで行くか、まあ次回でもいいかなといろいろ考えてしまう

この時期シリグリもガントクも、エリア的にただでさえ降雨量が多いのに、モンスーンの時期突入のため雨が多すぎる。行くなら3月ぐらいがいい。

次、またいつか何年か後にインド3周目をやるとしたら、南インドから7姉妹。ミゾラムやトリプラなどのどんつきまで来たら、あとはバイクもろとも列車で帰るのだ。

 

宿を出発。昼食はチョーメン(やきそば)。マズくはないけど、決しておいしくない。というか、あいかわらず無駄にしょっぱくて、大味で、かといって味がきつくて、減塩生活してる身には心からうんざりだ。あっさりした味がくいたい。

その後も進むも、どうもペースが乗らない。そして眠い。今思うと最近ロクなモノ食べてなかったので、栄養失調気味かもしれない。

14時、途中のサンガムホテルという、ドライブインのようなところの敷地にある小さな茶屋でチャイをしばき、休憩。たまらず30分ごろ寝する。

と言ってもそれぐらいじゃ疲れが抜けきるわけもなく、意識が散漫したまま、出発。

しかし、

それがおぞましい大惨事になるとは思わなかったのだ

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あわや大惨事

出発して、少し走って、Uターンしようとしたら、

道路の上で滑って転倒しまった。

そしたら、な、なんと転倒した弾みでタンクキャップが外れて、横倒しになったタンクからガソリンがドバドバあふれて、下半身にかぶってしまった!!

必死で起こすも、漏れたガソリンで足が滑ってしまいまたバイクを倒してしまい、さらにガソリンがドバドバあふれてしまった!

さっきまで意識もうろうとしていたのとは正反対で、死に物狂いで全力尽くして無我夢中で引き起こしできたものの、気が付けば大量にガソリンがあふれ、まるで事故を起こしたようなざまになってしまった

途中通りすがった人たちが心配してくれた。「落ち着け、落ち着け」と言われる。

ガソリンで脚がひりひりする。こんなガソリンをかぶるような経験、普通の人にはまずありえないだろうと思いつつ、チャイを飲んだドライブインに戻り、トイレに入り、体や服を水で洗う。

ブレーキレバーが折れて、ハンドルが曲がり、どうしようもない状態だ。マンタンにしたガソリンも、残量計は半分ぐらいになった。

インドならではの即興修理で見事復活

このままいてもしょうがないので、リヤブレーキだけで25キロ位で徐行して走る。するとちょうどいいところにスズキの店を発見。と言っても田舎の小さな店で、汚いシャツを着たひまそうな若い男が一人いるだけの店だった。

しかしブレーキレバーのスペアは店にない。そのため「展示車にジクサーがあるから、そのブレーキレバーで交換することはできないか」と言うと、最初はダメと言われたものの、のちになって「しょうがねえなあ」と言う感じで、500ルピーならやってやるとふっかけられたが、400で拝み倒した。

こうしてブレーキレバーが復活。次はハンドルの曲がりをどうするか。

そしてすぐ近くのワークショップに行くと、ハンドルエンドの留め具を外し、ハンドルの中に鉄棒と鉄パイプを入れて、テコでまげて、曲がりを一瞬で、あっけなく元のように治してくれた。

曲げる具合もかなり難しいだろうに、きっと熟練で慣れたものなんだろう。工賃として20ルピー札をあげた。

よって、もうだめかと思ったひどい状態から、30分もかからぬうちに、あっという間に元に戻ったのだ。

信じられないことだが、バイクがそこいらじゅうにあるインドだからこそできたことで、日本とかだとこうはいかない。

しかし最大の懸念は、着てるものがガソリンまみれになったことだ。
ズボンなどはガソリンのついたところはシミになって思いっきり汚れてしまった。

中古で買ったジクサーのタンクのキャップは、キャップじたいは問題ないものの、しまりが悪く、完全に閉まってなかった。インドだからそんなもんだと思ってたが、それが詰めが甘かった。

このままではいかんと、ふと、キャップをものすごく強く押しながらキーを回してみると、ちゃんとキャップがロックできたのだ。ただ、コツがいりすぎて、普通にやると全然ロックできず、ロックできるのに3分以上かかるが。

前もって知っておけばこんな悲惨な目には合わなかった。ジクサーを売るのだったらその点を教えてくれよといいたかった。どっちみち我ながらばかとしかいいようがないが。

何かに引火すれば生死にかかわる問題だったので、運が悪いと焼身自殺のような状態になっていただろう。

後の残りの半生は、なにがなんでも絶対に絶対にタンクのキャップをロックしてくよう、反省した

その後もシリグリ方面を行くも、気が付けばシッキムやブータンに近い北寄りのセボークやマルバザール経由のルートではなく、ジャルパイグリ経由の南回りのルートを走っている。

しかしこの道はトラックが非常に多く、しかもずっと工事中の道が続いて、あまりの走りにくさにぶち切れそうになったので、もうやってられん!と、わざわざ引き返し、マルバザール方面に北上することにした

おかげでかなりの遠回りになってしまうが、そのかわりトラックもなく走りやすくなり、一気に溜飲も下がる。精神的に少しは楽になった。

マルバザールの町についた。ネオンがやたら明るい。Mio Amoreというケーキ屋のチェーン店で夕食代わりのケーキを買う。そこは父と娘のふたりで営業していた

この親子と色々話すことができた。このフランチャイズ店を運営するきっかけは、娘がお菓子やケーキ作りなどに興味あったからと言っていた。なんともいい父さんではないか。

父の兄弟は、なんとイギリスで医師をやっているという。父はイギリスには1か月ぐらい行ったことがあるが、お金がかかるのかずっと兄弟の家に住んでたと言っていた。

来客として、あいさつていどの日本語の話せる青年がいた。なぜかというと彼は空手道場に通っており、日本の先生にも教えてもらったという。とてもいい出会いだった。

マルバザールには宿があったが、値段的にどうも納得いかなかったので、22時過ぎ、セボークの村に着いたら、宿は閉まってた。

こんな夜更けに宿にチェックインしようとする時点で、自分でもばかげているが、ガソリン事件で大パニックになって、精神状態が完全に錯綜しているので、結局シリグリに戻ってしまった。

ガソリン事件も、すべては導きなのか。

シリグリに戻ったら遅い時間とあっていつもの500ルピーの常宿が満室なので、もう一つの宿へ。近くには何十件も宿があるので、泊りっぱぐれることは、まずないからだ。部屋は狭くWiFiもなく650と高いが、スタッフの応対がとてもいい。

水シャワーでも問題なし。早速ガソリンにまみれた服などを全部ごっそり大洗濯。でも服に着いたガソリンは中々抜け落ちない。

ゴムロープで吊るすと満艦飾のようになり、ファンを回して乾かしつつ、寝る

朝 チョーメンハーフ45 アイスクリーム25、10
昼 チャイ10×2
夜 マンゴジュース10 ペプシ25 チョコケーキ28
宿 siliguri Royz inn #103 650
走行 237km

4月29日

7時ごろ目が覚めるも、8時起床。室温30℃

洗濯物はだいぶ乾いている。ネットで収集。結局、令和作戦しかない。すなわち5月1日に500Km南のベナポールからバングラに入国するのだ。

一度やると言ったら、やらないと。変にもやもや後悔してもしょうがない。

念のため、シリグリの南にあるバングラ国境に行く。4年前来た時は閉鎖されていたが、今回は開いていた。

しかし人の往来もほとんどなく、車の往来も全くない。イミグレに行って尋ねてみると、バイクでの入国は不可だが、人だけなら出国できるとのこと。

完全燃焼で国境をめざすも、東西を結ぶ国道31号から、ダルコーラの町に入り、西ベンガル州の南北を縦貫する国道34号に入ると、なんと大混雑。

あれから4年がたって、道路状況も良くなったかと思いきや、全然だった。

もうそうなると、もうだめ。地図上で見ても、1日半で到達するのは不可能。

ベナポールに間に合わず、90日オーバーとなると罰金だの始末書的な書類を書けだのと、面倒なことになる!

安全策として、シリグリに戻り、午後に訪れたそこの国境からバングラにトライすることにした。ここからだと入国はできなくとも、一旦出国出来て90日ルールがちゃらになれば、もうそれでいいや。もしそれでもしダメなら、ネパール側に出国すればいい。

そこからは引き返し、以前から妙に気になっていた、ダルコーラの国道交差点近くにあるアシアナホテルに泊まる。粘りに粘って550で負けて泊まった。AsianaではなくAshiana。足穴?

夕食は、クッカーでひさしぶりのPazzta マッシュルーム味を作る。マカロニ。最高の味

前回の食いすぎ事件で体調を壊して以来、このところ、やたら塩辛いインドのカレー(ターリーなど)全く食いたいと思わない。

なのでこのところの食事は、アイスクリームだのチョコケーキだのマンゴジュースなど、笑うに笑えない事態だ。だってもうインド飯は本能的に食いたくないし。インド飯は何回か食べるとうんざりしてきた。よくそれでインドを旅してるなと我ながら思う。

机と椅子が欲しい。PC作業がやりにくくてしょうがない

朝 マンゴジュース10 チョコブラウニー15 春巻きのようなクレープ?20
昼 エナジードリンク30
夜 Pazzta
宿 Dhalkhola Ashiana Hotel #03
走行 186km
オイル500ml 175

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